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女性の働き方について思うこと

昨日の日経新聞の記事を読んで、胸がもやもや苦しくなっています。テーマは、コロナ禍における女性の就業について。

皆さん、M字カーブって聞いたことがありますか?働く女性の数は出産、育児で一時落ち込む(M字の谷の部分)けれど、その後、また増えるということ。安倍さんの頃の政府は女性活躍を掲げて就労を促進していたため、2019年に女性の就業者数が3000万人を突破して、M字カーブは解消したと言われていたそうなんです。

それが、コロナ禍でそうではなかったことが分かった…ということ。

なんとね、今この状況で失業している人の多くが非正規雇用の女性たち。前年度比で62万人もの非正規の女性の就業者数が減っています。ちなみに非正規雇用の男性は、32万人減。男性の2倍以上です。

気になるのは、職を失った非正規雇用の女性たちのうち21.6%が、再就職を希望しない、と言っていること。

失業は、宿泊、飲食、小売り業界がコロナ禍の影響を受け、それらの業界で仕事をしていた多くの非正規雇用の女性たちが、職を失ったということですが、(もちろん自ら自宅にいることを選んでいる場合もあります)21.6%もの人たちが再就職を諦めているなんて。

日経新聞の記事では、その理由は女性の労働市場のいびつさが原因じゃないかと書かれています。パートタイムには在宅勤務のシステムがない、在宅で仕事をしたとしても子どもの面倒を見られない、テレワークができるのは正社員だけで、特別なスキルがないと採用される気がしない、と。

とても残念で悲しい現実だと思います。

もともと女性の雇用者の半分は非正規。年齢が高くなれば高くなるほど仕事に就くことは難しくなり、非正規率は上がります。正社員なら残業は当たり前の中でのフルタイム就業。正社員で柔軟な働き方ができる会社って限られているようなのです。

日本って性別でくくる文化が根強いですよね。家事、育児は女性が負担するのが当たり前。だから女性は非正規雇用を選ぶしかなくなる…。一旦無職になると保育園の入園も難しくなるから、そうするとまたできる仕事は限られてきます。

この春に仕事を辞めて、子どもを幼稚園に通わせているお友達がいます。仕事をしていることがストレス解消になっていたから、今とてもしんどいと話していました。

どうして産後の女性が安定した仕事に戻れないのかというと、労働環境の脆弱さがコロナ禍で表面化したと書かれています。

女性は、賃金や労働条件が良くないだけじゃなく、職場でその能力を開発する機会がなくスキルアップできないまま固定。職場は女性たちに補助的な役割を求め、労働者自身もキャリア形成の意識が少なかった…。

私は今PR塾でPRのスキルをお伝えしています。いろんな受講生がいらっしゃるのですが、できない人はいないんですよ。パソコンもほぼ使ったことがないという方もいらっしゃるくらい。やれば誰でもできるようになるんです。これまで必要性がなくて挑戦してくなかっただけなんですよね。学んで実行すれば、自分の頑張りによって人に喜んでもらえて収入にもなります。いい流れに身を乗せることができるんです。

自分にキャリアがないと思うなら、スキルを身に付けたらいい!スキルを身に付けるのにふるいにかけられることもないし。MBAとかなら、まずテストがあるしお金も相当かかりますよね。PR塾は、お金はかかりますが、後で返ってくる投資。

子どもを見ながらできる仕事がない、残業できないから雇ってくれる気がしない、と今ある日本の雇用形態に自分が当てはまらないと嘆くのではなく、それ以外での働き方を探してみませんか?会社に雇われるというかたちではなく、パートで働くくらいは稼げているという女性はたくさんいるのではないですか?

こんな現状を知るのは、心がもやもやしてとても苦しいです。社会の構造の中で自分で自分に諦めている人がいる。仕事をしない道を自分で選んでいるなら、もちろんそれでいい!でも一歩を踏み出す自信がないなら、勇気を持ってほしいなと思います。

自分が自分の人生に納得していなくて、ストレスを感じているとき、そのストレスの矛先は弱い子どもに向くのです。私も子ども時代とても幸せだったとは言えないから、想像すると苦しくなります。こういった世の中の現状を見ると、何か私にできることはないのか、と思いながらこのもやもやをエンジンにして今日も頑張っていきます。


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