9/2(日)Slow LIVE'18 in 池上本門寺 後編
※前編はこちら
ステージ準備中。
そんなこんなで、ごはんを食べながら開演を待っていると…
オープニングアクトの「キトリ」が登場。
大橋トリオプロデュースの姉妹連弾ユニット。
そっくりな顔と、おそろいのワンピースで現れた彼女たち。姉のモナちゃんと、妹のヒナちゃん。可愛らしい声と、少し悲しみのあるピアノのメロディに惹かれました。これからCDデビューするというから、楽しみ!
キトリが終わると、待ってました!本門寺の上人(しょうにん)による、挨拶タイム!
上人は写真撮っていいはずだから、いっぱいとりました(笑)
「今日晴れたのは、あなたたちの日頃の行いがいいからですねぇ。こんな古いお寺で、ライブが行われるというのは素晴らしいことです。」
池上本門寺は、東京都大田区池上にある日蓮宗の大本山。1282年に創建され、今もなお現役のお寺。空襲を逃れ江戸時代の姿のまま残る建造物があり、関東最古の五重塔は国の重要文化財に指定されているそう。そんな歴史と情緒溢れるお寺の中でライブができるのは、理解ある上人さんたちのおかげ。ありがとう、上人さん。
次に現れたのは「THE CHARM PARK」。
メンバー5人とも浴衣で登場し、大歓声!こちらもデビューしたてらしい。柔らかな声とポップな楽器隊がなんとも心地よい。ドラムの神谷洵平さんが、とにかくすごい人だと気づいたのはこの後のこと…。
次は、シンガーソングライターの優河。
この方。たまたまだけど、時間がなくて唯一事前に音源を聴いていなかった。が、しかし。一番衝撃をうけて、今一番聴いている人。神々しくどこまでも伸びる声と、24歳とは思えない堂々とした佇まい。とくに『魔法』は圧巻。正規メンバーでやる、初めてのライブだったそう。バンドにはジャズベースも。ちなみに、朝ドラ「半分、青い」に出演中の石橋静河さんのお姉さんなんだとか。
少し日が暮れてきた頃に、コトリンゴ。
今回は、徳澤青弦カルテットを迎えたステージ。なんとこのコトリンゴのライブ、15周年を迎えたSlow LIVEが立ち上げたレーベル「Slow LIVE LABEL」の第一弾作品として録音されるとのこと!コトリンゴにとっても初のライブ・アルバム。一曲一曲、うまくいった!ってうれしそうに喜ぶコトリンゴが可愛すぎて。作品が楽しみ。
だいぶ空が暗くなってきて、晩御飯を買いに席を外しました。山盛りにしてくれたゴーヤーチャンプルを手に席に戻ると、会場を沸かせていたのは奇妙礼太郎。
奇才、というかんじだった。ちょっとおかしい人(笑)アドリブがうまくて、ギターのブリッジがズレるハプニングも笑いに変えていたのが印象的。
トリ前は安藤裕子!
楽しみだった安藤裕子。最新アルバムの楽曲から、海原の月、のうぜんかつら(リプライズ)までとってもよかった。あ、ここまでグランドピアノの良さを書いていなかったけど、ほぼすべてのアーティストが使っていて、安藤裕子のときももちろん。うまく言えないけど、上質な音がもたらす"大人のフェス"感は偉大です。このフェスの大事なポイントなんじゃないでしょうか、このグランドピアノという楽器は。
そして、お待ちかねの大橋トリオ!
超細いおしゃれなおじさんこと大橋トリオ。バンドにはTHE CHARM PARKのギターとドラムも。3曲めくらいの「Venus」では、みんな立って〜と煽られスタンドアップ!ノリノリで楽しみました。アンコールでは、バンドなしで「生まれた日」。しっとりとフェスの締めくくりをしてくれました!
こんな感じで、大満足のラインナップでした。タイムテーブルを見返すことなく順番にレポートを書けたのは、初めて。普段だったら一週間もたたないうちに順番なんて忘れちゃうのに。やっぱり、じっくり味わうって大切ですね。
音楽の聴き方が、"ファーストフード"的になっていないか、自分に問いかけるきっかけになりました。
最高な環境のもとで、丁寧に音楽を味わおう。
ブログ・イラストの創作活動のため、たいせつに使わせていただきます!