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持病もちのババアが初めての海外旅行で韓国一人旅(滞在約20時間)をした話

事の起こり

チケットを取ってしまった

他の記事でも書いているが、私はVANNERというアイドルが好きだ。
ただ、彼らが初の単独コンサートをすると発表された時点では、おそらくあるのだろう日本公演に行くつもりでいた。
私は海外にあまり興味がなかったこともあって、パスポートを作ったことがなかったし、当然海外旅行に行ったこともない。
しかも、発表された日程がメインの推し事たるアンジュルムの広島公演に一部かぶっていた。同じように推しグルと表現はしても、こっちは人生の一部みたいなアンジュルムの、しかも貴重な地元公演。加えて、単独では過去最高に大きい会場を割り当てられたそれ。そもそも田舎なうえにメンバーの地縁もない広島で大きめの会場は、おそらく春ツアーでキャパに対する集客が一番厳しい。行かないという選択肢はありえない。
というわけで、これはないな、と日本公演の発表を待っていた。
のだが。

発表された日本公演の日程が、チケット手配済(宿泊も手配済)のアンジュルムの福岡&熊本公演と見事にかぶっていた。

いや、私アンジュの春ツアー、広島・福岡・熊本の3会場6公演しか行かないんだけど、そんな全部かぶることある???

ちなみに去年のペンコンも東京公演がアンジュの福岡公演とかぶっていた(このときは基本遠征しない方針だったので迷いつつもアンジュのチケットはとっておらず、結局どちらも干して大阪であったOGのイベントに行った)。

私にはアンジュかベナかどちらか選べということなのかもしれない。「もうやめたいめんどくさい」と叫びたいところではあるが、とはいえ、この場合私は基本的にアンジュを優先する。もちろんその時の状況もあるけれど。

今回は、地方を埋めたいと本人たちが最近話している(おそらく事務所と何らかの話をしているのだろう)ことに加え、去年からの色々でアンジュにできるだけいい景色を見せたいという気持ちが強くなってもいた。アンジュを干すという選択肢は私にはない。

縁がないってことかなあ、と思いつつも、兵役の関係でこのあと数年は5人での公演はできなさそう(東京も4人で公演予定)だったこともあり諦めがつかず、一応、ぎりぎり日程がかぶっていない4月28日の公演について、土曜日にアンジュの公演を見て、翌朝に飛行機に乗ればどうにか公演までにはたどり着けるのでは、と旅程を確認してみたりもしていた。
ただ、可能ではあっても体力的に難しいだろうと思っていた。元々体力がない方ではあったが、ここ数年のコロナ禍で外出を控えたこと、この間に持病が発覚したことで、ますます体力には自信がなくなってもいる。

チケット販売前、先行してFCの認証をするタイミングで、海外/韓国国内の方ともうまく認証できないという話題が出ていたのが、結果的にこの状況を変えた。
それほど詳しくはないがPCは好きなのでどういう状況なのか興味があり、行くつもりはないままサイトに登録し、自分でFCの認証をした。認識誤りがあって何回かやったが、私の場合は特に問題なく認証が通った。
おそらくはプロモーター(が韓国にあるのかは知らんが)の単純な設定ミスだろう、という結論を出したことで個人的には満足はしたのだけれど、これでチケットを取れる環境が整ってしまった。

兵役前の最初で最後の単独コンサートの最終回。
キャパもそれほど大きくはない会場でもあり、いい席を取るのは難しそうだ。
自分基準でいい席がとれたら、行く方向で考えるか。

そんな感じでぼんやり参加したチケット販売。
そもそも比較的競争率が低かったらしい2階だが、そこそこ見やすそうな席のチケットを、入手してしまった。

行くか、韓国。

開始時間を勘違いしていた

そう思ったのもつかの間、決済も終わってチケットの予約画面を眺めていてふと気づく。

あれ?公演開始17時

実は、土曜日の公演は18時開始になっていたので、日曜日も18時開始だと思いこんでまあ当日朝の便でも行けるだろうと計算していた。
入国審査等でかなり手間取っても16時半頃には会場につくだろう、多少迷っても18時までには行けるだろう、と。
1時間開始が早いと全然話が違ってくる。幸いスタンディング席は取らなかったから開場までにつく必要こそないが、ちょっと迷うと公演開始に遅れる可能性も高い。

なにせ海外旅行をした経験が皆無。
韓国語を多少勉強してみたりもしたが、さほど聞き取れないし、全く喋れない。英語もそうレベルは変わらない。
かつ思い込みで変な方向に歩き始めるクセもあり、会場に迷わずたどり着けるかは相当程度怪しい。

どうしよう、チケットを手放そうか。
逡巡していたときだった。

「私が生きてこなかった人生」に励まされる

チケット販売の少し前に妄想ミュージカル研究所が放送され、逡巡していた時期は聞き逃し視聴の期間だった。
この期間、私はとりつかれたように推しの田村芽実ちゃんが歌った「私が生きてこなかった人生」を聞いていて、ふと思った。

無理だからってやらないでいたら、その人生は生きられないよな。

私は病気持ちで、つまるところ生活習慣病的なやつだから、おそらくだんだんに悪化する。
年齢を重ねてきた家族や犬はどこかで介護が必要になるかもしれない。
ベナさんの側は格別、もしかすると私のほうが知らない人生を経験する最後のチャンスかもしれない。

これからも生きていかない人生はあるけれど、私は変わると力強く歌い上げるめいの歌声を聞きながら、やるだけやってみようと決めた。
まあ、失敗してもお金失うだけだしね。多分。それだって、きっと病気がまだ軽い今だけの特権だ。

旅行の準備

パスポートを取る

何せ海外に行ったことがないから、パスポートもない。まずはパスポートを申請しなければ話にならない。
幸いに、別件で午後休を取る予定があったから、その日に申請して次の土曜開庁日に取りに行けば間に合いそう。
というわけで、あれこれ調べたうえで申請に行った。
とはいえ、本籍地も住所地も地元なので前もって準備するものはなく、事前に準備したのは写真くらい。パスポートの写真って眉毛が見えてないとダメなんだね。前髪を頑張って上げてスピード写真で何度もとりなおした。

のだが、いざ申請に行くと、写真がぼやけているということでダメ出しを食らった。
メガネを外せということだったのでそこまで見えずに撮ってしまったし、最近は証明写真を撮る機会もなくてこんなものかと思っていたのだけど、言われてみれば確かにぼやけている。撮影日は雨が降っていたからそのせいだろうか。頑張ったのに。

慌てて役所近くのスピード写真を探して再撮影。
今度は問題なく受理された。
申請書類そのものはダメ出し時にもらっていたので、待ち時間の間に書くこともできて、ごくスムーズ。

だったのだが。

「受け取りまでに銀行窓口での手数料納付と発行費用の収入印紙の貼り付けが必要です」

既に時刻は14時半を過ぎている。
銀行閉まるじゃん、と慌てて近くの銀行に駆け込んで手数料を納付した。
窓口納付本当にやめてほしい。頼むからペイジー対応してくれ。

ついでに収入印紙も購入、その後無事受領した。
もともと役所での手続きにあまり抵抗がないのもあるが、手続きとしてはごく簡単という印象。ただ写真の規定だけは厳しいので、事前に注意事項をきちんと読んで撮影することをおすすめする。
手数料は市町村によるようなので、自分が手続きをする市町村の納付方法を調べておき、銀行窓口での振り込みの場合は時間に余裕をもっていくようにしたほうがいい。

航空券とホテル

話は前後するのだが、パスポートの申請後、とくに連絡がなくどうやら通ったらしいというタイミングで飛行機のチケットとホテルを確保した。

パスポートの申請前に検索すると、4月28日-29日の航空券は4万円台というところだった。googleによればLCCとしては高額らしい。
ただ、私の方で相場を知っているわけでもなく、高いのかやすいのか全くわからない。GW期間ではあるし、これが適正なのかもしれないし、とはいえあまり高値づかみもしたくないし。

ホテルも、それほどセキュリティ!清潔!!みたいなタイプではないので、日本基準でよほど変なところでなければ耐えられるとは思ったのだが、レビューを読めば読むほど、なんか怖い。
日本人のレビューは隣国とはいえ文化が違うからか書き方がきついし、他国の人のレビューは文化が違いすぎて自分の感覚でどうなのか見当もつかない。

色々迷ったが、パスポート申請後しばらくの時期に、航空券がLCCとしても普通範囲になったタイミングで、それほど評判が悪くなさそうなホテルごと予約した。

割安の航空券なので当然決済後すぐに確定されるのだが、届いたメールが「予約できていない場合があるので確認してください」。怖い。
航空会社のサイトで予約を確認したところ、きちんと取れていて一安心。
なにせ何らの経験がないので、ひとつひとつ脅されているみたいで、恐怖が多い。

国際線に乗ったことがないので、国際線の持ち込み規定もあれこれ読む羽目になった。
今回は時間がないためすべて機内に持ち込む。私の場合には液体(化粧品)、モバイルバッテリー、処方薬、サプリあたりが問題になりそうだったのであちこちで調べた。

液体は規定がはっきりしているので、必要なものは百均の容器に移し替えて持っていくことにした。それほどまじめに化粧をするわけでもないのに数が多く、準備前の時点でうんざり。

モバイルバッテリーは規定上問題ない容量のようでクリア。短略防止措置が必要とのことなので手持ちのジップロックに入ることを確認。

処方薬はごく一般的な薬だけだから大丈夫だろうと思いつつ、念の為スマホ管理になっているお薬手帳を印刷しておいた。結果的には何も聞かれなかったけれど。
ついでに機内で書く必要があるだろうホテルの予約情報と受取に予約番号がいるチケットの予約情報も印刷。ネットにつながらなくても見られるようにダウンロードもしておいたけれど、念には念を入れておいた。こっちは印刷しておいて正解。どちらもスムーズだった。

サプリはどうでもいいといえばいいのだけど、なにぶん貧血を指摘されているので、食事が乱れるタイミングでもあり鉄分だけは取らないと危ない気がする。
どうも小分けにして持っていくのは避けたほうがいいようなのだが、普段使っているものは大きめのボトルなので持っていくのはちょっと、というわけで、小分けになっているグミを別に購入した。前にも短期間だけ使用したことがあるものがあってよかった。

海外旅行保険

短時間とはいえ一応渡航する以上は海外旅行保険に入ったほうがいいだろうと海外旅行保険を検索した。
航空券はクレジットカード決済だが、ツアーではないのでカード付帯の保険は対象外。お手頃なものでも一応かけておこうと調べたなかで一番安価だったものに申し込みかけたが、告知事項に通院服薬があり入れなかった。通院服薬どころか手術も勧められてるわ(即座に命に関わるものではないので引き伸ばし中)。

これはひょっとして一般的に持病持ちは入れないのでは、と思わず韓国の医療保険制度を調べてしまった。
日本の健康保険は海外で療養を受けた場合でも日本で受診した場合に支給される費用を支給してくれるので、公的医療保険制度が日本と近い国であれば万が一のときも極端に大きな出費にはならないはずだ。

調べてみたところ、韓国の公的医療保険制度は日本のものに類似しているようだった。ただし、高額療養費制度はないため、大きな病気をした際の負担は重そうだ。おそらくその分野は私的保険でカバーしているのだろう。
韓国の医療保険制度がどの時期にどう導入されたものかまでは調べなかったが、日本の健康保険制度の一部は戦時中に戦争遂行のために導入されたという経緯を思い出して少しどんよりした気持ちになった。なんというか、普段やや目をそらしている歴史に触れた気分。

結局、いくつか手当り次第に安価な海外旅行保険の申込みページを見て、持病について特に告知義務のないものを見つけたのでこれを付保した。
ただし、持病に関しては給付対象外。

現地の交通を調べる

出国手続きも入国手続きも当然未経験。
飛行機も国内の会社しか使ったことがないため、韓国のLCCは不案内。
まして仁川国際空港みたいな大きな空港は利用した経験がなく、羽田すら最後に利用したのは思い出せないくらいに昔。多分15年くらい前。飛行機自体は出張で数年前に乗っているが、そのときは田舎同士をつなぐ国内線で、どちらも迷いようのない小さな空港だった。

どのくらい空港で時間をくうのか、そもそも時間通りに発着するのか。
見当がつかないことが多すぎる。

ともかく、空港で2時間かかるという前提で再度会場までのルートを検索してみた。16時21分着。まあ、迷う余裕はない。そこそこギリギリ。グッズも買いたいが、どうやら16時には締めてしまうらしいので(スタンディングの人は開場時間前には入場待機列に行くだろうから当然)、この通りなら買えないことを前提にせざるを得ない(幸い、グッズにあまり興味がない方なうえに、大阪公演で知り合ったペンさんがペンライトだけ代理購入してくれると請け合ってくれた)。
ただ仁川国際空港の到着情報を見られる限り見たところ、実際にはこの便が遅れて到着することはあまりないようだ。近いからなのか、広島空港がガラガラすぎて定刻運行だからなのか。もっとも日曜日は概ね搭乗棟というところにつくようなので10分くらいは余裕を見たほうが良さそうか。入国手続きの予想を見ても特段混む予想にはなっていないので、おそらく合計で2時間まではかからないだろう、とたかをくくることにした。

会場まではどうも空港鉄道の直通列車でソウル駅を経由し、地下鉄を乗りついで行くのが早いらしいのだが、直通列車は本数が少ない。検索すると満員で乗れないこともありそうだ。
他のルートだと、やや時間がかかるものの空港鉄道の普通列車から地下鉄5号線に乗り換えるものがありそう。こちらのほうが比較的小さな駅での乗り換えになりそうだし、乗り換え回数も少ない。というわけで、基本的には普通列車で行くことにした。
韓国ブームに乗ってか、韓国旅行のサイトは多く、駅の乗り換えも写真付きで説明してくれる日本語サイトも多い。私が見たのは逆方向の乗り換えだったのであまり参考にしすぎないようにしないとではあるけれど、一応見ておくとなんとなく安心できる。

なお、韓国はgoogle mapがまともに使えないという話を見つけたので、naverマップを導入した。大部分は日本語で表示されるのがとてもありがたいが、ソウルヨク行きとか「駅なら駅、ソウルならソウルにしてくれ」なものもちょこちょこある。ほんの少しでも韓国語勉強しておいてよかった。実用できるレベルには全くないけど。
一部バス等はハングルで表示なので早いと書いてあろうとルートの候補からは外した。そもそも都会のバスは定時運行しにくいしね。

通信手段&現地通貨の確保

今回、空港での時間をできるだけ短縮したかったため、事前に準備することで対応した。お金で解決しようとしたともいう。

一つは、現地で使えるSIMの調達。
私のスマホはeSIM未対応のため物理SIMが必要なのだが、物理SIMを差し替えないといけないことを考えると、通常おすすめされる現地調達だとちょっとロスが多そう。というわけで、事前にアマゾンでなんとなく評判のよさそうなSIMを入手した。今回暦日でも2日なのに3日分になってしまって多分損なのだが、手戻りをしにくい以上このあたりは致し方ない。事前登録が必要だったので登録。実際にSIMを挿すのは当日、というのがちょっと怖い。空港を出るまでにつながらなければ諦めてほかの手段か。
なお、モバイルWifiという手段もありそうだったが、今回は基本すべての荷物を持って動くことになるのでできるだけ身軽に動きたいこと、無くしそうで怖いこと、スマホのバッテリーが若干怪しいのでモバイルバッテリーが必要な機器を増やしたくないことを鑑みて選択肢から外した。本来は物理SIMのみの機種の人はこっちのほうがおすすめなんだろうとは思う。

なお、普段使いのSIMは格安SIMなのだが、国際ローミングは無料ということで、電話して設定してもらった。何故ほかの手続きはネットからなのにこれだけ電話なのかは謎。

次に、現地通貨をどう調達するか、決済をどうするか。
現地通貨はやろうと思えば広島空港でも両替ができそうだが、どうもレートが悪いらしい。
私が持っているカードはいずれも海外で使うと手数料がやや高額。そもそも海外なんか行く気皆無で生きてきたので、そんなことを考えてカードを作ったりはしていない。

海外でクレジットカードはちょっと怖いし(何年もそんな使い方をしていないので速攻で止められそうな気すらする)、プリペイドカード的なもののほうが便利か、と調べたところ、海外によく行く人向けにWiseというプリペイドカード(正確にはデビッドカードかな)があると知った。カードを作っておけばグローバルATMでお金を下ろすこともできるらしい。事前に両替もできるのでレートがいいときに両替できるのもありがたい。
私の場合、ネット銀行からの振り込みなら(回数制限はあるけど)振込手数料はかからないし、プリペイドカードなら万が一のときも安心、というわけで作ってみた。発行手数料が1400円ほどかかったが、安心料と思えばまあ許容範囲かなと個人的には思う。海外旅行はともかく海外ネット通販はたまに使うので、そういう意味でも持っておいてもいいのかなと(海外通販だけならカードの発行は不要なんだけど)。
日本ではイオン銀行が対応しているということで近所のイオンで引き出しもしてみて使えることを確認。国が違っても操作は同じのはずだから多分大丈夫でしょう。多分。

ついでに、保険としてネット銀行のデビッドカードのブランドをJCBからVISAに変更した(変更手数料500円)。
もしWiseで現金を引き出すのがうまく行かなかった場合はこちらで引き出す必要があるので、VISAのほうがいいのかなと。作成時は何も考えずにJCBにしていたのでいい勉強になった。韓国は日本人観光客が多いからJCBでもとくに問題ないらしいけれど。

スマホで使えるTmoneyカードを導入してみた

当日の移動に時間がかけられないことを考えると交通カードがある方が良さそうだったので調べたところ、Androidは旅行者用のモバイルTmoneyカードというのが使えるようだったのでインストール。チャージは手数料を取られるけどクレジットカードでもできるとのことで、wiseカードからやってみた。
韓国は公共交通機関安いらしく(たしかに円換算するとそんなもんなの?くらいの値段)、あまりたくさんチャージしても良くないらしい。ネットワークに繋がらないとアウトなのでネットに繋げないと積むのが怖いところ、と思いつつ空港鉄道の運賃を参照してやや余裕をもたせ13,000ウォンほどチャージした。

旅行当日

空港に早くつきすぎた

航空会社は3時間前に空港につくようにとの案内だったので、素直に3時間前に広島空港につくように早朝に出発。白市駅経由で行ったのだが、2駅くらい前から不穏な霧。そうだよ、広島空港はどの街からも遠いうえに濃霧のかかるクソ空港だったよ……と思いつつ、予定通り到着。
到着したのだが、明らかに早すぎた。
原因の一つは、事前にウェブチェックインができたので、先にチェックインしてしまっていたこと。チェックインをした後は、と調べてみると保安検査場へ行くとしか書いていない。保安検査場に行ってはみたものの、先発の台湾便の検査中。仁川便の搭乗手続きまで1時間半くらい手持無沙汰だった。
それから、仁川国際空港到着後の時間短縮のために持ち込み手荷物だけで預ける荷物がなかったこと。
そして最大の原因は、広島空港が地方の小さな空港だから。何せ当日の国際便は台湾便が1便と、仁川便が2便の3便だけ。毎日就航しているのは仁川便だけだ。かつ就航している国際便はおそらくほとんどが中型機。台湾便も大きな飛行機ではなかったし、仁川便ももちろん中型機、ということで、国際線の利用者数がとにかく少ない。
事前チェックイン&荷物を預けないという条件なら出発1時間前の空港着でも多分普通に間に合う。搭乗手続き開始後すぐに保安検査場に行った私は搭乗口まで5分とかからずについたし。
3時間前、は大規模な空港を前提に、すべての手続きを空港で行う前提で、かつやや余裕をもった数字のようだ。帰りの仁川国際空港も2時間前で特に困らなかったし。

飛行機の出発が遅れた!(けどほぼ予定通りについた)

前述のとおり、この路線の飛行機が遅れることは少ないようだったので安心していたのだが、よりによって自分が乗る便の出発が遅れた。理由は説明してくれたのだけどよく聞き取れず。時間が過ぎてだいぶん晴れてはいたけど霧だったのか、ほかの飛行機との兼ね合い(当日国内線で整備の都合で欠航するようなアナウンスがあった)なのか、他の理由なのかはわからない。20分ほど遅れての出発になった。

事前に同便の実際の到着時刻も調べていたので20分くらいなら予定通りにつくまであるかな、という感覚でやきもきはしなかった。事前に調べた到着場所が搭乗棟ではなかったのもある。付け焼刃だろうと知識は人を助ける。
国際線だからか非常用設備の説明が丁寧(実演っぽい感じ)だったり、機内カフェの案内がなんだか楽しげだったり、普段国内線にもろくに乗らないので、何もかもが物珍しくて楽しい。
行きはどうせ再起動がいるしとスマホの電源を落としていたので飛行機が比較的安定しているときに事前購入のSIMを挿し込んでおいた。デュアルSIMなので空いているスロットに入れて本体に戻すだけ。シングルSIMだと元々のSIMの保管とか色々面倒かもしれない。
入国カードも事前になんとなく調べていたので記入そのものはスムーズにできた、のだが、サインがローマ字なのか漢字なのか迷ってローマ字で書いてしまった。他の人のものがちらっと見えて、これパスポートと照合するやつか、と気づいたのだが、二重線で消して直していいものかがわからない。機内では調べようもないし。結局もう1枚貰って(なぜか中国語の様式だった)書き直した。

もともと、広島からだと東京も仁川も距離は変わらない(むしろ仁川のほうが若干近い)。飛行機に乗ってしまうとそれほど時間はかからず、もう?と言いたくなるような速さで着陸が近いことを知らされる。
廊下側の席だったのだが、ほかのお客さん越しに見えた低山の続く陸地が韓国なのだと知って、何故かぽこぽこと地理の授業を思い出した。日本も韓国も山がちな国ではあるけれど、山ができた時期が違う、急峻な日本の山とは違うなだらかになった山々。何が埋まってるんだっけ、鉄だっけ、と思い出そうとしたが、それはうまくいかなかった。文字以外の情報をからめて覚える必要がある地理は英語に次ぐレベルで苦手科目だった。

そうやって地理の授業を思い出しながら、私は本当は海外旅行もしたかったんだな、と思った。
実際には、現実に行こうと思えば海外に行ける社会人になってからも海外に行こうとは思わずに来たのだけれど、ここまでこれといって強い興味を持つことはなかったのだけれど、いろんな希望をわがままだとそんな価値はないと自分で抑えてきた子供時代をどこかで引きずっていた結果のような気もする。
それを後悔するわけではないけれど、色々が重なってはじめて海外に行くめぐり合わせがあったことは僥倖だったと思う。

飛行機はほぼ定刻どおり、後で調べたところによれば2分遅れで仁川国際空港に着いた。
機内でスマホを起動すると拍子抜けするほどあっさり韓国のネットワークにつながり、ひとまずほっとした。現代は何をするにもネットがないと難しい。

仁川国際空港を彷徨う

入国審査は書き直した入国カードで通過した(印字が中国語でもいいらしい)。どうやら周囲の会話を盗み聞くに混んでいたようなのだが、大規模な空港なだけに対応する人も多いし、ものすごくシステマチック。混んでいるのかもしれないがとにかく早い。
税関に申告するようなものもないのでそのままゲートを出て、あっさり初めての外国に来てしまった。後で考えたらゲートを出る前にATMによらなければいけなかったのだが、あまりのスムーズさにうっかりした。

ネットで調べて知ってはいたけれど、あちこちに日本語の表示があって、素直に道をたどれば迷うこともない。広くて複雑そうなのに妙にわかりやすいのは何故だろう。元々大規模な空港として設計されていて増設部分が少ないとかなのだろうか。私、日本でも東京や大阪の大きな駅ではよく迷うんだけど。

というわけで、あっさり空港鉄道の入り口まで到達した、のだが、何せ現金がない。ATMによるつもりで銀行の表示を見ながら行ったのだが、地図の見方を間違っているのかと何度も疑いながら探し当てた銀行がどうやら工事中。
掲示によれば空港に戻ればあるよということで、最終的にあきらめて空港に一度戻った。が、銀行はともかくATMは長蛇の列。私も含め外国人なので操作に手間取るらしくなかなか進まない。これは流石に時間を買おう、ということであきらめてレートが悪いという窓口で5,000円だけ両替してもらった。結果的に現金はこれでも余ったのでそもそもの私の見積もりがあまりよくなかったらしい。

だいぶん時間をロスしてしまった、と空港鉄道に向かったところ、先発はどうやら直行便。ソウル駅広そうで怖いけど時間ロスしてるしありか?と券売機に行ってみたものの、すでに売り切れていた。
予定通り各駅停車で行くことにして事前チャージのTmoneyアプリを立ち上げて決済画面にし、ネットで見たありがたい忠告通りに決済がされたことをよく確認して改札を入る。実は改札を入ってからお手洗いに寄ろうと思っていたのだが、ない。構内地図を見るとありそうだったのでその通り探してみるが、どうやら改札の外らしい。そもそも通れるのかが不安だったが、改札に通してみたところ通れたので一度外に出た。後で見るとどうも入場のときに一度最低料金をひかれているようで、それが入場券替わりになるようだ。

会場へ向かう

空港鉄道からは少しだけ風景が見えた、ような。きちんと記録をよればよかったのだけど、何せ前日にアンジュに昼夜2公演参加した(今回の春ツアー、アンジュでも屈指の盛り上がるセトリで私にしてはえらく元気にペンライトを振り回してしまった)うえに変に緊張してあまり眠れていない。空港鉄道に乗れたことで少し安心はしていたけれど、迷うとしたらこの先だろうとも思っていたので、そんな余裕はなかった。
少し見えた風景は低山と田舎だったり、都会だったり。短い滞在だったからだろうけれど、山を見るときが一番外国にいるんだな、という感じがした気がする。

会場へは空港鉄道をソウル駅の手前のコンドク駅で降り、地下鉄5号線に乗り換える。情報が少なく不安だったのが実はこの乗り換えだったのだが、NAVER地図も参考にしつつ5号線の表示をたどればちゃんとたどり着いた。
地下鉄は広告が韓国語な以外は大阪か東京にでも行っているみたい。都会は無国籍なんだなあ、とぼんやり考えていた。今回本当にライブに行っただけでソウルもちっとも見られてはいないのだけれど、次に韓国に行くなら田舎の方にも行きたい。せめて車窓から風景が見えるところへ。韓国語かなり勉強しないと辛そうだけれど、そこも含めて目標ということで。

仁川国際空港でさまよったあとはスムーズにいったこともあって、幸いに開演から2時間近く前15時過ぎに最寄りのクァンナル駅につくことができた。駅から会場までも迷うのではと不安だったし、NAVERマップは英語をしゃべりだしたのでこれはあかんと思ったのだが、実際にはグッズを身に着けた目的地が同じだろう人を数名見つけられたので、こっそり後をついていくことで迷わずに行くことができた。ヲタのあとをついていく作戦つよい。

会場についてからはひとまずチケットを入手すべく列に並んだのだけど、暑い。恐ろしく暑い。日差しが完全に夏。
いや、前日・前々日に参加した人たちが散々暑いとは言っていたけれど、私は前日の広島でむしろ寒くて震えていたので、何も信じていなかった。ごめん。

チケット列に並んでいたところ、多分台湾のピッピさんからポストカードをいただいた。いつもtwitterで見てますとお伝えしたかったが何分そんな術はない。カムサハムニダというしかないんだけど、ろくに喋れない韓国語でノンネイティブの人とコミュニケーションをとるしかない状況が少し面白い。その昔日本人と朝鮮人が漢文で筆談できていたというのも同じようなことなんだろうなあと、現代の東北アジアで我々は違う言語で同じようなことをしてるんだなあと思ったりもする(今は東北アジアだけではないけれども)。

チケット列に並んでいる途中で大阪公演のときに知り合った方と落ち合えたのだが(代理購入いただいていたペンライトも受け取った。ところでまだ振込先口座教えてもらってない気がするのでこれ見たら連絡ください)、看板に出ているエリアごとの列ではなく、別のエリアの列に並んだほうが早いと教えてもらった。
そんなことあるのか。それならそう表示するなりスタッフさんがどこの列でもいいから早いとこへ並べって言い続けるなりするんじゃないのか。
半信半疑で並び替えたところ、すぐにチケットを受け取ることができた。当たり前なんだけど、日本の感覚が通じるとは限らないんだなあ、と。聞いてみたり言ってみたりやってみたり、色々しないといけないんだろうな。私は普段はさほど押しが強い方ではないので、この辺りは今後の課題にしたいところ。
前々日から来ていたその方の手引きでトレカも無事受け取れた。

ただ、会場はとにかく暑い。
広島空港で買って飲みながらきた水(正確には爽健美茶)が一気に心もとなくなってきたので水を買いたく、一度一人で会場を離れることにした。会場近くに自販機はあったのだが、使える単位のウォン紙幣を持っておらず買えなかった。コンビニがあるらしいというので見てみたけれど閉まっていたので致し方なく会場に戻る。
知り合いの方と再度合流。会場に付設のカフェに行くというのでついていくと、メニューに생수がある。限りありすぎる韓国語知識で生、水?と思うも確信がもてなかったので辞書を引き、まあ水だろうということでものすごいカタコトで頼んでみたらなんとか通じてペットボトルの水を入手できた。もちろんちゃんと通じたわけじゃないんだけど、というかきっと店員さんがものすごく考えて水か!と思ってくれただけなんだけど、言葉が通じるって凄いんだなあ、という何かものすごく原初的な経験をした。というか日本でも指さしで頼む勢なのによく頑張った偉いぞ私。
なお、公演会場そのものは空調がよくきいていたのであまり喉がかわかず、結局水は会場では飲まなかった。

あとライアンジョンさんがそのへんを横切っていってちょっと面白かった。多分めちゃくちゃいい人。

コンサート

コンサートはメンバーの兵役前最後の、そしてはじめての単独コンサートのソウル最終公演ということでとても盛り上がった。2階のファミ席的な席から座ってみていても本人たちもペンの皆さんも楽しそうで、今あるだけのもの全部を会場で使い切りたいんだろうな、という熱気が感じられた。
私自身は前日のアンジュ広島2公演の後でもあり、前々日前日のコンサートに参加しなかったこともあって、おそらく他の人よりは少し引いてみてしまったところはあるのだけれど、それでも魅入るに十分な歌とダンスを楽しめた。

ベナを見ていると、一番うまい人の次や次の次の人のレベルが高くてかつ違う個性を出せる構成が一番好きだなあ、と思う。見ていて常に心地良い意外性があるというか。
それと、やっぱりライブあってこそのアイドルだな、とも。私は踊りながら歌うというアスリートじみた謎技能と客煽りまでを含めたライブならではの一度きりを見るのが好きでアイドルを見ているので、そういう方向に上手い人たちの公演を見るのはシンプルに楽しい。多分この辺り、多くのハロヲタに共通する部分ではないかと思うし、曲調的にもThe K-POPという感じではなく、ロック調も多いので、男性アイドルに抵抗ない方は見てみてほしい。

K-POPアイドルの単独コンサートを見るのは初めてだったので、ペンコン(歌以外の部分の比重も高いFCイベントみたいなやつ)やピクタコン(サバイバル番組のファイナリストの合同コンサート)でちょっと気になっていた曲数の割にメント(MC)長いのはどうなるのだろうと思っていたら、流石に曲数が増えた分比重は減るものの、一つ一つは長めだった。その分軽く踊ったり色々してくれて飽きさせない。
アンジュだと5曲くらい連続→短いMC→5曲くらい連続みたいなことしてくるけど、あれは新曲を除いて一部ダンスの代わりに客煽りをしていたりするので、元々のダンスをフルで踊りながらだとあのくらいのインターバルになるのかな。元々の振りの違いもあるし、マイクも違うしね。

初めての単独コンサートの最終公演かつ、数年単位でしばらくは5人でのそれは難しいだろう公演だったのでメンバーもペンも泣くのかな私多分乗れないなと思ったけれど、そんな愁嘆場になるでもなく、兵役に行くソングク氏を自然に送り出して次の目標に向かうような、いい公演だった。

その後は再び知り合いと合流し、流れで出待ちに参加した。出待ちってしたことなかったのでとても新鮮。どうやらそういう文化のようで入待ち出待ちの写真や動画もよく流れてくるし、本人たちもちゃんとファンサをしてくれている。そこまで含めて仕事、という感覚なのだろう。
本人たちが帰っていくのも見られたが、関係者席に来られていたのだろうご家族らも出待ちの人たちの間から帰っていかれるのがちょっとカルチャーショックで面白かった。

帰宅

翌日の早朝便で帰国する予定だったので、ホテルは仁川国際空港に近いところをとっていた。会場からは2時間近くかかるのだが、知り合いの方がたまたま同じホテルに泊まられているということで、一緒にあれこれと話しながら向かった。ホテルへの道が一番迷いそうで怖かったのでありがたかった。
韓国にお住まいの知り合いの知り合いの方に美味しい韓食のチェーン店を教えていただいて晩ごはんを調達したりしつつ(コンビニでパンでも買うつもりだったので、韓国料理まで食べられて本当にありがたかった)、地下鉄と空港鉄道で他愛もない話をした。

ホテルは自動チェックインタイプで端末は日本語が選べるというレビューだったので予約したのだけど、その通りスムーズにチェックインできた。部屋も私基準ではきれいで何も問題なし。なんか部屋がよくわからんところでオシャレで思わぬところに冷蔵庫があったのは面食らったけど。シャワーの入口にシャワーカーテン等がないのも、知ってはいたけど実際使うと使い方が難しくて、寝不足かつ疲労たっぷりな頭でなんとか工夫しながら使った。あれどうやるのが正しいんだろう。事前に調べておけばよかったかもしれない。

早朝便なので睡眠時間3時間半で4時半に起きて30分で身支度を済ませて部屋を出た。なにぶん緊張もあるので眠気はないのだが、とにかく体がだるい。
5時になんとかホテルロビーに降りてチェックアウトしようとしたところ、端末の日本語が難しい。「カウンターの上のチェックアウト機でチェックアウトしてください」みたいな表記だったと思うのだけど、カウンターの上には箱がおいてあるだけで、そこに何枚かのカードキーが入れてある。多分そこにいれるんだろうとは思ったが、なんか指示と違うし怖いなと逡巡していたところ、その場にいた韓国人旅行者(多分)のお姉様に話しかけられた。どうやら同じ場所にあるカードホルダーに挿せということらしい。実はこのホテル、2つのホテルのチェックイン端末が隣り合っておいてある。カードホルダーは私が泊まったホテルのものではなかったが、ものは試しと挿してみたところ、当たり前といえば当たり前なのだが、取れなくなった。単に物理的に刺さったらホールドする作りらしい。こっちのホテルじゃない!と慌てていたらお姉様に電話をかけろと受話器を示された。言われるがままにかけてはみたものの、ひたすらヨボセヨと繰り返され、機械音声かなと判断して切ってしまった。そのままほっておくわけにもいかず、もう一方のホテルにもかけてみたところ同じ状態だったので人の声だったらしい。ごめん某ホテルのお嬢さん。
人と判断して「イルボノオッケー?」というものすごく旅行者らしい話しかけ方をしたところ、少し待てと指示されて向こうで機械翻訳で対応してくれた。すごい。えらい。日本語で誤って別のホテルのカードキーを入れたがどうすればいいかと聞くと「こっちで返しておくからそのままにしておいてください」ということだった。おそらくよくある間違いなのだろうとは思う。お姉様にはジェスチャー混じりに「クニャン、カ……だそうです」と伝えると解って頂けたようだった。指さし強い。すごい。

韓国人は親切、という話は時々ネットで見聞きはしていたが、まさかこんな短い滞在でそれを実感しようとは思わなかった。韓国人すごい。今回は結果的に間違ってはいたけれど、善意で教えてくださったのはほとんどお互いの言葉がわからない中でもすごくわかったし、いい経験になった。時間がなくてちょっと焦ってはしまったけど、あの時のお姉様ありがとう。

仁川国際空港は手荷物預け入れがないこともあって、思った以上にスムーズに保安検査場を抜け、搭乗口へ行くことができた。隣の保安検査場がすいてます、と韓国語で案内されるスタッフさんに反応できたのも良かったかも。もともと並んでたとこはそれなりに混んでもいたので。
広島空港は相変わらず小さくて、税関のレーンも少なくて、それでも待たないくらい人もいないんだけど、何日滞在しましたかと聞かれて1日とわかると税関のお嬢さんに「弾丸旅ですね」と言われてしまった。仕方ない。私ももったいないとは思わぬでもないけどさ。

出会ってくれてありがとう

こうやって旅行記を長々と書いてみて、結局そういうことかなと思う。

ベナに出会わなければ韓国に行こうとは思わなかっただろう。アンジュに出会っていなければ東京公演を検討してたはずだ。めいが「私が生きてこなかった人生」を歌わなければ多分決心はできなかった。
大阪で知り合ったピッピさんがいなければ流石に躊躇したかもしれないし、そのお知り合いのピッピさんたちがいたから楽しく公演を待てた。お菓子をくださったりもらってくださった隣の席の(たぶん)韓国のピッピさんたちがお隣じゃなければまた違う体験になってたかもしれない。

ごく短いけれど、私の初めての海外旅行が楽しい思い出になったのは、そういう全てのめぐり合わせのおかげだ。
次はもう少し余裕のある日程で、ちゃんとした旅をしてみたいな。

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