見出し画像

2020年 my best music 10

もうこんな時期ですか…早いですね。年末に今年聴いた音楽ベスト10を記録するようになって4年目になりました。今年も書きたいと思います。

2020年はライフワークだったライブにほとんど行けなくて、仕事で数回クラシックコンサートに足を運んだくらいです。いつもは好きになる音楽というのはライブの思い出とセットだったんですが、今年は本当にないですね…寂しいことです。

その代わりに、YouTubeやインスタなどでのライブ配信(アーカイブ/生)はいくつか観ていました。思い出せるのは、Kan Sanoさん、宇多田ヒカル、サカナクション、aiko、あいみょん、フジロック、ライジングサン、サマソニ、東京ジャズフェスティバルです。あとはサカナクションの山口さんのインスタライブはよく観ました。アイコス吸いながら熱く話す山口さんが面白くて!他業種の方々とのコラボ企画も大変楽しかったですね。

そんな訳で、今年の音楽視聴スタイルとしてはspotifyオンリー……ではなく、実はアニメからハマった音楽がたくさんあるのです!ステイホームになり、ずっと見直したかった90年代のアニメを観始めてどっぷり浸かりました(笑)「るろうに剣心」「エヴァンゲリオン」「スラムダンク」「幽遊白書」などですね。昔のアニメの主題歌、めちゃくちゃいいんですよね。アニメーションの技術は今の方が絶対レベルが高いはずなのに、90年代アニメのOP/EDのアニメーション、本当にかっこよくて侮れないです。

あとはCDを借りてクラシックやジャズなども聴きました。YouTubeはよく観ているけれど、ここからハマった音楽はないかも?友人は「THE FIRST TAKE」での北村匠海くんにどっぷりのようです(笑)

では今年もまずはSpotifyの「2020年まとめ」を記録しつつ、ベスト10を発表します!

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6


【10位】
GLIM SPANKY/大人になったら

きっかけは上白石萌音ちゃんのアルバム『note』の中でグリム提供の楽曲がありまして。グリムの感じと萌音ちゃんの優しーい声がすごくハマっていてよく聴いていたら、ちゃんとグリムも聴きたくなってきました。ちょうど今年の10月にアルバム(『Walking On Fire』)もリリースしていたのでたくさん聴きましたが、ここはあえて5年前のアルバムから「大人になったら」をチョイスです。出だしの「煙草の匂いが私の髪にすがる」が聴きたくて聴いてたようなもので(笑)ロックという音楽の存在感がどんどん薄れていく中で、この歌はその世の中を否定も肯定もせず、「大人になったら解るのかい」って問題を先送りしているのがいいんですよね。「どうせ解らないんでしょ」って思いながら「でも私はまだこの世の全てを知らないんだよなあ…」っていう未熟さを自覚している感じが切ないですとっても。

【9位】
上白石萌音/一縷

萌音ちゃんはカバーアルバムの『chouchou』、特にその中でも「なんでもないや-movie ver.」が好きだったのですが、またまた野田洋次郎さんタッグで誕生したのが「一縷」。この二人が揃うとヤバイですよ!時間場所関係なく涙腺にストレートかましてきます。何回聞いても初めて聞いたみたいに泣けます(笑)なんか疲れちゃった時にどうぞ。癒されましょう。

【8位】
青葉市子/いきのこり●ぼくら

今年は長いことノリのいい音楽を聴けない状態に陥っていたので、久々に市子ちゃんもよく聴きました。市子ちゃんの声は人間の声じゃないと思います。鬼滅の刃のお館様じゃないですけど、この声を聞くと本当に心地よくなります。多分本当は楽器とかメロディなんていらないんじゃないかなって思うくらい。2年前くらいに和歌山の古いカフェでやったNUUAMM(市子ちゃんとGEZANのマヒトくんのユニット)のライブはかなり衝撃でしたもんね。友達について行った感じだったけどまんまとハマりました。市子ちゃん、年明け1/20には初期名盤4タイトルが初のアナログ化!ということで、『0』は欲しいなあ。

【7位】サラ・ガザレク/ ブラックバード/バイ・バイ・ブラックバード
現代ジャズ・シンガーとして文字通りトップ・クラスのサラ・ガザレク。日本独自企画によるガザレクの世界初コンピレーションCD『ザ・シュプリーム・コレクション』に収録されている楽曲です。ブラックバード、お察しの通りビートルズのアレンジです。本家に比べて、より柔らかくて明快で暖かみのある感じが好きです。イントロのピアノも素敵です。

※↑2005年のアルバム「Your」のものなので、全く違うアレンジです※

現時点でサブスクはないようで、CDで聴くことができます

【6位】
宇多田ヒカル/Beautiful World

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のエンディングはずっとヒッキーが担当していて、「序」で「Beautiful World」、「破」で「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」が流れます(「Q」は「桜流し」。最新作は「One Last Kiss」と発表されていますね)。歌詞が本当にシンジくんすぎて。1分半くらいあるアウトロもめちゃくちゃ好きです。ヒッキーもシンジくんも「親との確執」「孤独」が大きなテーマになっている人なので、やっぱりエヴァにはヒッキーだよなあと毎回思わされますね。林檎ちゃんではないんですよね〜(林檎ちゃん大好きなのですが、同世代の日本を代表するアーティストとして比較すると、です)。個人的にはアコースティックver.の方が好みです!ヒッキー自身も多分アコースティックverが好きなんじゃないかなって勝手に思ってます。

【5位】
ジョン・健・ヌッツォ/「新選組!」メインテーマ

完全に趣味が出てしまっています(汗)2004年の大河ドラマ「新選組!」観ていた方いらっしゃいますでしょうか。三谷幸喜さん脚本、香取慎吾さん主演、山本耕史さん、藤原竜也さん、オダギリジョーさん、佐藤浩市さん、ほぼ無名だった堺雅人の最初の出世作でもあるようですね。「新選組」というのはご存知の通り幕末に活躍した幕府側の隊士(政府のために治安維持を目的として剣を振るった警察のような団体です)たちのことですが、その生き様が本当にかっこよくて、映画・小説・漫画などの題材によく使われていますね。でも私にとっての新選組は、この大河ドラマのキャラクター像でしかない!三谷幸喜作詞、服部隆之作曲のこの曲は、前半はずっと「ラララ〜」しか言ってないんですけど、だからこそ最後のサビの短いメッセージに全てが詰まってるんですよね。ドラマの最終回観ると、この曲がなぜこれだけしか語らないのかわかります。彼らが大切にしていた思いを三谷さんが代弁してくれています。ただこれだけだったんだよな、、、、っていう。ああ、また観たくなってきました(笑)

※↑こちらは歌詞がないので、気になるかたはぜひメルカリでDVDボックスかサウンドトラックを購入してくださいませ(笑)※

【4位】
馬渡松子/ホームワークが終わらない

はい、こちらは「幽遊白書」の1期エンディングテーマです。馬渡松子(まわたりまつこ)さん、メジャーデビュー前にはドリカムのバックバンドに在籍し中村正人さんのプロデュースでデビュー、「幽遊白書」で注目されますが、現在はインディーズの活動をされているそうですね。2013年にはポニーキャニオンからベストアルバムも出されています(幽白の曲は全て入っています)。今改めて聴いてみると、この歌唱力、めちゃくちゃ圧倒されます。こんな人、日本のメジャーシーンに今いないですよね?アニメーションもすごくよくできていて、最初のライトがくるくるなるやつ(語彙力)とか、サビでぼたんちゃんが飛ぶとことかすごく好き。たいていの動画配信サービスで無料で観られると思うので、ぜひ映像込みで改めて観て欲しいです…!

【3位】
羊文学/恋なんて

もともとSuchmosが好きで、Suchmosのレーベル〈F.C.L.S〉からメジャーデビューしたのでちゃんと聴いてみたらすごく好きになりました。声もいいし、歌詞も好きです。曲のメインテーマとはズレちゃうと思いますけど、「僕が貸したDVDを返しに来るのをどっかでまだ期待してる」ってあるんですが、こういう現象や感情や歌詞が、近い将来なくなってしまうのかなと思うと寂しいです。CDも同じです。私も今となってはサブスクでも十分になってしまっているけれど、やっぱり音楽や映画好きな人たちにとって、CDやDVDの貸し借りって大切なコミュニケーションツールだと思うんですよね。あるいはプレゼントとしても機能していた。「物」としてこだわる意味ってそこにあると思ってます。所有欲を満たすとかは全然重要じゃないんですよ…。好きな人に好きな物を知ってもらいたい時・プレゼントしたい時は、リンクじゃなくてカタチあるものがいいなって思います。それは元来「物」にはたくさんの人の手がかかっているからなのでしょうね。

【2位】
プリンス/New Power Generation
こちらはスポーツ漫画の傑作「スラムダンク」に登場するスーパールーキー流川楓が、イヤホンでよく聴いているとされている楽曲です(マニアックですみません…)。出勤時によく聴いてテンション高めてました。だって、あの天才高校生が聴いてる曲ですよ?(笑)パワーもらえる気がします。しかもなかなかプリンスを聴く機会がない世代で、「パープルレイン」のイメージしかないような人間だったので、こんなカッコイイ曲があると知れて本当によかったです!流川様様。

【1位】
L'Arc-en-Ciel/the Forth Avenue Cafe

2020年を乗り越えられたのはこの曲のおかげと言って過言はないでしょう。「るろうに剣心」の4代目エンディングテーマです。ただ、放送当時にメンバーの不祥事によってたった4話でしか使用されなかったという伝説のEDとなっています(動画配信だともっとたくさん使用されていますが)。るろ剣の主題歌ってどれも良くて選べないくらいなのですが、なぜこの曲がずば抜けて好きなのかというと、
①総集編か?と思うくらい名シーンばかりを集めたアニメーション(書き下ろしがほぼないのになぜかめちゃくちゃ曲に合ってる不思議。神谷道場で斎藤一と戦って抜刀斎覚醒するシーンとか、京都へ向かう前夜にホタルのいる川辺で別れを告げるシーンとか、アニメだけに登場する女海賊修羅さまとのシーンとか全部良い。スタッフさんの編集力凄まじい)
②中性的な声・歌詞・メロディ
③最初と最後はピアノでしっとりしてるのに、サビを中心にドラム・金管楽器で盛り上がる振り幅(感情の起伏がすごい)
です。これを言ったらSIAM SHADE「1/3の純情な感情」も近いのですが、やっぱりhydeさんの女性的な感じは最強ですよね…(ラルク、あまり熱心に聴いてこなかったことを後悔するほどです)。歌詞を読んでいると薫の気持ちか剣心の気持ちか、はたまた恵さんの気持ちか、操ちゃんか(左之助はないだろうな(笑))って、誰だか分からないんだけど片思いだらけの登場人物たちに重なってしまう。「誰かのこと想ってる横顔でも素敵だったから」って、hydeさんんん、、、、(涙)中性的なものって何でこんな儚げに感じるんでしょうねえ。剣心が涼風真世さんだったのも、剣心の強さの中に隠した弱さとか優しさとか自分の命を軽んじる危うさを表現するのにぴったりでしたし。男性声優さんだったらここまでハマらなかったかもと思ってしまうし、正直マンガよりも涼風さんの声が聞けるアニメの方が好きです!最近Netflixを再開して、るろ剣が観られそうなのでまた観たいな〜と思っています。主題歌を端折りたくないアニメ「るろうに剣心」からの1曲でした。


さて、来年は引き続きアニメを色々観たいので、またアニメ関連で好きな曲が出て来るかも知れません!現時点で観ている「呪術廻戦」もかなり今っぽいおしゃれな感じでびっくりしています。好きな音楽出て来るかな〜。期待です。

また、音楽関係のことを毎日noteに書いていきたいなと思っています!内容としてはオススメの音楽紹介、音楽本紹介、音楽ニュースの解説、プレイリスト公開、イヤホンなどのレビュー、音楽スポットの紹介、ライブ・コンサート・配信レポ、雑学などなど多岐にわたる予定です。毎日更新って結構ハードル高いですよね、、、9割はハードルの低いオススメの音楽紹介になる気がします(笑)チャレンジです。ドキドキ。

それでは、良い年末を!




この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

ブログ・イラストの創作活動のため、たいせつに使わせていただきます!