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オカルトチック!?な世界遺産①

世界遺産検定認定講師のみかんと申します。

世界遺産の中には、古い昔から伝わる伝承があったり不思議な現象が起きたりするオカルトチック!?なものがあったりします。

今回はそんな世界遺産を紹介したいと思います。
お付き合い頂ければ幸いです(*^^*)

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【幽霊が出る!?オカルトチックな世界遺産①】
(個人的観点で選びました)

①『ロンドン塔』
1988年に登録されたイギリスの世界遺産で、首都ロンドンを流れるテムズ川岸に築かれた中世の城塞です。

(画像:Wikipediaより)

11世紀にウィリアム1世が築き、ホワイト・タワーを中心に17世紀まで王宮として使われていましたが、監獄や処刑場に使われるなど悲しい歴史もありました。

かの有名なヘンリー8世の2番目の王妃アン・ブーリンもロンドン塔に幽閉され、姦通罪の濡れ衣を着せられ処刑されます。
『首のないドレスを着た女性の幽霊が出る』『幽霊が廊下を歩いている』などとまことしやかに噂が広まり、今ではその魂を供養するためにロンドン塔内の処刑場があったとされる場所にガラスのメモリアルが置かれています。

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そしてロンドン塔には"カラス"にまつわる都市伝説があります。

(画像:Wikipediaより)

17世紀頃ロンドン塔には多くのカラスが住みつき、その駆除に頭を悩ませていました。
そんな時、占い師から『6羽のカラスが城砦からいなくなると、英王国もロンドン塔も滅びる』とお告げがありカラスの処分を見送ったと言われています。
今でもその言い伝えは守られており、カラスがいなくならない様"6羽のカラス+予備の1羽"が今でも飼育されているとのこと。

イギリスと言えば"アーサー王"が魔法でワタリガラスに姿を変えられてしまったという伝説もあり、日本では忌み嫌われているカラスも、今日のイギリスでは大切に敬われているそうです。

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もちろん英王家とも関わりの深いロンドン塔には、英国の歴史を物語る豪華絢爛な宝飾品や甲冑などの展示もされています。が、悲しい裏の歴史があったのもまた事実…。

世界遺産に登録されたことで当時の歴史が伝えられ、悲しい歴史に奔放された人たちの魂が少しでも救われていたらいいですね。

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