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Aは何ヘルツ?


↑とても面白いnoteなのでご紹介します。
ちなみに当店のスタンウェイはA440ヘルツです。調律はスタンウェイが指定された調律師の方に来てもらってまして、年に3~4回はしております。
なぜA440かというと(ちなみに自宅の東海はA430)他楽器とのアンサンブルを考えると、どうしても標準値にせざるを得ないからです。
440付近での1ヘルツあたりの違いは4セントくらいあります。・・個人的な好みのA430と標準A440の差は10ヘルツ。これだけあると、アマチュア(うちの嫁さん)の方でもはっきりと「うねり」を感じます。やはりこれは避けるしかない。で。いたしかたなく店で皆さんに使用していただくピアノはA440にしてあります。
ヒトは2セントずれると確実に感じると言いますから、他楽器とアンサンブルを試みるとなるとA440にせざるをえないのです(でも最近A442指定される方もおります。アンサンブル相手が管類だと相方がA442の場合が多いそうです)・・みんながね、電子楽器になれば、こんな話も無くなってしまうんでしょうけど(笑)ちなみに既存の電子系の楽器はわりといい加減な発信原を使っててますから、そもそも厳密な設定ができないという問題も・・じつは有ります。
ところで。ぜひもし興味があればお調べください。初期のブルーズマンの使用したペンタトニックのAは430でした。
ジャズは当初からヘテロフォニックな音楽なので、アンサンブルの時にピアノと管類との間のピッチのずれは、かなり長い間無視されてきましたが、原則一人で唄うブルーズマンの場合は、ピッチとスケールは早い時期から厳格に守られるようになっています。それはおそらくブルーズが教会音楽のアカペラから派生したからかもしれません。

無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました