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「野草×子ども=五感を育む」編

「どこででも楽し」めたら、人生丸儲け!と常々思っており、おもちゃや遊具が無くても、無限に広がる世界を日々、子どもたちと楽しんでいます。でも子育てって、色々な悩みとか、面倒なことが次から次へと押し寄せてきますよね。2歳と5歳になった子どもの母として、野草×子どもが楽しめる+五感教育までできちゃうマル秘テクニックを紹介します

「子ども×乳児=どこ?」編

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世田谷区に住んでいたとき乳児と、「どこで遊ぼうか」とても悩んだ時期があり、裸足で遊ばせたくてもコンクリートジャングルばかり。砂場に行けば砂を食べるし、土のある場所は少なくて砂利は痛そうだし、うん、凄く悩んだ。でも上の子がいるとベビーカーで散歩して終わり、というわけにはいかず、「芝生のあるところ」を見つけたときは本当に救われました。

・代々木公園
・世田谷公園
など、広めの公園は芝生があったので、乳児+幼児に最適です。


芝生で丘のある公園土手は最高で、赤ちゃんの1番大事な手の感覚をとても育むことができます。手は大脳と繋がっており、「手を使うこと」は赤ちゃんの育成に必要不可欠。手で大地を掴み、空へ空へと向かっていく姿は「逞しさ」と、おしりプリプリの「可愛さ」も加わり、期間限定の眺めを親は堪能できます!

「子ども×昼寝=触覚」編

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引き続き「芝生」があると、どこででも寝かせられました。真夏や真冬はベビーカーだったり、抱っこ紐を使ったりするけれども、春と秋は野原でお昼寝。子どもはふんわりや、チクチクなどの感触を覚えることができるし、親にも風を感じながらの、一休みは必要です。

「子ども×匂い=敏感」編

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まだ目が見えない生まれたばかりの赤ちゃん。「カンガルー抱っこ」をすることにより、匂いで母親を認識し、お腹の中にいた時のことを「思い出し」て安心します。

その敏感な子どもの嗅覚を大切にしたい、我が家。「野草を摘む」ときは、「香り」をまず私が嗅ぎます。私が嗅いだら子どもは必ずマネをして、学んでいくから。子どもたちはミントのことを「香りのある葉っぱ」という名前で呼んでいたり、ヨモギは匂いを嗅いでから「ヨモギ 」と答える。そう、教科書や本からだけでは、この香りはわからないよね。だから私は五感を使って体験させることを、この幼児期は大切にしています。

「野草×子ども=食育」

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「食育」ってなんでしょう?「」を「教える」では無いんですよね。「」べて「育つ」で、我が家はいいんじゃないかな、と思っています。ならば自分が「食べる」ものは自分で探し、採り、料理し、食べられる、って「究極の食育」かなと。もちろん、庭などで自ら「育てた」ものを「食べる」ことは最高です!が、うちは一軒家だけれども、庭が無い。加えて旅行の大好きな私がプランターで育てることは、かなり難しい。なら野に出て、食材ハンターになりましょう!

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エンドウ豆の小さいバージョン「カラスノエンドウ」さん。(本名:ヤハズノエンドウ)これは私が「2歳の子どもに持たせたらインスタ映え」と思っている野草の一つ。お家に帰って塩茹でして食べると、硬い食感のものと、そうで無いものがあることに気がつきます。本当はエンドウ豆も同じで、農家さんがきちんとタイミングをみて出荷してくれるし、旬を過ぎると風味はもちろん、食感も変わってくる。それを子どもが「知る」と、次の野草摘みの時は、選びながら摘むようになってくる。ココが我が家のポイントです!

自ら感じて、考え、そしてチャレンジする!

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もちろん全ての子どもがチャレンジするわけではなく、子どもは自分の「興味があるモノ」から素早く吸収していくので、また野草を採りに行って「新しい野草の摘み方」をする子もいれば、次は野草に付いている「虫採り」をする子もいる。そう、それでいい。

以前、私が買ったオモチャに息子は興味を持たず、一度チラッと使っただけでその後は自ら触らない、ということがありました。息子が1歳10ヶ月で行ったパリ旅行。私は行く前から楽しみで楽しみで、お土産のリサーチもバッチリ。子ども用のお土産はフランス発祥の積み木「KAPLA」。日本で買うより半額だし、天然の木製だし、こんな形まで創造できちゃうの?ってな優れモノ具合。

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トランクケースの半分をKAPLA様の為に譲って帰国し、「ホラ、凄いでしょ!」と興奮して親が作るも、2歳前の息子の手には、難易度が高過ぎた。1本建てるのだって、できない。奇跡的にできても、ちょっと動いたらすぐに倒れる。そうして放置されて月日が経ち、今、5歳になった息子は、彼なりの楽しみ方をやっと、見つけた。でも長くなるのでその話は、また後日。

ということで、「思い通りにはいかない!」のが子育てアルアル。だから親が遊びを決めるのではなく、野に出て、自ら興味のあるコトを「探してもらう」にシフトチェンジ。これで随分と気持ちが楽になった。

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例えばつい先日も、息子はユキノシタの天ぷらが大好きなので、ユキノシタ採りは真剣だったけれども、ツユクサ採りの時は、私がせっせと摘んでいる横で、カエル探しやカタツムリ探しをしていた。でも私も子どもも、それぞれ興味があるモノが同じ場所にあって、一緒に楽しめる。そして、お家に帰ってみんなで野草料理も楽しめる

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1つのことに限定して、大人と子どもが一緒にやる必要は無いし、カブトムシを探しに林へ行ったって、木登りに夢中になるのが子どもの才能!でも野に出れば野草で五感を使うことができて、おもちゃはいらず、親子で好きな事をしていられて、生きる知恵も育める。なにより、家計に優しい

我が家式、自然との子育て方法をお伝えしましたが、少しでも参考になれれば幸いです。

今日もみんなが彩り豊かな日でありますように
Have a lovely day

プロフィール:Miki

・マクロビオティックライフアドバイザー
・ハニーセラピスト
・国際NGO法人YASOUEN代表理事(http://www.yasouen.org)
・小学館BE-PALに野草コラム連載中(https://www.bepal.net/?s=miki)
・Instagram(https://www.instagram.com/himanmaruno/)
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