就職活動に不安を感じる学生の皆様へ

こんばんは。FC琉球の三上です。

今日は改めて、就職活動について少し自分の経験を交えてお話ができればと思います。僕が就職活動をしていたのは2011年。その間に東日本大震災が起こり、リーマンショックの名残に加えて、とんでもない就職氷河期の時代に直面していました。でも結論から言うと、どの時代にでも企業は優秀な人材を求めているということに変わりはありません。

今回の新型コロナウイルスの影響で人に会うことも、外に出歩くこともできない状況を逆手にとって、自分自身のことについて考えるいい機会になると思います。

「日本一になりたい」そう言って、進学校で弱小サッカー部出身の僕は筑波大学蹴球部の門戸を叩きました。お山の大将としてここまでサッカーをしてきた自分にとって、初めてプロになっていく先輩たちを目の当たりにし、自分よりもサッカーの上手い年下に初めて出会いました。結果、4年間で日本一になることはかないませんでしたが、今振り返っても最高の学生生活を送ることができました。「宝を求めた日々こそ宝」という言葉が自分にはとてもしっくりきます。

本題の就職活動において、これが大事かなと思うのは、「自分のモノサシ」を持つことかなと思います。僕は大学4年間でこれを磨いてきました。もちろん試合に出れるかどうかを決めるのは監督やコーチですが、意外とその目線を気にしながらプレーするより、自分のできることを確実にやっているときの方がいいプレーができるものです。就職活動に置き換えると、外から自分がどのように見えているかを意識すぎると、いつのまにか「他人のモノサシ」に支配され、自分を正確に測ることができなくなります。

あくまで就職するということは長い人生におけるスタートに過ぎません。僕も正直内定が出るまでは不安でした。終わってからなら何とでも言えるということはありますが、「人生何とかなる。」

何なら「この境地に何ができるかを問われている」、と自分にベクトルを向けることができなければ結局何もできないことと同じかもしれません。自分が何にワクワクして、何に興味があるのか、そしてどんな大人になっていきたいのか。目の前のことに本気になれば、何でもできる。結局はここに尽きると思います。

そして最後に言いたいのは、実績というものは意外にも自信につながっていかないということです。当時ものすごいこだわっていた関東リーグでの結果やインカレの順位なんて、同級生の中でも覚えている人はあんまりいません。むしろ試合に出れない中で、どう踏ん張るかとか逃げずに立ち向かったかとか、こういうものは自分の中に色濃く残っていきます。自分が選んできた人生において、失敗も成功も自分の責任で引き受けているかどうかということです。これがないと詰まる所、実績に頼らざるを得ません。

つまり、「今何ができるか」が大事だということです。それは僕も同じですね。みんなで力を合わせて、この苦境を乗り越えていきましょう。

それでは☆


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