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老眼のはなし

私の母は50歳になる手前から広告や本の文字が見えにくくなりました。
まだまだ老眼ではない!って言い張っていましたが、眼科に行くと「老眼ですね。お手元用の眼鏡を作りましょう」といわれて、結局老眼鏡の生活になりました。
そうすると「あなたもお母さんのように早く老眼になるタイプだから気をつけなさい」と顔を合わす度に言われるようになり、ブルーベリーがいいと聞けばジャムを大量に買い込み、柿が良いと聞けばせっせとと年中食べられるように干し柿を拵えていました。
確かに、アントシアニンやルテインは目には良いと聞くけれど…。
けれども私は母のいうことを訊かなくても今のところ大丈夫。
本当なんですが、老眼鏡というものを使わなくても文字は読めるし、不自由はしていません。
もしかして、母のいうことを訊かなかったおかげなのかしら…と思わずにはいられませんでした。

フレッシュなブルーベリーは美味しいですね。

心と体の仕組み

加齢と老化は違います。いや、そう思っているとそうなります。
確かに、体の仕組みのなかには、糖分がたんぱく質と結びついた時、細胞を劣化に進めてしまう仕組みがあります。母の勧めたブルーベリージャムも干し柿も糖質が多くて食べすぎると糖化から細胞の劣化が進んでしまい、細くて繊細な目の毛細血管の血流が滞ってしまいます。
そうならないように、フレッシュなブルーベリーという選択もひとつですが、目の健康に良いかも知れないという希望だけで明らかな医学的な効果は未だ証明されていないそうです。
ブルーベリーにはにアントシアニンというポリフェノールが含まれていますが、その成分を確実に効果として活かすには、バランスと循環が機能しなければならないのです。「老眼は嫌だ!」と不安になればなるほど、その感情バランスを崩し、血流が滞ります。そして、望み通りに自己否定という現実を引き寄せていきます。ですから、その逆すれば良いのです。適度な量とブルーベリーに「お願いね!ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるだけで、自己否定は感謝の感情に変わります。心地よい感情は細くい血管の隅々の血流を良くして、消化吸収、代謝を促進します。

緊張と弛緩

遥か昔は自然から情報をとっていました。遠くを眺めて危険を察知して、近くに知らせるという目の緊張と弛緩を繰り返していました。
現代の陣的な人工的な環境は夜も明るい光に照らされて、パソコンやスマートフォンのブルーライトに侵されているので視力調節に関わる毛様体筋などの筋肉が休む間もなく緊張しています。
そうなると、老眼は現代の症状とも言えますね。
適度に温めて血流を良くしたり、たまに遠くを眺めると眼精疲労が緩和されます。
ずーっと凝視は眉間のしわも深くなるので避けたいですね。目は口ほどに物を言うと言いますから、私たちの年代はボーッとした目線の方が圧がなくってちょうど良いかも知れませんね。

バランスと循環

毛細血管の流れをスムーズにすることが、健康の鍵、本当に大切な事ですが、かなかな出来ないのが現実です。お手軽な方法としてサプリメントも良いとは思うのですが、やはり心を穏やかにする事が大切です。母が勧めたブルーベリーと柿の成分は、加齢黄斑変性を予防する効果もあるようですから、心穏やかにして取り入れていきたいですね。

現代は様々な情報が溢れていますが、結局のところ入れた情報をどのように活かすかで状態が分かれていきます。物も道具も、使いこなさないと形になりませんから…。
この世はすべて、バランスと循環で上手くいきます。宇宙も、地球も男も女も生死だってそう。
そのためにどうするかを考えると、答えがでてくるものです。
最後に…
私は老眼が悪いことだとは思いません。
歳をとって近くのものが見えなくなるのは、もしかしたら感覚を大切に、全体を俯瞰しなさい…と、見える現実より見えないものを捉えなさいと天から課題を言われているような気がするからです。


人工的な環境では、近くのものに捉われてしまい目の筋肉が休まりませんね。たまには外に意識を向けて、バランスと循環を保っていきたいものです。


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