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砂糖の衣替え

秋冬は「てんさい糖」、春夏は「きび砂糖」

「てんさい糖」の原材料は甜菜(サトウダイコン)とも呼ばれるアブラナ科の植物です。北国で取れる植物で国内では北海道だけで生産されています。甘さは控えめの砂糖です。

「きび砂糖」の原材料はさとうきびです。国内では暖かい地域、鹿児島や沖縄で栽培されています。

※2つとも精製度合いが低い砂糖でミネラルが含まれており自然に近い砂糖です。消化速度がゆるやかで血糖値の上昇を抑えてくれると言われてます。
ミネラルを失った上白糖は血糖値を急上昇させ、万人が甘味を感じやすい砂糖です。

アーユルヴェーダではその土地、気候、季節にあった食べ物が良いと言われております。暑い所で育ったものは体を冷やし、寒い所で育ったものは体を温めやすいと考えます。2つの砂糖はどりらも精製度合い低くミネラルが含まれており自然に近い物ですが、原材料が取れる場所が北と南で正反対です。現代ではハウス栽培や輸入で旬の物がわかりづらく、一年中南国のフルーツが手に入れる事ができます。しかし、季節は巡っており気候も日々変化しています。スーパーできび砂糖、てんさい糖、黒糖、はちみつ・・・と甘味料も選び放題です。好みの甘味料を選んでも良いですが、その時期にあった物を選ぶのがおすすめです(旬の時期を考えながら買い物するのは楽しいです♪)

私の住む札幌はまだ春の兆しは見えませんが、全国的には春めいてきた地域もあると思います。砂糖に限らず季節を楽しみながら生活にアーユルヴェーダの知恵を取り入れて頂けたら嬉しいです。


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