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フリーランスはペンネームでも大丈夫?私が匿名でブログをする理由

ブログを顔出し・本名でするか、顔出さずに匿名・ペンネームでするかの論争が起こって久しいですが、今回は「フリーランスはペンネームでもやっていけるのか?」について語っていきます。

結論から言うとフリーランスは「ペンネームでOK!」です。

ですがどうしても本名を明かさないといけない機会もあるので、そんな機会も併せてお伝えしていきます。

そしてなぜ私がペンネーム(匿名)でブログをやってるかもお伝えしちゃいます!
ただ恥ずかしがり屋ってだけじゃないんですよ?

フリーランスはリアルビジネスでもペンネームはOK?

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リアルビジネス(対面するビジネス)でのペンネーム(芸名)は日常でよく目にしていますよね。
芸能人はまさにそれで、小説家や漫画家もほぼペンネームでされています。

特にネットで有名でない(というかSNSもしてない)ような私のビジネスパートナーでもペンネームで活動しているデザイナーやコピーライターもいます。

この場合のペンネームは
「ペンネームのほうがテンションがアガる」
「仕事とプライベートを切り分けたい」

という理由が私が聞いた中では多かったです。
ちょっと変わり種としては「そもそも本名が嫌い」という方もいらっしゃいました。(キラキラとかではなく普通のお名前でした)

他にはペンネームとはまた違いますが「結婚したけどわざわざ名字変えるのが煩わしい」ので対外的には旧姓のままという方もいらっしゃいます。
これは割と大きな会社でもOKなようで、結婚後も旧姓の名刺を「通名」ということでいただきました。
(もちろんこの場合、会社の書類などに必要な正式な名前は本名になります。)

ということでリアルビジネスでもある程度はペンネーム・通名での仕事は可能です。

フリーランスでもリアルビジネスで本名をまったく明かさないのは難しい

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これはネット・リアル関係なくですが、直接の報酬の銀行振込や、契約の際に「本名を明かさない」というのはかなり難しくなります。

ペンネームOK = 匿名でOK
とは必ずしも言えません。

契約の際はペンネームをフリーランスの屋号として本名を併記するか、契約時のみ本名というケースが多いようです。
よほど秘匿性の高い案件でない限り、クライアントが本名を住民票をとって確認されることはほとんどないですが、なにかの拍子に名前を偽っていたとわかれば信用失墜はまぬがれません。

また報酬が振込まれる銀行口座も、フリーランスの場合は本名のみか、ペンネームと本名を併記するかたちで口座開設になるので、振込時に本名が見えることになります。
(ゆうちょは屋号のみの口座開設もできます)

さらに源泉を引く会社との取引では本名だけでなくマイナンバーも必要になってきます。
(マイナンバーは基本的に委託している税理士事務所と郵送でのやり取りになるのでちょっと面倒くさいw)

あくまでもリアルビジネスは本名を隠すためのペンネームではなく、もう一つの名前・ビジネスネームと捉えたほうがいいと思います。

ネットビジネスの場合はペンネーム=匿名でいける?

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ネットビジネスの場合は、ココナラやランサーズ、ブロガーのアフィリエイトなど、プラットフォームを介すれば相手に本名を知られる機会はありません。

直接のお仕事でも報酬のやり取りをPayPal(ペイパル)やPayPayやLINEPayなどですれば、登録に本人確認は必要なものの、お互いに相手に素性を知られることはありません。
いろいろ考えれば、個人間では完全に匿名でビジネスできるのがネットビジネスです。

だから「そんなネットビジネスでも顔出ししてするほどクリーン」という印象のためにあえて顔出し・本名でビジネスをされるケースもあります。

ペンネーム(匿名)でネットビジネスをするメリット

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ネットビジネスをペンネームでするメリットとしては主に以下の4つだと考えます。

1. 周りの人に知られずひっそりビジネスができる
2. 自分で自由にペンネームがつけられる(好きな名前にできる)
3. 姓名判断がイマイチでも改名が簡単にできる
4. 普段の自分とは違うキャラが演じられる

1の最大のメリットは
「家族や会社の人に知られずこっそりビジネスができる」ことです。
副業が解禁になったとは言え、まだまだやりづらい部分が多いのも事実。
私もあまり周りの人には具体的なアカウントは教えていません。
実際の自分を知ってる人に見られなかったら、結構普段言えないような青臭いことやアツいことも発信できるのがいいですね♪

もしかしたらむしろリアルよりも素直に自分の考えが言えるかもしれません。(私は少なからずそういう部分がある)

2は好きな名前や目立つ名前、なんでも自由につけられるのでやりようによっては「本名より覚えてもらいやすい」というメリットがあります。
私も最初は歌姫「宇多田ヒカル」氏にあやかって、おぼえてもらいやすいように「うただ☆ひかり」という名前にしていました。
事実、覚えやすいというお声もたくさんいただいています。

あとはインパクトの強い名前は与えるイメージに気をつけないといけませんが、そのリスクがある分、覚えてもらいやすくなります。

「辛酸なめ子」氏や「漫☆画太郎」氏くらいの名前になるともう記憶にこびりつきますしね!

3は、本名だと「姓名判断最悪だから改名しよ」なんてのは裁判所は受け付けてくれませんが、ペンネームは自分が変えたい時に変えられます。
だから、インパクトの強い名前「デストロイますみ」にしたけど、ウケがイマイチだから「インペリアルななこ」にしてもいいわけです。

ちなみにどっちも姓名判断的にはイマイチでした。

4は「文章だと饒舌だけど実際しゃべるとかみっかみ」という方にはあるあるではないでしょうか。
そう、私もです。
初対面の方はほぼ100%「なんか喋れよ」って思われてると思います。
でもブログなどでは言いたい放題(書きたい放題)です。

また、1でも少し触れましたが、リアルのしがらみがない分素直に自分の思うことを発信できるという面もあります。
私も「その人のためになる、信頼されるビジネスをしていきたい」なんてクライアントの前でわざわざ言いません。恥ずかしすぎて。
でも顔の見えないネットビジネスだから言える本音もあるんです。

ペンネーム(匿名)でネットビジネスをするデメリット

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逆にペンネームでネットビジネスをするデメリットは以下の3つです。

1. 匿名であることを不審がられる
2. 派手なペンネームの場合、地味な本名にがっかりされる
3. 派手なペンネームの場合、名前に自分が負ける

1はもう宿命ですね。
「匿名なのはやましいことがあるからだろう?」と思われる方は一定数いらっしゃいます。

インターネットは不特定多数が閲覧でき、自分の媒体を見る人を自分で選ぶことはできません。
もちろん大多数は常識的な方なのですが、一部そうでない方がいるのも事実で、そこからトラブルに発展した例も世の中にはあります。

私の場合、そういうリスクを避けるための自衛手段としてペンネームでブロガーとして活動しています。
一応、女性の一人暮らしですしねw
ペンネームでネットビジネスをすることは普通の個人の自衛手段の一つだと考えています。

ただ、匿名のネガティブ要素を払拭するために、実際に行動で「誠実な信頼できる人間だ」とわかってもらう努力もしています。

これはペンネームでビジネスをする中で最も注意を払い、力を入れるべきところです。
クライアントを不安にさせたまま良いお仕事はできないですからね。
なのでネット上でのやりとりは本業以上に丁寧で早いレスポンス、対応を心がけています。

そうすることで、本名と変わらない信頼を勝ち得ることができます。
巷で言われる「ブランディング」に近いですが、もっと地道で目に見えにくい部分だと思います。
ですが、ここがネットビジネスで一番大切にする部分だと思っています。

2はあまり派手(強そうな)名前にすると、本名を名乗った時に「思ったより普通ですね」と言われます。ほぼ確実に。
ペンネームが「世紀末覇者タケル」とかなら本名が「鈴木拳志郎」とかレベルのよっぽど強そうな名前でない限り、この現象は避けられないでしょう。

かといって「うっちー」とか普通のあだ名レベルはインパクト薄いし・・・案外ペンネーム決めるのも悩むものです。

まぁ、こう言っててなんですが、私は「世紀末覇者タケル」とか名乗る人を応援したいですけどね。
他人の目を恐れないで!

3は2の延長なようなものですが、名前が強そうだとリアルにケンカ強そうとか勝手に思われちゃうので、そうなったらもう自分がペンネームに寄せるしかなくなってきてしまいます。鬼の筋トレ待ったなし。

私もこれ、ペンネームを「菜々緒」とかにしてたら、勝手に8等身の戦える美人を想像されてもう改造手術ばりの肉体改造をするはめになってたと思います。
でもちんちくりんなキャラや、名前を平仮名にすることによってイメージの独り歩きを防ぎました。
ペンネームで活動する場合、キャラ設定を人の想像に任せず、自分でイメージをつくってしまうことも大切です。

ペンネームだろうが本名だろうが、フリーランスでもリアルビジネスでも誠実に仕事をすれば問題なし

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あれこれ語ってきましたが、結局本名・ペンネームの問題以上に、その人の仕事への姿勢に依るところが大きいと思います。
いくら本名でも人を陥れることをしてたり、誠実でなければもう関わりたくないですよね。

顔が見えないネット上でペンネームでも、しっかり誠実に対応していればちゃんと信頼関係は結べます。

なので「ネット上でも本名で活動しないといけない」と身構える必要はありません。
それに途中から本名のほうが活動しやすいと感じれば、本名をだすことはカンタンですが、「やっぱり本名イヤだ。ペンネームがいい」となっても本名で活動していた事実はネットの海に残り続けます。

そういう観点でも個人がネットビジネスを始める時は、まずペンネームからされるのがいいと考えています。

顔出し・本名での活動についてのリスクについてまとめたnoteもあるので、よろしければぜひ。


個人のネットビジネスの仕方はツイッターでもあれこれ語っているので、よかったら遊びに来てくださいね♪

https://twitter.com/hikari_utada

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