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【カラダを潤す「生薬キャラメル」レシピ編】雪下りて麦のびるVol.5

七十二候で「雪下りて麦のびる」とは、地上に厳しい寒さがあることにより、麦の成育がグンと伸びることのようです。私たちもこの寒さ厳しいときはわざわざ外仕事をするよりも、春に備えて身体を温めるべく、家での手仕事に勤しむのが良いようです。

さてそんな寒い冬に身体を温める知恵、日本にはたくさんありますが、今回は真冬でも身近に出逢える、身体を潤す野草を一つ、紹介しますね。

ギリシャも日本も、竜のおヒゲ

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本名は、ジャノヒゲ。別名で、リュウノヒゲと呼ばれるように、地面からヒゲのごとくワシャシャーーーと伸びている、細長〜い葉が特徴的な野草です。庭や花壇の淵のところ、また都会でも歩いていると出逢えます。ギリシャ語でジャノヒゲとは、ヘビのひげのこと。でも実際には、ヘビにヒゲが無いので、おそらく「竜のヒゲのことだろう!」とされていますが、日本でも葉の形から「リュウノヒゲ」と呼ばれているのには、感慨深いものがありますね。

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さて子どもたちはリュウノヒゲを見つけたら、とにかく「龍の目」を探しだします。葉をかきわけると出てくる、あの青い実のことです。この青の美しさに惚れ惚れしてしまう私ですが、子どもたちはスーパーボールのように道路へ投げつけて遊びます。笑(跳ねるのです!)

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潤す生薬、麦門冬/バクモンドウ

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このジャノヒゲ、生薬としても有名です!!根についた丸いところが生薬で使われていますが、気道・皮膚・粘膜を潤す作用があります。痰を切れやすくしたり、肌の張りをよくするとして、空咳・痰の切れにくい咳、口腔乾燥(シェーグレン症候群)、皮膚乾燥症などの症状の治療に用いているのです。

麦門冬キャラメルレシピ

そんな身近な生薬を用いて、砂糖不使用の「大人の養生キャラメル」を作ってみましょう!

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【材料】
・米アメ 大5
・くるみ 4粒くらい
・麦門冬 5粒〜10粒
・シナモン 少々
・干し柿、かぼちゃの種、クコの実など
・黒ごま 小1/2
・醤油 小1/2

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【作り方】

①洗った麦門冬と、クルミを170℃オーブンで、5分焼きます。(オーブンが無ければ、フライパンで炒ります。)

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②フライパンに米あめを入れて、火をつけます。

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③泡がぷくぷく細かくなってなってきたら、

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④シナモンと醤油を入れて混ぜます。

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⑤麦門冬、クルミ、他の材料を入れて素早く混ぜます。

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⑥キャラメルのようにくっついたら火を止めます。

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急いで(ポイント)クッキングシートの上に、ひとくちサイズにして乗せていきます。すぐに冷めて固くなるので、その前にやるのがポイントです。

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冷めてすぐに食べるよりも、1日経ってから食べる方が、キャラメル飴っぽくなります。自然の甘さで養生しながら、冬を歩んでいきましょう♪

七十二候の笑いと共に
日々の暮らしを彩り豊かにする知恵でした♡

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"Just the way nature intended"
「自然が導くままの形で」
世界中の楽しみと共に、歩んでいます♪


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