顔と旅と

夫の実家へ帰省してきた。
久しぶりの家族旅行。
お義母さんから１ヶ月前に「新幹線代出すから来ない？」と連絡がきた。
具合が微妙だったお義父さんの調子が良くなったタイミングだった。

年齢的にも次回があやしくなるので、親孝行のつもりで帰省をきめた。

自分のままで居ること

それが難しくなるのが旅行だと思う。
あれこれイレギュラーで、楽しいこともめんどくさいことも疲れることも面白いことも全部ある。

なるべく気を遣いすぎないように過ごそうとしたし
頭の中、心の中でこれってなんか学ばせられてそうだーって思うシチュエーションも多かった。

今までの私だと頼みづらいことや甘えられなかったことでも
少し甘えてみたりもしたし
今まで通り気を使ってるな私、と思う場面もあった。

ただ今までと違うのは
これは違うかもとストップがかけられたり、すぐにストップがかけられなくても疲れてるよね、嫌だよねって自分に寄り添うことができるようになった気がする。

心の中でまとまらないあれこれも沢山お土産に持って帰ってきた。
帰ってきた日はちょうど満月だった。

私のなかで何か満ちたのか

それは明確ではなかった。モヤモヤとしてたし、
これだ！今回はこれだ！って言い切れるものでもなかった。
それは勝手にわからないことをこじつけなかったという成長かもしれない。
勝手に頭で考えて分類したがる癖や、わかった気になる癖がある。
わからないものはわからないし
そのうちどっかの引き出しに収まるものもあるかもしれない

心を保留しておくのも疲れるかーって思ったけど
こじつけるよりはいいなと思う。

旅行中の楽しい動画や写真をインスタのストーリーズにアップしていたら
何人かに「顔が変わった」と言われた。

いい意味で顔が変わったらしい

自分ではよくわからない。変化を認識してるものは体重くらい。
最近１キロくらい増えてて停滞してる。
お腹は出てないけど下半身にずしっときてるのが気になってる。
顔が丸くなってるのかもなんて思ったりもするけど
そういうことでもないみたいだ。

自分のままで
そのままで　1日を過ごせますように
シンプルで一番難しい願いを叶えられていたのかもしれない

難しい部分もあったけど
いつもよりは出来てたのかもしれない

外から見られたから気づくもの。

旅に出て
帰ってきた時

自分の家に入った時に
家族みんなホッとしてた

自分の居場所、自分が育んだ暮らし
自分の好きなもの
そういうものに包まれてる感じがあった。

外に出たから気づくもの。

確かめ合うために
だれかと一緒に生きている。