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自分を低く見積もらない。

社会の中で一生懸命に過ごしていると、その空間の中で自分が馴染めるように頑張るから、いつか社会の物差しで自分を見積もるようになる。

本来の人間の価値は、その人が持つ個性や魅力を通じて図られるものであるはずなのに、「言われた通りにできるか」「組織に気に入ってもらえるように振る舞えるか」といったような、全く違うところで人の価値が図られたりする。

そうして、自分がその物差しで自分自身を図って、自信がなくなったり、「自分はこういうものなんだ」と、それ以上に頑張ることを諦めてしまったりする。

本当に、社会に求められないと自分の価値はないのか。今ある世の中のニーズにマッチしないと、自分は役に立たないのか。

そうした社会の渦から一度距離を取って、自分に立ち返ってみる。すると、知らない間に乗り越えられていたことや、人として大きく成長できている部分に気づけるかもしれない。人間本来の物差しで、自分がこれまで一生懸命頑張ってきたことを振り返れば、確実に前に進んでいるはず。

だから、過去と同じ形でまた社会に受け入れられようとしたり、気に入ってもらおうとするのは、すごく勿体無いと思う。

「これまでの自分がこうだったから」と、過去の物差しを今に当てはめる必要はない。辛かったことや、違和感に感じたこと。周りは気にしていなかったけど、自分だけぐるぐる考えたり、周りよりも遠回りして時間を使ってきたことには、必ず意味がある。小さなことが積み重なって、今の自分を大きくしてくれたはず。

そうした自分を、世の中の物差しではなく、自分自身の物差しで高く評価してあげる。これまでできないと思っていたことも、今ならできるかもしれない。


自分の限界は、いつも自分が決めている。

もっともっと自分を高く見積もって良いんだよ、と、たまには自分に言ってあげたい。その思いを信じて、怖いけど、不安だけど、新たな一歩を踏み出していきたい。





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