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水曜日の本棚♯1 HUMANS OF NEW YORK

毎週水曜日は、#コンテンツ会議 の企画にのっかって、本(ときどき映画、ときどきWEB)の紹介をしていきます。今回の記事は、以前Facebookにアップしたものを修正・加筆しました。

「好きな街とは恋に落ちるようなもの」

NYの街に生きる人々の姿と、彼ら彼女らが語るストーリーを紹介するFacebookページ"HUMANS OF NEW YORK"。いつもはタイムラインで流れてくる写真たちが、1冊の写真集になっていた。十人十色の表情を切り取る写真はもちろん素敵だけど、何より市井の人々が語る英語はシンプルだし読んでいて楽しい。"I look like GOD, don't l?"(俺、神様みたいでしょ)って。。

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▲I look like a God, don't I? (俺、神様っぽいでしょ)

どんなに奇抜な格好をしていても歌いながら歩いていても誰も気にもとめず、地下鉄に乗り遅れまいとダッシュすれば道行くひとに"Run, Run!" (走れ走れ!)と叫ばれ、前から来たひとには"Your jacket is so cute! Where did you get it?"(あなたのジャケットかわいい!どこで買ったの?)と呼び止められ、朝からみんな死ぬほどコーヒーを飲んでいて、週末になると大量の洗濯物を担いでコインランドリーに行く街。自由の気楽さや楽しさ、厳しさや寂しさを芯から感じさせてくれた街。

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▲Somedays I worry that I won't find anyone to photograph. Then I turn the corner and see a giant tree man.(時々、写真に撮るような人は誰も見つからないんじゃないかって心配になるんだ。で、角を曲がったら巨大なツリー男がいたってわけ)→写真を撮っているBrandon Stantonのコメント

またあの喧騒のなかに住みたいかと言われればNoだけど、やっぱりときどき恋しくなる。人と街との関係って、誰かと恋に落ちるようなものだから、好きな理由があるようで、ない。NYはわたしの運命の相手ではなかったけれど、いつも心の片隅にいる忘れられない相手のようなものだ。いつまでも憧れ続けさせて欲しい、と思っている。

【HUMANS OF NEW YORKの写真集】

https://goo.gl/ybJSRS

【HUMANS OF NEW YORKのFacebookページ】

https://www.facebook.com/humansofnewyork/

【HUMANS OF NEW YORKのホームページ】

http://www.humansofnewyork.com/

→著者でカメラマンのBrandonはときどき世界を旅してその街の人々の写真を撮り、ストーリーを紹介しています。いまはブラジルにいるみたい。

#コンテンツ会議  #ニューヨーク #書評

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