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【導入事例】新聞屋さんから"まごころさん"に。オンラインとオフラインの両面で地域との関わりを作る|株式会社NHC(東京都/新聞販売業)

はじめに/新聞販売業×まごころサポート

全国各地で活躍するまごころサポート加盟店のFCオーナーさんに、導入の背景を伺うインタビューシリーズ。

今回お話を伺ったのは、東京・板橋区成増を拠点に新聞販売業を営む株式会社NHCの取締役で、まごころサポート成増・光が丘なりた店オーナーの成田清司(なりた せいじ)さん。

「まごころサポートという名をもっと多くの人に知ってもらいたい」という思いから、“ゴリ田”の愛称で地域にまつわる情報をYouTubeで発信したり、フィットネストレーナーの資格を生かした健康教室を開いたりと、多面的に活動しています。

2014年という早い段階からまごころサポートに加盟し、当初から事業を先導してきた成田さんに、まごころサポート導入の経緯や手応え、最近新たにチャレンジしようとしている活動についてお話を伺いました。


株式会社NHC 取締役、まごころサポート成増・光が丘なりた店オーナーの成田清司さん​

地元のことは地元民で守る。まごころサポートがその糸口に。

ーー25歳で入社以来、支店の責任者などを勤めながら新聞販売業ひと筋だった成田さんですが、まごころサポート事業の責任者に任命された時、率直にどう思いましたか?

成田さん:
「弊社がまごころサポートを導入したのは2014年。代表の山口は元々“地域のために役立つことをしたい”という思いが強く、まごころサポートという新しいビジネスモデルと出会い、まさにビビビっときた! と当時のことを話します。もちろん、新聞購読数や広告収入が年々落ちている現状を打破する意味でも相性が良いと感じ、導入を即決したのだと思います。
僕自身も昔から『地元のことは地元民で守るべき』という思いを持っているので、それが新聞販売に加えて、まごころサポートという新しい側面で地域と接点が持てるのは相乗効果があると思いました」

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――しかし、導入直後はあまり反応がなかったと聞きました。どのように活動を広げていったのでしょうか。

成田さん:
「はい。導入初年度は積極的な宣伝活動ができていなくて、正直なところ新聞販売の傍ら月5件ほどの依頼があればいいくらいの状態でした。それをどうにかしたいと、2年目が始まるタイミングで僕が専任者として呼ばれたんです。
まずは折り込みチラシと一緒に、僕たちの活動を紹介・報告をするミニコミ紙『ココナだより』を作り、毎月配りました。次に手をつけたのがエアコンクリーニングのPR。新聞販売店ならではのチラシ入れ放題のメリットを存分に生かして(笑)、週1でエアコンクリーニングのチラシを入れるようにしたら、夏に近づくに連れて着実に依頼数が増えていきました。その頃には月平均20件ほど依頼をいただけるようになっていました」

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――エアコンクリーニングが、売り上げ面はもちろん、まごころサポートという存在を知ってもらう大きなポイントになっているんですね。

成田さん:
「間違いなくそうですね。エアコンクリーニングをきっかけに、別の依頼をいただけるようになることも多く、うちの店舗では8割以上がリピーター利用です。とはいえ、僕らはお掃除屋さんではないので、そこからどうやって次のご依頼につなげ続けていくかということは、今もこだわってやっています」

「噂のまごころさん」と呼ばれるまでに

――まごころサポートを始めて早7年。どのような変化や手応えを感じていますか?

成田さん:
「地域の方からの認識が変わったなあとつくづく感じています。ある時、光が丘にある地域包括センターに伺い、初めましてとご挨拶したら、『ああ、噂のまごころさんですね!』って言われたんです。新聞屋さんから“まごころさん”と呼ばれるようになったことがめちゃくちゃうれしくて……。その後、そちらからご相談をいただいたこともあります」

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――地道な活動が実を結んだ結果ですね。

成田さん:
「もう一つ、最近地域の方との新しい出会いがありました。たまたま当店の新聞読者である79歳の方が夕刊の一面に載っていて、地域のシニア層のコロナワクチンの予約を代行サポートしているという内容でした。15年近く地域ボランティアを続けているということだったので、もっと詳しく話を聞いてみたいと取材をさせていただいたんです。
そうしたら、シニア同士の相互サポートで電球交換やデジタル面のサポートをしたり、区民館でイベントをしたりと、僕たちまごころサポートの内容と似ていたんです。ただ、皆さん高齢なのでハードワークは手伝ってあげたくてもなかなかできないと。だったら、その時こそ僕たちまごころサポートに任せてくださいと、お互いに話が弾みました。
すごく小さな接点かもしれませんが、地域のシニアの方々に我々のことを知ってもらうにはこういうクチコミ力がとても大切。新聞販売業だけでは生まれなかったご縁なので、大切に育てていきたいと思います」

オンラインや動画を活用して若い世代へ伝えていく

――今はコンシェルジュ集めに力を入れているそうですが、どのような施策で取り組んでいますか?

成田さん:
「通常の求人誌での募集・面接に加えて、先日コンシェルジュ説明会をオンラインで開きました。東京以外にも長野からの参加してくれた方もいて、約10人の小さな会でしたが、コンシェルジュという新しい働き方をしっかりお伝えすることができました」

――通称“ゴリ田”の名で発信しているYouTubeもその一環なのでしょうか。

成田さん:
「そうですね。YouTubeでは板橋・練馬エリアの地域密着情報をお伝えするのがメインなので、直接コンシェルジュ募集に繋がるとは思っていません。でも、若い人にリーチするのはやはり動画だと思うので、たまたま見てくれた人が、まごころサポートって何だろう? コンシェルジュって何? と、興味を持つ入口になったらいいなと思っています」

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ーー実際、採用につながった例はありますか。

成田さん:
「まだ始めたばかりなので本採用まで進んではいませんが、人数にはこだわらず、まごころサポートの思いに共感してくれる人をオンラインとオフラインを並行して積極的に、且つ丁寧に探していきたいと思っています。
僕としては、コンシェルジュ一人ひとりの特技や個性を生かした働き方ができるようにしたいんです。例えば、今当店に所属しているコンシェルジュの中に本を何冊も出している作家さんがいるのですが、この方にはゆくゆくは書くという特技を生かしたイベントや講座をシニア向けに開いてもらいたいと考えています。それぞれいろんな切り口を持つメンバーを集めていきたいですね」

自分を育ててくれた地域への恩返し

――まごころサポートという事業を通してどんな未来を描いていますか?

成田さん:
「地道に地域との接点を増やしていきながら、自店の実績を上げていくことが一番のミッション。そしてまだ少し先にはなりますが、地元名古屋でまごころサポートを起業するのが目標です。自分を育ててくれた名古屋、第二の故郷である光が丘・成増エリアに、自分の行動で恩返しをしたい。
もう一つには、トレーナーの資格を生かして、新たに動き始めた“まごころサポート×スポーツ事業”に貢献すること。スポーツや体づくりにまつわるジャンルは僕の得意分野なので、福島ファイヤーボンズ(※)さんの成功事例に続くような新しい事業展開を僕なりに提案していきたいと思っています」

※ 福島ファイヤーボンズ……福島県郡山市を拠点に活動するプロバスケットボールチーム。2020年12月よりまごころサポートに加盟。

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ーー最後に、まごころサポートへの加入を検討している方にどんな言葉を伝えたいですか?

成田さん:
「まごころサポートに興味を持った最初の思い、そこには嘘をつかないでほしいです。地域の役に立ちたい、身近な誰かをサポートしたいなど、それぞれに思いがあったはず。きっとそれが本当にやりたいと思った最初のきっかけだと思うので」

(おわり)

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編集後記

インタビューの端々から、自店のみならず、これまでFCに加盟されてきたオーナーの方々として「まごころサポートの名をより多くの人に広げていきたい」という気持ちと気合いがひしひしと伝わってきた今回のお話。加盟当時から月1で発行しているミニコミ紙、地域のシニア層との関係性づくり、“ゴリ田”としてのYouTubeチャンネルなど、あらゆる世代に届けるためのタッチポイントづくりが印象的でした。週5のトレーニングを欠かさないという成田さんの新たなスポーツジャンルの取り組みにも期待が膨らみます!

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「まごころサポート」事業は全国175社※の地域密着企業が加盟する、ソーシャルフランチャイズ事業です。(※2022.10月時点)

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