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ヒーローじゃなくたって

誕生日前に友人とご飯を食べた
高校来のその友人はタフで世話好きで
いつも楽しそうなナイスガイ
そんな友人からアドバイスが欲しくて
ご飯に誘った

仕事で失敗ばかりして
周りの目を気にするあまり
本来の自分ではないキャラだったり
行動だったりを無意識のうちにしてしまう
それでいつのまにか苦しくなって
次の日の朝に起きるのが
ものすごく重たくなる

その友人といると
すっと自分に戻れる
仮面なんか被らずに
バカなことも話せて
軽いノリでアホな話もできて
どう思われるかなんて気にせずに
素のまんまでいれる

StayCrazyでよくね?

開口いちばん彼に言われた
いつもどおりでいいということを
彼なりに伝えてくれたをのだと思う

不器用だから
人よりも何かと時間がかかるし
結果が出るまでになかなか苦労する

小さなころやっていた
空手でも飛び級無しに一段ずつで
黒帯までいった

バスケットボールも
ハンドリングが誰よりも悪かった

人よりも多くをやらないと
満足の行く結果が出ないから
それまでに心が折れてしまうことが
これまでに何度もあった

そのくせ
本を読むのが好きで
あらゆる書を読むたびに
その著者の主張に感銘を受けると
影響され自分もその通りにすぐできると
大きな勘違いをしてしまい
自己嫌悪に陥ることしばしば

そんな自分の背中を
彼はたった一言で
押してくれた

そうなのだ
話題のエッセイストでも
どっかの著名な経営者でも
ファンタジーの主人公でも
映画に出てくるヒーローでもない
なんでもない

自分でしかないし
それ以上でも以下でもないのだ
まずそんな自分を信じてやらないと
恐怖や不安でなにもできなくなってしまう

別にヒーローじゃなくたって
ただの自分でいればいいじゃないか

そう思えたら
軽くなった

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