新型コロナウイルス感染拡大による 採用活動への影響(確報版)ディスコ

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新型コロナウイルス感染拡大による採用活動への影響
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-「かなり影響がある」(46.3%)「やや影響がある」(42.2%)をあわせて約9割の企業が影響を受けたと回答。
- 従業員規模別では、規模が大きいほど「かなり影響がある」の割合が高く、大手では5割強に上る(56.4%)。
- 業界別で「かなり影響がある」の⽐率が高いのは、「IT」(53.5%)、「商社・流通」(49.2%)。

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3⽉下旬時点の採用活動状況
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- 「基本的には進めているが、⼀部⾒合わせている」が最多(47.7%) 。「当初予定通り進めている」は2割強。
- WEB活用による代替など感染防止策を講じながらも採用活動を継続する企業が大半。
- 「採用を取りやめる」は1%未満。

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2021年卒採用予定数への影響(当初計画/前年との⽐較)
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- 採用数は「当初の計画通り」が7割を占める(70.6%)。「下⽅修正する⾒込み」は調査時点で1割未満(9.0%)。
- 前年⽐較では「前年と同程度」が5割超(55.0%)。「減らす」(17.6%)が「増やす」(14.3%)をやや上回る。

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現時点での学生の反応(前年との⽐較)<プレエントリー数/セミナー参加者数>
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-プレエントリー数が、前年より「減った」は約3割(計33.4%)で、 「増えた」(計29.3%) をやや上回る。
- 規模による差はない。業界別で「減った」が最も多いのは、「商社・流通」4割強(計45.2%)。
- セミナー参加者数も「減った」が「増えた」をやや上回るが、「IT」は「増えた」企業が4割に上る(39.5%)。

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WEB活用の状況と効果
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- WEBセミナーを「新型コロナウイルスの影響で新たに導入した」企業は3割強(34.0%)。 - 「もともと実施していた/実施予定だった」(16.3%)を合わせて半数以上(50.3%)がWEBセミナーを実施。
- 実施した企業のうち「収束後も利用したい」が約6割(57.3%)。

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採用活動時期への影響
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- 選考(⾯接)開始や内定出しを「当初予定通り」に⾏う企業が全体の6割(60.5%)。
- 開始が遅れるケースでは、「2週間程度」「1カ⽉程度」遅らせる企業が多い(10.4%、10.0%)。
- 終了時期は、当初計画より「遅れる⾒込み」が過半数(計52.0%)。採用活動の⻑期化が予想される。

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選考(⾯接)開始時期
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- ⾯接の開始時期は「2⽉以前」が最多(19.2%)。新型コロナウイルスの感染拡大前に開始した企業も少なくない。
- 「2⽉以前」 が多いのは、規模別では「1000人以上」の大手企業(27.6%)。業界別では、「IT」(30.7%)。

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内定出し開始時期
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- 内定出し開始は「4⽉下旬」が最多(13.4%)。僅差で「6⽉上旬」(13.0%)
- 業界によって差が大きく、「IT」は「2⽉以前」が最多(19.3%)。「⾦融」は「6⽉上旬」に集中(32.7%)。

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採用活動への危機感
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- 現状を踏まえ、自社の採用活動に危機感を持つ企業が9割超(計91.5%)。
- 「かなり危機感がある」は大手企業が最多(39.1%)。業界別では「商社・流通」で高い (38.1%)。

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ここまでの採用活動での課題
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- ここまでに感じている課題として最も多いのは「⺟集団形成」で6割超(63.3%)。
- 「選考中辞退/内定辞退」(47.3%)、「早期接触からのつなぎとめ」(44.2%)など、数の確保に課題感。

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追加⺟集団形成の予定
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- 全体の6割近くが、追加の⺟集団形成を検討中または実施予定(58.3%)。
- 「学内セミナー」(49.1%)、「合同企業説明会」(45.8%)など、リアルな場でのアピールを希望

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オリンピック延期による2021年卒採用への影響
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- 新型コロナウイルス感染拡大により2020年東京オリンピック・パラリンピックが延期されたことで、 2021年卒採用に「影響がありそう」は22.2%。本社所在地が関東の企業では約3割(28.6%)。
- 採用活動終了時期の繰り下げ(後ろ倒し)や業績悪化による採用数⾒直しの可能性などが理由に挙がった。

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今夏のインターンシップへの影響
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- 新型コロナウイルス感染拡大による、夏季インターンシップへの「影響はない(計画通り)」は約2割(17.0%)。
- 現状では「まだわからない/検討中」が半数近く(46.8%)、今後の動向次第で計画の⾒直しも増えそうだ。
- オリンピック・パラリンピックの延期により、夏季の実施を検討する企業もみられる。

【考察】
・選考や最終面接など、一部採用活動を見合わせている企業があるものの、受け皿に
Webを活用することによって、採用活動を継続している企業が大半です。

・採用イベント自粛などで学生はとても不安を抱えており、OfferBoxの学生登録数も増えております。
Webでの採用活動を実施していること、採用活動を実施していることを、オファーをお送りいただくことで学生に届けていただくこともでき、出会いの機会ロスを防ぐことができます。

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