『天然酵母コンシェルジュ』宣言! 〜マインドフルネスなレーズン天然酵母〜
さて、最初に宣言させてください。
恐れ多いですが、私、天然酵母コンシェルジュを名乗っていくことにしました!
その理由は、後述するとして...
いきなりですが
手塩にかけて育てた我が子の話。
途中で拗ねたり、グレたり、反抗することがあっても、
やがては立派な大人になっていく過程にいろんなドラマがあります。
子育て経験をされている方はもちろん、子育て未経験でも、自分が子どもだったころを思い出すと何かしら同感することがひとつやふたつ、あるんじゃないかと思います。
レーズン酵母ちゃん(←しっかり「ちゃん付け」で、愛でてます)の成長にも、同じことが当てはまるようです。
10月に開催した『発酵部・レーズン天然酵母講座』は
ズーム上で生徒さんたちが一緒にレーズン天然酵母を仕込み、育て、そして最後の2回の講座ではハード系、ソフト系の天然酵母パンを焼き上げて修了〜!
という内容。
コロナ以前は、対面ですでに私が作った酵母エキスを使用する方式の天然酵母パンの自宅教室をしていたのですが、今年はコロナ自粛でそれも叶わず。
ステイホーム生活が長引く中、周りのお知り合いからのリクエストもあって、思い切ってオンラインですべてを一から作る方式で開講。
そして11名の生徒さんが集まってくださったのですが、
私には人知れず不安がありました。
それは、ぶっちゃけ
「生徒さんたちの天然酵母がうまく育たなかったらどうしよう〜〜」
ってこと。
天然酵母はまさに生き物。
気温や空気など、周りの環境に左右されやすいデリケートなコなのです。
私が住んでいるアトランタは緯度的には福岡と同じ。
青森と同じくらいの緯度のワシントンDCから参加される方、カリフォルニアやカナダなどアメリカ大陸西海岸、さらにはハワイ在住の方もいらして、時差も気温もまちまち。
密かに不安を抱えつつ、開講の日を迎えました。
初日にQ&Aと説明を兼ねたズームセッションで顔合わせしたのち、あらかじめ準備していただいたレーズンで一斉に仕込みます。
「うまく発酵しますように〜💕」
みんなワクワク感満載でズームを終了したその翌日から、FB投稿での活発
なやりとりが開始しました。
「まだ変化がないんです」
「ちょっと泡が見えてきました〜♪」
「がが〜ん、カビちゃったみたいなんですけど〜」
「ドンマイ!もう一度がんばって〜」 などなどの投稿が続いたあと、
「ぶくぶく発酵してきました〜!」という
カリフォルニアからのうれしい第一報を皮切りに、次第に各地からも同様の報告が届きました。
あ〜、よかった!
当初の心配が一気に薄れました。
でも、ここにたどり着くまでに、
複数の瓶で同時進行&作り直しで、一時は「五女」まで子沢山になったRさん。
酵母ちゃんにとって、おうちの中で一番快適なスポットを探しまくったMさん。
アトランタ近郊の町からご参加されたSさんは、発酵にこぎつけたのはグループ内で一番最後。苦戦していたのに、ご提案させていただいた「裏技」も使わずに自力でやり通した頑張り屋さんです。
これ☝️は『発酵部・レーズン天然酵母講座』のみなさんたちの酵母ドラマのごく一部です。
そんなこんなでズームセッションとFB非公開グループ内での投稿で励ましあった2期間中、私は、生徒さんたちの様子を見ながら必要なアドバイスを差し上げたり、一緒にあれこれベストな対策を練ってみたり...
そう、まさにレーズン天然酵母のコンシェルジュのような役割として、みなさんの伴走をさせていただきました。
さあ、みんなが手塩にかけた酵母ちゃんたちがぶくぶくと元気に育ちましたよ。
ついに、次回はこの酵母エキスを使ったパン焼きズームセッションの回についてお話します。
今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
*次回、『発酵部・レーズン天然酵母オンライン講座』は2021年1月上旬に第二期開講します。
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