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火薬満タン実弾射撃をしたときのお話(後編)

 前回までのあらすじ。
 まあ、なんだかんだありまして、なんとか拳銃を撃つことができた、みかん。とりあえず全弾撃って、次はライフルを試してみることに。果たして的にちゃんと当てることが出来るのであろうか。

※この記事も2019年投稿したものの再投稿分になります。

 と言うわけで、こんにちは、佐伯みかんです。凹んでます。

 なぜって聞かれてもいないのに、愚痴るとですね、公募に落ちたからです。くううう。「ちゃんと、しっかり、おもしろい」小説を募集してると言う公募だったんですけど、んじゃ何かい!? うちが出したやつは、「雑で、へぼくて、つまんない」小説だったのか、ゴラアああああ! とまあ、思っちゃうんですよね。決してそんな事はないと思いたいんですけど……(声が小さくなる)。
 カクヨムで公開されてる、プロの小説家のエッセイに、公募に96回出して受賞2回でプロになったって書いてあったので、まあそう言う世界なんでしょう……精進せねば。

 って言うか、次回マグネットコン、来週から始まりますね! マグネットの創刊チラシを見ていると、パステルの色使いで可愛い感じの少女キャラが出揃ってますね。これで後、足りない萌えって言ったら……ケモミミ担当じゃね?(笑)。そんな気がするぜええええ! つうわけで、結論!

 ★4回目受賞作は、もふもふケモキャラが活躍する小説がくると思う!!★

 書くかああ。4回目出すとしたらケモミミキャラ達がイチャコラ冒険する、キラキラの青春冒険小説書くかああああああああ。しかし、もうご隠居に近い年齢で、学生生活、何十年前に終わった? みたいなうちには無理な気がするううう。と言いつつ、もしアップされてたら、よろしくお願いします(笑)。

 って前置きが長すぎですが、実弾射撃をした時の話、最後です。

 とりあえず特殊な銃という事で、順番に、一人ずつ撃つことになりました。
 特筆するのは、やっぱり、散弾銃と、リボルバーですかね。

 散弾銃は読んで字のごとく、大きな弾の中に、小さな散弾が入っていて、発射すると細かい弾が放射状に飛んで行って着弾するってやつです。鳥を撃つときによく使われます。
 撃つとですね、放射状に広がるだけあって、ズドンという音と同時に、パラパラパラって的に小さい金属が当たって落ちるような音がします。元軍人さんが撃っていたので、とても綺麗なフォームで撃たれていたのを覚えていますが、結構反動は大きいようです。弾も小さい弾が詰まってるだけあり大きいですしね。
 撃った後、ぶら下げた例のナンバープレートを見たら、パンチで開けたような小さい穴がたくさん開いていました。で、これが散弾銃の弾が貫通した穴だと言われる。今回はナンバープレートですみましたが、人間に着弾したら洒落にならんなと思いました。まさに蜂の巣になるでしょう……。日本でも山での狩などに使われるそうです。……そこに山があるからと行って、むやみに山に入るのはやめましょう。昔九州に住んでましたが、普通に小学校の裏山で、銃持ったおっちゃんが、イノシシ狩とかしてました。そこで散弾銃が使われていたら……巻き込まれたらダメ絶対(笑)。

 で、次は開発のガタイのいい同期が、コルト社の銃を撃ちました。そう。シティーハンターの冴羽獠が撃ってるあれの類似品らしいです。いやああ。あれは今でもはっきり思い出せるほど凄かったです。何がって反動がです。
 すでに選んだ時点で、お店の人に「大変だよ」って言われるのを横で聞いていたのですが、反動がまっすぐ立っていられないほどすごい。というのも弾がでかいんですよ。wikiとかで調べてもらえばわかるんですけど、ギャングがボディーアーマーとか、自動車の扉を貫通させるのに用いたとか言われていて。弾が長くて大きいぶん、それだけ火薬がたくさん詰められるそうです。
 とはいえリボルバー! 弾を入れるところから、急に、老眼になったとでもいうのかカップ麺を湯切りで流しにひっくり返すほどボヘっとしてる同期がかっこよく見える! あーやっぱ、反対を押し切って借りればよかったーって思ってたんですが、最初に同期が撃った直後に、もうそんな甘い幻想は吹き飛んできました。

 とにかく銃声がでかい。パン、じゃないですね。それより低い音で、ズドンにかなり近い音で発射されます。で、同期は結構太めで、背も高く、ガタイが良くてOKもらったようなものだったんですが。素人なのもあるでしょうが、発射した後、姿勢を普通に保てられない。反動が強くて撃った後、両腕が上に手が上がってしまうらしい。体もだいぶ後ろに反ってしまってました。何発が撃ったんですが、全部は結局撃てなくて、元軍人さんに代わってもらってました。元プロの彼もやはり、まっすぐ立てないって言ってました。

 全弾撃ち終わった後、的のナンバープレートを見に行ったらですね。プレートの左下の角、端に弾が当たってたんですが、穴が開いただけではなく、ひしゃげて、めくれ上がってるんです。その威力に呆然となり、「やべえよ。マジで」以外の言葉が出なくなる。こりゃギャングも使いますわ……。私だったら冗談抜きで、腕を痛めていたと思います。

 いや、そもそもですね。あんな反動があるのに、冴羽獠片手で撃ってるからね!? あんなもの片手で撃ったら、右手振動で折れるわ! しかもブレ過ぎてまともに的に当たらんのじゃないのか!? まあ、アニメなんですけどね(笑)。百聞は一見にしかずと言いますが、撃って初めて冴羽獠のすごさが理解できました。まあ、アニメなんですけどね(2回言う笑)。

 で。ラストは、私、みかんの番! 確か、5.56mmNATOっていう弾の、DANIEL DEFENSE M4 V1 LWだったようなきがするんですけど、今となっては詳しく覚えていない。けれどM4っていうの文字を見た覚えがある。つまりライフルです。引率のブラザーに準備してもらって、撃ち方を教えてもらいます。
 肩にライフルのお尻のところをぴったりつけます。で、左手は銃身の下、ハンドガードに添えて、で、右手はグリップとトリガーのとこですよね。確かほっぺたの片方をストックにつけたような気がする。で、サイト? っていうんでしょうか。覗くと円の中に垂直に一本棒が立っています。そのちょっと上あたりに、的を乗せるようなイメージで、撃てと言われる。
 こうしてやっていると、次第に今まさに構えている銃が、ゲームのものなのか、本物なのかわからなくなってくる。まさに夢と現実の狭間。っていうか、わからない方がいいかもしれない。なんかちょっと怖いし。とりあえず、照準が定まったら撃てと言われて。トリガーを引く。

 ファイアーーーーー!!

 いてええええええええ!!! どこがって肩がいてええええ!! ってわけでいきなり現実に引き戻される。やはり音がさっきまでのベビー銃と違って低いですし、肩で受けているとはいえ反動がすごいです。翌日朝みたらあざになってたくらいです。構え方が悪かったのかもしれないけれど、それほど反動があるということだと思います。
 でもですね。両手で構えて撃っている時と違って、肩で支えている分、銃身が安定する。狙いやすいです。で、男性陣が例の炭酸ジュース缶を最後だからっていっぱい並べて置いてくれたんですけれど、

 気づいたら、ほぼ全部命中させてました。
 ゲーム歴うん十年のゲーマーの腕を甘く見てもらっては困る。(シューティング下手だけど笑)。

 穴あけすぎて、途中で休憩とって、的を後輩たちに新しく付け直してもらって、その的にも当てました。
 後輩たちも「みかん先輩すごいっすね!」と褒めてくれるので、いい気になってくる。「俺の後ろに立つな」と決め台詞を繰り返すに飽き足らず、「新宿駅の黒板にXYZって書いといていいんだぜ?」、「俺たちの世界で、同じ腕のやつはいらねえんだ」などと口走り始め、最後は完全にめんどくせえお局、と煙たがられる。きいいいいい、ここで狙撃したろうか!!(自業自得)

 とはいえ、ブラザーにもベリーグッドと褒められましたし、元軍人にも「そこまでやるとは思わなかった」と、ちょっと見直されたました。銃自体も、一番当たりやすいということで選んでもらったので、それも良かったのでしょう。最初は怖かったですが、実際、的に当たったら気持ちよかったです(笑)。
 某陸軍の訓練では、初めて射撃の訓練をする際、泣きながら撃ってる女性の兵士さんは結構いるそうなんですが、みかんは顔色変えずに撃ってるから、怖かったとちょっと引かれました。

 が、それを聞いて、みかん自身もだんだん怖くなってきました。
 
 というのもですね。さっきも最初に書きましたが、撃ってる時は現実とゲームの世界の狭間が曖昧だったんですよね。特に炭酸ジュース缶に当たって、炭酸が飛び出すとき異様な快感を感じました。
 よくテレビでゲーム脳は、ある、ないで論争になったりします。けれどこれはみかん個人の意見ですが、ゲーム脳っていうのはある意味「ある」のではないかと思いました。ゲームの種類にもよるでしょうが、シューティングなどは、ある程度リアルに近い形で作られているものが多いですしね。子供を持つ親御さまがた、ご参考にしていただければと思います。まあ、子持ちの自分はすでにゲーム脳なんですが(おい)。そういや子育ては、リアルワンダープロジェクトJ2のような気がする時もあるし(古いなあ)。き、気をつけなければ。

 そんなことを思いながらライフルを撃ち終わる。帰るに当たって銃の片付けを手伝いながら、みんなで歓談していると、元軍人さんが、

「いやあ。まあ実際狙撃するときは、難しいことを考えず、頭を空っぽにして撃つ方が当たるらしいのよ。さらに反動を体で受けれるようにデブの方が向いてるらしいのよね。頭の弱い、デブ。米国のスナイパーはそういう人ばっかよ」←あくまで個人の主観です。

 とか口走り始める。一斉に視線が私に集まる。

「ちょっと待ていいいいいいいい!!」

 今は年とってちょっと体重増えたけどさあ! 昔、独身貴族時代は身長低いけど、ちょい細めくらいだったからね!!?? その後、元軍人さんを振り返り、通訳でお世話になっていたのも忘れ、掴みかかったのは言うまでもない……。

 つうわけで3回に分けてお送りしました、この体験談も今回で終わりとなります!
 うーん、どうでしょう? ちょっと役に立ちましたかね? 立たなくても笑って楽しんでいただけていればいいなと思います。ご感想、ご質問などありましたら、気軽にコメント欄にどうぞ〜★

 って気づいたら後ちょっとで1000アクセスですね〜! 皆さんのおかげです! また面白いネタが書けるように、日々、非日常の何かに対するアンテナを張り巡らして行きたいと思います(笑)。

 ってわけで、なかなか更新も出来ませんが、引き続きこの駄エッセイを、どうぞよろしくお願いいたしまっす!
 

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