ギャラリーと古本屋と洋食レストラン。
急に寒くなって
慌てて冬の服をクローゼットから出したりしながら
天気が良かったので木の作品を撮影しました。
3㌢×3㌢×3㌢の小さな立方体の木に
アクリル絵の具で描いています。
作品のお店は架空のものです。
先日訪れた『ギャラリー京都寺町 菜の花』をモチーフに描いてみました。
実際のギャラリーは古い町屋をリノベーションしたようで
白い塗り壁と、屋根瓦と木の窓のコントラストが美しい建物です。
入り口に掛かった白い暖簾(+大きく書かれた黒い文字)が印象的でした。
私は飄々とした感じが好きなので
暖簾の文字はアルファベットで小さくぽちぽちと。
こんな風情のギャラリーに出会えるのも京都ならでは。
日常の景色の中にインスピレーションの素がいっぱいで
京都はいいですな。
近所の商店街に
昔ながらの喫茶店のような、私好みの店構えの古本屋があります。
いかにも文化の香りのする小さな古本屋。
お店の前には、文庫本がいっぱい詰まったワゴンがあって
その周りで本を品定めしている人(主におじさん)も
いかにも本好きという(しかも平日の昼間から暇そう)風で
そういうところもなんだか好もしい。
そんな文化の香りの中に私も混じりたくて
腕を組んで古書の背を眺めたりしますが
私は古本がちょっとニガテなので
ポーズだけが一人前。
イタリアンとか洋食のレストランのカウンターに座って
料理を作るシェフの手を見るのが好きです。
私調べでは、概して洋食のシェフは手が白くて指が長く
水と火を使うから
色白の指先がほんのりピンク色に染まっているのが好きです。
ここで思い出すのは
銀幕スターの長谷川一夫(呼びすて)。
手のアップを撮影する時には
氷の入った水の中にしばらく手をつけておいてから撮影したと
そうすると指先がほんのり赤くなるからだと
何かで読んだことがあります。
あ。あと。
キッチンに大小のフライパンや鍋がぶらぶら下がってるのも好きです。