見出し画像

「問い」の価値

この記事を書いてから、改めて「問い」の価値を考えるようになりました。


「週末野心手帳」という手帳があります。村上萌さんとはあちゅうさんがプロデュースしている手帳です。ご存知の方も多いかと思います。

2019年、私は様々な野心を叶えました。
その時には意識していなかったけれど、振り返ってみると「週末野心手帳」の存在がとても大きかったです。

存在の大きさを再認識した私は、年の半ばに差し掛かろうとしているこの時期に、2020年版を購入しました。(今年は別の手帳を使おうと思い購入していませんでした。)

週末野心手帳の価値は「問い」にあります。

巻頭には、例えばこんな問いがあります。

・2020年に始めること

・2020年にやめること

・2020年に行きたい場所


毎月のテーマもあります。5月のテーマは「学ぶ」。

問いはこう。

・最近、気になったことは何?

・今、読みたいと思っている本は?

・普段使わないけど、使ってみたい言葉は?


『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』でおなじみの山口周さんは、こう語ります。

このようにして「普遍的な問題」があらかた解消してしまうと「正解」を提供する能力が今度は過剰供給されることになります。(中略)これはつまり「優秀さの定義」が、かつての「与えられる問題について速く、正確に正解を出せること」から、今後は「誰も気づいていない新しい問題を発見・提起できること」にシフトするということです。
『アートシンキング』エイミー・ウィテカー著 
※山口周さんによる前書きより


今の世の中は「答え」よりも「問題」の価値が上がっている。


これは自分事に照らせば納得できる話で、例えば「ジヴェルニーに行く方法」はネットで調べれば正解にたどり着くことは難しくありません。

けれど「ジヴェルニーに行きたい」と思える自分でいられるかどうか。これは難しいことです。そもそも「ジヴェルニー」という場所を知らなければ「行きたい」という気持ちも生まれないし、「行きたいけど自分には行けない(自信がない)」という状態でも行動には移すことはできません。

週末野心手帳は「何をしたい?」という問いかけをしてくれます。問いを受けると、私たちは答えを探し始めます。
自分の脳内で考えることもあるし、見聞きするものに対するアンテナが働くようになります。(「カラーバス効果」ってやつですね。)

それはすごく望ましい状態です。なぜなら「やりたいことをやる」ことこそが人生の醍醐味だから。

それどころか、義務すら「やりたいようになる」ことで楽しく過ごすことが出来ます。一般に「家事」は面倒くさいものですが、インスタグラムで日々の暮らしの様子をUPしている方がたくさんいらっしゃいますよね。

実は私も「義務」を楽しくしたくて、つい先日から日々の暮らしをUPする用のアカウントを開設しました。いざ写真を撮って世界に(!)発信するとなると、ちょっとした汚れが気になってこまめに掃除をするようになり、それを維持するようになります。インスタを始めてから、暮らすことが少し楽しくなりました。

「野心」って、昭和の時代はギラギラ感があったと思うのですが、令和の時代には、とてもポジティブなものになったと思います。

私は今日も「週末野心手帳」から「問い」のパワーをもらって、これからも小さな野心や大きな野心を叶えていきたいと思います。

いただいたサポートはココロの栄養補給に充てさせていただきます。ココロを栄養満タンにして楽しいnoteをUPします。