見出し画像

『姫路城 ぬりえアート コンテスト』のサポーター企業紹介 ♢西部電気建設♢

『姫路城 ぬりえアート コンテスト』は今年で第3回となります。今年もまた多くの協力をいただいています。このコンテストは三木美術館が始めましたが、地元の企業様や商店様が参加してくださることで、より盛り上げることができるのでとても感謝しています。
ぬりえアートコンテストをサポートしていただいている企業様の横顔と姫路への思いをご紹介したいと思います。今回は西部電気建設株式会社の坂上彰(さかうえ あきら)氏です。

 
西部電気建設(株)様には美樹工業(三木美術館の運営会社)が常日頃、大変お世話になっております。昨年に引き続きまたご協力を頂戴しまして、本当に感謝しています。まずはこの記事を読まれる方に西部電気建設(株)様のことを知っていただきたいと思います。
坂上氏(以下敬称略):弊社は、現在はここ神戸市灘区に本社をおいていますが、姫路市綿町で創業(1949年)した企業です。当時は兵庫県の西播磨地区の電気工事業者が集まってつくった合同会社で、事業活動も兵庫県の西部が中心だったので、社名にも”西部”がついているのです。ですから「なんで神戸の会社がサポートしているの?」って思われるかもしれませんが、三木美術館を運営されている美樹工業さんとは姫路つながりの古いお付き合いです。ですから『姫路城ぬりえアートコンテスト』についても我々は地元意識でサポートさせていただいています。

そんな姫路で誕生された西部電気建設(株)さんが神戸へ本社を移したのはどんな理由があってだったんですか?
坂上:先ほどお話をしたように当初は電気工事業者が集まって引き込み作業などの現場仕事を主に行なっていたんですね。でも1970年代からその先の会社としての発展や成長を見据えて、現在の社業である電気設備工事の管理監督業務へと転換したんです。そしてその時に姫路だけでは将来にわたっての売り上げがあまり期待できなかったので、より大きく羽ばたくために兵庫県の中心である神戸に拠点を移すことにしたのです。当時の神戸進出というのは思い切ったことだったと思うのですが、その判断は正しかったんですね。本社移転したからこそ、その後の建設ブームの恩恵も受けつつ順調に成長できたのです。

聞いたところでは大阪にも進出されて、さらに大きなマーケットの中で発展を続けられているとうかがっています。企業としてどんなことを大切にされているんですか?
坂上:まず第一は社業の電気工事を通じて社会に貢献するということです。電気はあまりにも身近すぎて当たり前の存在になって、現代の生活に欠かすことのできないものです。ですから弊社が安全に快適に使えるようにするということが、多くの人の生活環境を整えていることにつながっているんだという自負を持っています。
そして会社の発展ですが、これは会社とそこで働く人が両輪で進まないとうまくいきません。社員は常に企業人としても一個人としても成長を遂げようとすること、そして会社はそれを手助けできる環境づくりをすることが大切だと考えています。会社をきちんと発展させようとしたら、やはり社員の人間力に尽きるんじゃないでしょうか。建設業界は特に定着率があまり良くないと言われていますが、その課題に向き合うことで見えてくることがあります。

でも定着率を上げたり働きがいを持ってもらうことに関しては、どこもみなさん苦労されているかと思うんですけど、西部電気建設さんは具体的にどうされているんですか?
坂上:まず大きな考え方として、”社員は家族である”ということです。ですから会社は入ってきた人材には愛情を注いで育てます。そうすると成長した暁に、今度は社員自身がどうすることが会社にとっていいことなのかを考えてくれるんです。
現在弊社では入社した1年目は研修所にて、電気工事管理を業務とする上で必要な知識を身につけてもらいます。おかしく聞こえるかもしれませんが、業務は研修です。学びや国家資格の取得に専念してもらい、2、3年目は現場研修、4、5年目は実務研修です。つまり5年間の教育システムを導入しています。このシステムの導入に至る前は会社を発展させるために売上を目標に掲げつつ人材教育を進めてきたこともありますが、そうだと上席者の負担も大きくなってしまう。そこでまずは売上よりも人材投資を優先したのですが、それがいい結果を出しています。
また、児童手当、資格手当、家族手当など、会社からの愛情として社員のやりがいになっています。営業職には厳しい金額で誠意ある対応を指導しています。そうすることで各部署が少しでも利益を生み出すことに真剣に考えますから。余裕のある仕事しかしないようになったら仕事に対する知恵も努力も止まってしまって、会社がダメになるだけですから。
そうやっていくことで知見が蓄積して会社全体の底上げにつながります。また成功した分は社員に福利厚生や給与システムで還元するから、社員のやりがいにもつながる….。こんな仕組みが整いつつあるので、これをより研ぎ澄ましていきたいです。

5年間みっちり研修して即戦力を育てるというのは驚かされました。
最後に姫路への想いがあればお願いします

坂上:姫路への想いですか…..。現在は神戸が本社で、関西だけでなく東京の拠点なども作っていまして、目指しているのは全国20拠点です。今年創業75周年を迎えたということで、その記念に創業の地、姫路の写真か何かを社内に飾りたいと考えていました。ちょうどその時に美樹工業さんからお祝いの品として姫路城を描いた日本画の複製を頂戴することになり、ここに飾らせていただいている次第です。

年末の『姫路城ぬりえアート』のコンテストについてもとても楽しみにしていますので、ぜひ頑張ってください。

こちらこそありがとうございました。

                   [企画・制作/ヴァーティカル]


いいなと思ったら応援しよう!