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マネフォのみんなが教えてくれた「労務が成長企業の要」ということ

こんにちは。苞山(つとやま)です!

私は、株式会社マネーフォワードの労務担当者です。
2016年10月、当社の1人目の専任労務として入社以来、ずっと労務をしてきました。

そして、今月グループ会社に異動!慣れ親しんだ労務から離れることに。
この節目にnoteを書かずして、逆にいつ書くのか?ということで筆を取った次第です。

ベンチャーの労務…上場も経験してるし…これは労務ノウハウnoteの予感。

と、私も思ったんですが、全くそういうのではないです。

振り返れば3年半、喜怒哀楽ごちゃ混ぜでいろいろありましたが、総じてなんと幸せな時間だったか。今日はこの気持ちだけ綴ることにしました。よろしければお付き合いください。

めっちゃ裏方な労務の仕事

ところで皆さん。労務が何の仕事をしているのかご存知でしょうか。
会社によって若干担当範囲が違うかもしれないのですが、私がやっていたのはこんな感じ。

・勤怠管理
・給与計算
・社会保険手続き
・就業規則などの策定、改定
・健康診断や産業医面談の運営
・その他こっそりした相談対応

THE 裏方。個人情報を扱うので、なんか奥の方で仕事していることも多いですし、成果をどうだすかというよりは、ミスなく仕事をしてなんぼ。個別の相談などはこっそり対応してますし、周りから見るとわりと謎の仕事です。

やりがいはと言うと、私の場合は、かなり自己満足の世界。
目標や夢に向かって頑張っている人が大好きなので、その人たちが安心して働けるよう(会社が成長続けられるよう)環境を整えたり、近くで応援できる仕事は、それだけでワクワクします。仕事も混沌としているくらいが好きなので、ベンチャーの労務はうってつけです。

そんなこんなで「素敵な人が多そう」「仕事も大量にありそう」ということで、マネーフォワードに入社しました。

めっちゃ裏方を見てるマネーフォワード

入社後、私は全社にチャットを送りまくっていました。
入社したのは10月。勤怠管理、健康診断、ストレスチェック、マイナンバー、年末調整。あらゆる依頼、催促事項が全部盛り状態のタイミングでした。

一見するとただの地獄ですが、そんなこともなく、逆にこの数ヶ月で私はマネーフォワードのことが大好きになりました。

当時メンバーは200名ほど、ほぼ全員にチャットしましたが、みんな数日前に入社してきたばかりの私からの連絡に快く対応してくれました。
私が社内を駆け回っていると「あれ遅くなってごめんね!」「連絡くれてありがとう!」と声をかけてくれる人も沢山いました。

私はというと、みんなの顔でなく、チャットアイコンと名前が一致するという謎の状況だったのですが、みんながすでに私の顔と役割をわかって声をかけてくれることにびっくりしていました。
おかげで年末には山場を超え、私は「この会社良い人しかおらん」と、早々に安心して会社に溶け込めたのでした。

その後は、労務メンバーも増え、本格的に労務体制の整備を進める日々が続きました。必然、社内のルールも増えていき、みんなに説明することや、お願いすることも増えてきました。
長期的に見れば、メンバーや会社のためになる施策であっても、忙しいみんなにとっては負担も大きかったとおもいます。「労務入ってめんどくさくなったな」と思われてたらどうしようと、内心少し不安に思っていました。

そして入社して半年ほど経った頃、予想外の出来事が。
半期総会で表彰されたんです。労務なのに。

(これは「人は誰でもろくろを回してしまう」を体感したブログです。)

「こんな裏方仕事を!?なにこの会社!」と驚いたのと、何より嬉しかったのが「苞山さんが表彰されて嬉しかった」といろんなメンバーが声をかけてくれたことです。笑顔で大きな声で祝ってくれた人も、こっそり恥ずかしそうに伝えてくれた人も、みんな本当に嬉しそうで、私の不安も和らいでいきました。

「みんなちゃんと労務の仕事や、私のことを見てくれている。それに誠実に応えていこう」と幸せな決意をした日でした。

それからもずっと、みんなに励まされ、時に慰められながら、労務の仕事をしてきました。
会社が大きくなって、メンバーが増えても変わらず、労務の仕事に向き合って、一緒に取り組んでくれる人が沢山いました。そして何より、みんなの活躍する姿が私を元気づけてくれました。

みんなを応援し支えようと入社したのに、ずっと私がみんなに支えられていました。

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(嬉しかったメッセージとみんながつけてくれた沢山の拍手!)

異動して何をするのか

マネーフォワードシンカに異動します!

小さな会社では専任者がいないことも多い労務の仕事ですが、マネーフォワードのメンバーが「労務は重要な仕事だ」と日々私に教えてくれました。

労務は裏方の中でも、本当に表にでない仕事ですが、成長する企業やメンバーにとって絶対に必要な仕事です。これからは「労務アドバイザリー」の仕事で、マネーフォワード以外の会社にも、そのノウハウや想いを伝えていけたらと思います。

労務の仕事をしていると、会社の良いところも、そうでないところも見えます。
楽しい話だけでなく、苦しい話も沢山聞いて、向き合ってきました。
それでもなお、会社を好きだと言える私は幸せです。3年半ありがとうございました!

<追伸>
書いてたらすごい遠くに行く感がでちゃいましたが、異動後もオフィスが同じです。
1分で戻ってこれる距離。なんなら労務メンバーと一緒にやるプロジェクトもあるし。
恥ずかしっ!みんなこれからもよろしくね!

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