なんでもない日記（2024年2月）
２月１日（木）
手掛けている仕事のリリースが２月の中旬になった。そこを過ぎれば多少落ちつくか。確定申告は全く手つかず。夕飯は鮭のちゃんちゃん焼き、茄子とかぼちゃの煮浸し、ほうれん草の白和えなど。
２月２日（金）
『ストップ・メイキング・センス』をIMAX GTで見る。オリジナルに比べて随分音がよくなっているように感じた。動くバーニーが見れてうれしい。見終わった後、斉藤さんと落ち合って軽く１杯。音楽から映画まで色々おしゃべり。意外な共通項も見つかり、楽しい時間だった。
２月３日（土）
午前中走る。29kmほど走ったが、もう限界。昼寝して、その後仕事。夕飯は豚キムチ炒め、小松菜の煮浸し、きゅうりの浅漬けなど。久々に日本代表の試合を見たら、ロングボールで失点という、昔よく見た光景が。中東開催の大会で中東のチームとやるのはいつでも厳しい。
２月４日（日）
日中仕事して、夕方少し走る。夕飯はピーマンチャンプルー、さつまいも煮、切干大根など。
２月５日（月）
午後から雪が降る。夜になると雷も鳴り出す。自分以外の家族のお腹の調子が悪いのでこってりしたものは控える。夕飯は豚鍋。
２月６日（火）
仕事の先が見えてきたので、今週の読書会に向けて富士日記を再読する。こんな風に日記が書ければいいなと思うが、そうは問屋が卸さない。書き始めて１年になるが、なかなか筆は進まない。夕飯はかれいの煮付け、菜の花のお浸し、切干大根など。
２月７日（水）
Launch9の靴ひもを付属の120cmのものから、別に用意した130cmのものに交換する。これでヒールロックで結べるようになる。夕飯は豆のカレー。今回はひよこ豆とレンズ豆を使った。ただ、カレールーは同じものを使っているので、毎週似たような味になる。
２月８日（木）
富士日記読書会の日。武田泰淳の歯の話で盛り上がる。こういうちょっとした脱線話みたいなのが楽しい。今回読んだ箇所では、主のいない家の生活の痕跡から、存在を立ち上がらせるような描写がお気に入り。
大岡さんの方まで主人と散歩に行く。大岡さんの家は雨戸が閉っている。何だか懐かしくて家のまわりを一まわりする。人が住んでいない家には、庭にも雨戸やテラス にも、そこの家の人の息や仕草が漂っているようで、却って人臭く生まなましい感じがするのは何故かしら。テラスに脱ぎ放してある雨ざらしのゴム草履や、きれいに洗ってつまっている空きびんの箱。外の水道の蛇口につけ忘れたままの水色のゴムホース。髪にひっかからないように、垂れてきた枝をビニール紐で束ねてある裏庭の松の木。白樺の枝で作った、坐ったらすぐこわれそうな腰掛け。大の糞。これはデデのだ。
夕飯は焼売、ツナサラダなど。
２月９日（金）
朝食べたポンカンがすごく酸っぱくて、食べている間、頭の中の９割が酸っぱさで占められた。この瞬間に大事なことを言われてもきっと頭に入らないだろう。夕飯は鮪のハラミ焼、スパムとキャベツの炒め物、チョレギサラダなど。
２月１０日（土）
朝一でかかりつけの病院へ。お世話になっている看護師さんが今月で辞めるとのこと。一人で何役もこなすような人だったので、後に入る人は大変だろう。病院の後走る。まだ先週の疲れが抜けきっていないので、ゆっくりのペースで。夜は近所の焼肉屋へ行く。頼んだものがすぐ出てくるのが気持ちいい。
２月１１日（日）
娘の誕生日を祝うため、近所の洋菓子店にケーキを買いに行く。ここはいつも若い子が常時７、８人働いていて、安い給料で働かされているのではないかとあらぬ心配をしてしまう。いくつかあり迷ったが、今回はいちごのタルトにした。夕飯はステーキ、ほたてと鯛のカルパッチョ、大根とれんこんの揚げ物、ビシソワーズなど。大根の揚げ物は、下茹でして、出汁で煮た後、片栗粉をつけて揚げる。以前、近所のイタリアンで食べて美味しかったので再現してみた。外がサクッとしていて、中から大根の汁が出てくる食感は再現できたかな。肉は少しいい肉を買ってきたが、もうあまりたくさん食べることはできない。
２月１２日（月）
午前中、ゆっくり目のペースで18km走る。その後確定申告の準備にかかる。夕方からNPOの新年会。去年の今頃、今治、松山に行ったことを思い出す。また行きたい。マラソンはしんどかったけど。
２月１３日（火）
夕飯はシルバーの醤油漬け、菜の花といんげんとれんこんの天ぷら、ブロッコリーの炒め物など。
２月１４日（水）
昼に瓦そばを食べる。未だに本物を食べたことはない。夕飯はチキンカレー。
２月１５日（木）
今日は朝から一日中びゅうびゅうと強い風が吹いていた。春一番らしい。夕飯は豚肉と小松菜の卵炒め、鯖の塩焼き、れんこんのきんぴら、レンズ豆と玉ねぎのサラダなど。気になっていた冷蔵庫の残り物はほぼ使い切った。
２月１６日（金）
確定申告の準備をあらかた済ませる。リム・カーワイ監督の『すべて、至るところにある』を見る。バルカン３部作の最終作となる本作は、美しいバルカン半島の風景とともに、過去作も引用する意欲作。建物の壁に残る銃痕が過去と今の戦争を想起させる。ボスニア・ヘルツェゴビナに行ってみたくなる。鳥の絵が飾ってあるカフェで語る人々の姿が印象に残っている。
２月１７日（土）
北千住まで約20km走る。マラソン当日へ向けて少し遅いペースで走る。心なしかダメージは少なそう。マルイシ増英でおでんだねを買う。すぐ近くのインド料理店でランチ。小松菜とチキンのカレーが美味しかった。いつもは三ノ輪まで走って銭湯によるのだが、これ以上走るとダメージが残りそうなので、今日は北千住からそのまま帰ることにする。帰りは千代田線、日比谷線、TX、JRと電車は選び放題で、まるですべての線路は北千住に通じているかのようだ。さすが「奥の細道」の出発地だ。夜は近所のタイ料理屋へ行く。初めて行く店だったが、思いのほか美味しかった。
２月１８日（日）
日中はNPOのお手伝い。夜は肉料理のお店へ行く。メインの肉料理が出てくるまで１時間近くかかるとのことで、わかってはいたが、せっかちな我が家では、前菜をあっという間に平らげてしまい、メインをじーっと待つ展開になる。ひよこ豆のペーストや塩豚など家でもやってみようと思わせる料理もあり、肉はしっかり肉の味が楽しめて、待った甲斐もあった。
２月１９日（月）
今週は昨年から手がけていた仕事のリリースがある。夕飯はポークソテー、かに玉、ハムときゅうりの和え物、ポテトサラダなど。
２月２０日（火）
リリース作業はほぼ終了。為末さんが厚底シューズについて語るYoutubeを見る。ランニングシューズのミッドソールにカーボンを入れるアイデアは、アスリート用のカーボンの義足からヒントを得たのではないかという仮説など興味深い話がたくさん聞けた。夕飯は鯖の味噌煮、青菜の炒め物、キャベツと玉ねぎのサラダなど。
２月２１日（水）
おでんに入れるゆで卵を作る。卵の殻をむくのが苦手で、奥さんに手伝ってもらった。最初の卵を三分の一ほどむき終わったところで、奥さんは２つむき終わってた。夕飯はおでん。
２月２２日（木）
夕飯は茹で豚、肉じゃが、もずく酢など。leteに行きたかったが結局仕事で行けず。
２月２３日（金）
午前中仕事、昼前から走る。夕飯は買ってきたお寿司、トムヤムクン、サラダなど。
２月２４日（土）
新しいシステムが稼働を始めた。小さな修正こそあれ、大きなトラブルもなく、ホッと一息つく。昼は近所のカフェでカレーを食べる。帰りに浮かれてケーキも買う。夕方にキロ５分のスピードで20分走る。夕飯は鮪の鍋。
２月２５日（日）
起床時に奥さんが「昨夜悪夢を見た？」と聞いてきた。「見てない」と答えると「それは私のおかげだ」と言われた。仰向けに寝ている時、胸に手が乗っていると悪夢を見る事が多いのだが、昨晩奥さんがトイレに起きた時、まさにその恰好で寝ていたらしい。が、トイレから戻ってきた時には横向けになっていたらしく、自分がトイレに行ったことで、あなたの悪夢が回避されたと言うことらしい。いちおう感謝しておいた。夕方、雨の中6kmほど走る。夕飯は鯛めし、茄子とピーマンの味噌炒め、れんこんステーキ、さつまいも揚げ、たらチゲ。先日居酒屋で食べた鯛めしが忘れられず、少し手をかけてみた。昆布を水に戻し、鯛のあらに塩をふり、しっかり焼いて、身と骨にわけ、骨を昆布だしで煮だして、鯛あらと昆布の出汁をとり、その出汁と身を入れてご飯を炊いた。自分で作った中では一番美味しかったかもしれない。次は鰹出汁も加えてみるか。
２月２６日（月）
夕飯はつくね、にら玉、かぼちゃ煮など。つくねと卵黄はなぜあんなに相性がいいのか。
２月２７日（火）
外作業の日。今日のお弁当は、つくね、にら卵、なすピーマン炒め、さつまいも天ぷら、かぼちゃ煮、プチトマト。仕事の後、青山ブックセンターへ岸波龍さんの展示を見に行く。はがき位の大きさのパステル画は、気負いなく描かれているように見え、そこに凄さを感じる。その後、ワタナベアニさんと幡野広志さんのトークショーへ。流されやすい自分には耳の痛い言葉が多かった。夕飯は鰯のガーリックソテー、さつまいも煮、トマトサラダなど。
２月２８日（水）
女子サッカーを時差観戦する。久々にヒリヒリとした体験をするかとテレビのスイッチをいれたら、一瞬映ったリアルタイムの画面に「撃破」の文字が見え、落ち着いた観戦となる。試合を見ていると、2016年の最終予選を現地観戦したことを思い出す。応援していた選手がオリンピックに出られないのが残念で、あの時勝っていればと、未だに思うことがある。夕飯はビーフカレー。
２月２９日（木）
こんなの簡単ですよと引き受けた仕事が簡単ではなく落ち込む。夕飯は塩豚炒め、ほうれん草卵炒め、かぼちゃ煮、とろろ汁、にらとわかめのぬたなど。
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