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ぼくらがオファーを送る理由〜season3 ミクシィに学ぶ「面談・面接」のポイント

今回、5月26日に開催した【ぼくらがオファーを送る理由〜season3 ミクシィに学ぶ「面談・面接」のポイント】のセミナーレポートをおまとめしました。
ご参考にしていただけますと幸いです。

本セミナーではミクシィ様にご登壇いただき、OfferBox導入背景から、Web採用のポイントについてお話いただきました。


​参考記事:自分で考え、意思決定できる喜びを感じる人材へアプローチ。株式会社ミクシィが新卒採用に逆求人サイト「OfferBox」を利用開始

OfferBox導入の背景


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ミクシィ用に作られた自己PRではなく、学生自身の「素」を知ることができるプロフィールが見れるため、成果の再現性を測ることができる。

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WEB面接・面談を始めた訳

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当初は社内にて「対面でやるべきだよね」という会話もあったが、上記のこと理由から、"手当たり次第学生に会う(大規模説明会)” のではなく、"マッチングする学生にのみ会う(個別面談)”、という考えにシフトした。

大規模説明会から個別面談への移行

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「規模が1000人です」と言って、「少ない」と思う学生と「多い」と思う学生がいるように、どう受け取られるかは個人によって違う。

大規模説明会だと、「規模が1000人です」としか言えないことでも、個別面談では個人の感覚に合わせて魅力を伝えられる。

1stコンタクトの構成

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”アイスブレイク”

学生は緊張している上に、思っている以上にWEB面談・面接に慣れていない。「自己紹介してください」と言っても、「あわわわ…」としてしまい、意思疎通がままならないまま面談が進んでしまう。理解されないまま終わるのは、双方にとって最悪の展開。

そのためには、以下のような方法でアイスブレイクをすることが重要である。

①自己紹介スライドを作る

採用担当者の名前や学歴、経歴を記載した自己紹介スライドで、自己開示を行なう。

特徴のある写真やニックネームなど、"突っ込むポイント” を記載すると、効果的。

②緊張をほぐす

「アイスブレイク下手なんですよ」→「最後に口にしたものは、なんですか?」→「おいしかったですか?」→「…ね?アイスブレイク下手でしょ?(笑)」→場が和み、笑顔が生まれる

"面談のゴールをお互いに認識し合う"

企業について、事前に詳細の情報まで調べてくる学生もいれば、まったく調べてこない学生もいる。

インプットしたい情報が学生によって違うため、「この面談で何を共有するのか(ゴール)」認識を合わせてから面談をスタートすることが重要である。

(ex. 調べてきた学生には、事業の想いや背景などを伝える。調べてきていない学生には、事業内容を丁寧に説明する。など)

"マッチングしても、ミスマッチでも、満足度の高い60分間に”

学生も忙しい中で時間を割いて参加してくれているため、満足度を高めることを意識して面談を行なうことが大切である。

マッチングした学生には選考意欲を高めることができるし、ミスマッチしてしまった学生には、友人に「ミクシィ良かったよ」と話してもらえることで、巡り巡って将来的な母集団形成をすることができる。

※逆に面談内容が不満だった場合も、友人に共有されてしまう。(つめすぎると、圧迫面接と思われることも)

そのために、学生が気になることや、学生の思い描く将来像に合わせて、「ミクシィのこういうところが合うんじゃないか」と考えながら面談を進めている。

また、ミクシィでは、面談担当者が面談での改善点フィードバックするなど、選考~入社までサポートしている。

個別面談での深掘りポイント

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ミクシィは、コミュニケーションを大事にしており、事業の方向性もコミュニケーションにあるため、価値観に賛同してくれるのか確認している。

WEB採用のメリット

①リアルタイムの情報交換
・先輩の情報など、すぐに気軽に共有できる →画面共有だけでなく、学生に開いてもらうことも可能

②スケジュールの調整
・移動時間を短縮できるため、選考スケジュールが詰まっている優秀な学生とも接点を持つことができる

③履歴を残す
・学生にページを開いてもらうことで、学生の携帯・PCに履歴が残る  →「もう一度ゆっくり見てみよう」と、面談後にも開いてもらえる

※面談後に、「さっき話したのこれだよ」と、補足のURLを送ることも

WEB採用で注意する点

①対面だからこそ伝えられる雰囲気
WEBだと表情も伝わりづらく、雰囲気が重くなりがちになってしまう。

対面よりは劣ってしまうが、しっかり自己紹介・アイスブレイクをした上で、表情を作り、身振り手振りも交えて、面談を行なう。

②通信環境トラブル
初めに「音声は大丈夫ですか?」と話すものの、途中で切れてしまうこともある。切れてしまったら、フォローするよう気をつける。

③面談と面接の区別
マッチでもアンマッチでも1時間が重要な時間にできるよう、意向を醸成するための「弊社ならこれができる」ことをまとめる。

逆求人×WEB採用の利点

①マッチ人材の見つけやすさ

②アプローチ層の拡大

③逆求人ならではの検索条件(インターンなどで絞ることができる)

外資系の競合他社志望の学生には、日本のWEB系企業の魅力を伝える。WEB系に絞っていない学生の場合は、成果の再現性でのアプローチをする。など、学生の志望に応じて対応する。

実際に、ミクシィでは接触~内定までの歩留まりは他媒体より4倍効率が良いという結果となった。

注意点

数十倍学生のレジュメを見てオファーを送るか判断し、97人に送っている。オファーの内容にも個別文章を書いているので、他媒体よりも効率は4倍良いものの、オファー送信に時間・工数を掛けている。

そのため、ミクシィにはマッチしたが、どれだけ自社で工数を掛けられるのか、試算をした上で活用を検討することをお勧めする。

しっかりと工数を掛けてオファーを送ることができれば、間違いなく成果は出るはず。









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