画廊とヘアサロンと履物屋。
きのうの午前中は、少しだけ晴れ間があったので
木の作品の撮影をしました。
3㌢×3㌢×3㌢の小さな立方体の木に
アクリルガッシュで着色しています。
作品はすべて架空のお店です。
大阪の老松町は、古美術や骨董の街として有名で
そういう古美術を展示する画廊が多いですが
昔はイラストや絵画のギャラリーもたくさんありました。
当時、会社時代の先輩や友人知人が個展をするというので
よく観に行ったものです。
いつだったか、近所を散歩してる時に
小さなギャラリーで搬入作業をしていたので
「よかったらDMをもらえますか?」
と声をかけたら
「DMはないんですよ。(ギャラリーの)Instagramを見てもらえれば……」
と言われてびっくりしました。
紙のDM、用意しないんですね。
紙のDMとかチラシ、好きなんだけどな。
美容室に限らず
小さなお店が好みです。
店舗が大きくて広く、スタッフの多いお店は居心地が悪いです。
今通っている美容室は美容師2人だけの小さなお店で
しかも、古い民家をリノベーションした店舗なので
家のまんまの木の階段があって
スタッフが2階に上がるたび、ギュギュッと木の鳴る音がするのが
とても好きです。
できることなら、ここに住みたいと思うほどです。
夏になると下駄を履きます。
数年前、田舎に帰省した時に母が買ってくれた桐下駄です。
私の生まれ育った町には
創業100年を超える桐下駄の会社があって
(と自慢げに話していますが、下駄に出会うまで知りませんでした……)
母と入ったカフェにその下駄は売られていました。
桐下駄なので、とても軽く
上面は、切り絵のようなモダンな花模様がプリントされています。
下駄の側面は焼かれて濃い茶色なので
一見、底の厚いサンダルを履いているように見えます。
足首まで長さがあるフレアパンツに合わせると
ちょっと江戸時代の武士みたいになるのが気に入っています。