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幻想的な文章が書きたい! 山尾 悠子さんがおすすめという話

結論:この方の小説はとてつもない想像力を使う本なので、下手な脳トレより脳に効きます。

 おはようございます。みかんです。
 気づいたら、いいねマークが2つも付いてました!! どなたか存じませぬが、ありがとうございます〜〜(号泣)。マグネットやnoteにいらっしゃる方は心の優しいおおらかな方が多いような気がします。

 そしてこのいいねは、単純に日記に対しての応援なのか、これから書く記事に対しての応援なのか、はたまた新作に対する応援なのか気になる小心者の自分。うぐおお。プレッシャーを感じてきて吐き気が。いや、あれこれ考えず日記も新作も両方頑張りたいと思います。

 それにしても、反応が返ってくるっていうのはうれしいものですね。
 私も書く速度が上がって時間に都合がつくようになったら、読む方も専念したいものです。その時は誰かを応援できる読者になれればと思います。その時はよろしくお願いします!

 ってなわけで今回は美しい世界を描き出す文章を書きたい! と思われる方にオススメ。幻想小説作家、山尾悠子さんの小説をご紹介したいと思います。

 ーー飛ぶ孔雀は飾り羽を畳み、下から茶色の風切り羽根の列を阿川して烈しく飛翔する。苛烈な羽音、鮮やかな光沢のある青い首を低く伸ばし、闇の奥から不意をちてあらわれる。その目は狂気であり凶器。異形の縁取りは血の赤。ーー山尾 悠子 「飛ぶ孔雀」より

 幻想小説作家としてかなり有名な方なので、知っている方も多いかと思います。私が初めて読んだこの方の作品は「ラピスラズリ」という作品でした。恐らく1回読んだだけでは物語の内容は理解できないと思います。とにかく世界の描写がすごい。場面、場面がもう美術館に飾られてる絵画か!? ってぐらい幻想的で美しいのです。美しい世界を想像し、浸る至高の時間。で、アホな私は世界に浸りすぎて、物語の内容を忘れているという。ってなわけで数回読み直しました。
 物語の内容については、賛否両論あるかと思います。短編集が数編集まって、長編となっています。それぞれは関連性があるかといえばあるのですが、ないといっちゃない。とにかく複雑。時系列も謎だし、登場人物も変わるし、視点コロコロ変わります。そういうのが嫌いな方はきっと読み続けるのが難しいと思います。恐らくこの本は物語の内容がどうこうというものではないのです。読むんじゃない! 感じるんだ! 己のフォースを全開にしてこの世界を感じてみよ! というノリの物語なのです。

 それにしても、この圧倒的な場面の描写はどうやってされているのか? で調べたところ、この作家さんは「絵画から小説のイメージを得ることが多い」そうです。 絵を描くように小説を書かれているのでしょうか。私のような凡人にはとてもできない芸当です。ほぼ全ての読者に、自分の頭の中で描いた世界を再構築させ、「なんて幻想的な世界なのだろう」と共感させる文章とはこういうものなのか。というのを知るのに読んでおいて損はないのではないかと思い日記に書いてみた次第です。もし普通とは一味違う世界を書きたいと思われており、興味がわいた〜という作家さんがいらしたら本屋さんで立ち読み、図書館で立ち読みしてみるのをオススメします。

 え? 買うのをオススメしないのはなぜかって? 読んでみるとわかると思うのですがクセがすごいんですよね。なかなか人にすすめ辛いというか。上記一文からもわかるように、タイミング悪いと「遅咲の厨二病患者?」と思われる危険性があるというか。

 作者アイコンの画像からしてそんなんなのだから、今更何を? って言われたらそうれはそうなんだけど。

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