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RadioNote第10回 「星を食べる」「虹の階段」の裏話

そろそろ本気を出さねばならないと感じているMiiLuです。

何かというと、SNSです。

一応Twitterのアカウントはあるのですが、全く機能しておりません。

後で頑張ればいいか、なんて思っていると、なんと先日、noteのTwitterアカウントで私の書いたショートショート「地下鉄空想旅行」が紹介されたのです!!

note編集部の皆様、ありがとうございます!!

めちゃくちゃ嬉しかったのですが、私のTwitterアカウントがカスなせいで、それ以降の広がりがありませんでした……。

これはもったいないことをしたと反省しております。次もし紹介された際は、もっともっとバズらせたい。

ということで、現在SNSの戦略などを考えています。と同時に、このnoteのプロフやアイコンなども作らねばと考えています。

2月中に完成させて、8/31までにフォロワー500人を目指します。


さて、ここからは2/7, 8に公開したショートショート「星を食べる」「虹の階段」の制作裏話を書いていきます。

ネタバレになってしまうので、先にショートショートを見ていただければより楽しめます。


2/7 「星を食べる」  

記念すべき19作目。今回はいつもと違う方法でショートショートの設定を作りました。

その手法は、「まずテーマを決める」というものです。

いや、当たり前の方法じゃない?と思われたかもしれませんが、ショートショートにおいてはあまり使われない印象です。

ショートショートを書く際は、時間制限を設けることが多いです。そうなると、「テーマを決めて、キャラクターを決めて…」なんてやっていると時間が足りないのです。

私の場合は「できれば1時間、遅くても2時間で終わらせる」ことを目標にしているので、構成は20分くらいで終わらせなければなりません。そのため、単語を2つ用意して妄想を広げて作ることが多いです。


なぜ今回この手法を取り入れたのか。それは、単純に実験です。

自分の発想力や書く能力を高めるためには、固定のやり方ではダメだなと思ったわけです。常にどこかを変えていかないと、どんどん自分のショートショートがつまらなくなっていくような気がして。

ということで、この手法で書く実験をしてみました。初めての試みだったのでかなり手こずりましたが、我ながら面白い設定ができたのではないかなと思っています。


メモに書いてある「前提」とは、「テーマに関して私自身が思っていること」です。この前提をもとに世界観や構成を決めていきました。

「目的のない破壊」ってなんだろう。前日に「ララランド」を観た私にとって、それは「星を破壊する」ことでした。夜空をバックに踊るシーン、素敵ですよね。破壊だと怖いので、「食べる」にしてみました。

そこからは意外とすんなり進みましたが、細かい言い回しでかなり迷いました。絵本のような柔らかい語調を目指したのですが、しっくり来ない部分がちょくちょく残ったまま、時間が来てしまいました。もっと文章力も磨かねばなりません。


ちなみに、2匹の星の子の名前は「アースト」と「タルス」でしたが、この名前は「star」のアナグラムでつくりました。なかなか可愛くありませんか?


2/8 「虹の階段」

記念すべき20作目。今回も「テーマから決める」方法でつくりました。

今回のテーマは「夢」。夢に関してワタクシMiiLuは、「背負い込みすぎると苦しいので、一度やめてみるのもアリだ」と思っています。

周りの期待を裏切りたくないと思ってしまったり、自分よりもスゴい人を見てしまうと、どうしても辛いものです。

私は、そんな時は一度、足を止めて、自分を俯瞰で見てみるべきだと考えています。

自分は向いていないし、このまま続けても無理だろうと思ったのならやめれば良いし、それでも夢を諦めたくないと思ったならもう一度足を進めれば良い。

やめたとしても他の道があるわけですから。諦めることも才能だと思います。


そんな前提(筆者がテーマに関して思うこと)のもと、今回のショートショートを作成しました。

このテーマなら、主人公は「夢を追う人間」が一番わかりやすいですよね。

何を追うのか?を考えたときに、視覚的にわかりやすいものがいいなと。そこで思いついたのが「階段を上った先にある何か」でした。「何か」を決めなかったのは、読者の皆さんが自分の夢に置き換える余白を作りたかったためです。


私の前提に沿って作るなら、この主人公は最終的に夢を諦めることになります。つまり、夢を諦めてしまう出来事が必要ですよね。

階段といえば、何を思い浮かべますか。満場一致で「マリオ64の無限階段」ですよね。

ということで、主人公にも無限階段に上ってもらい、それに気づいて絶望してもらうことにしました。メモには書いてありませんが、「階段」の設定を考えた時点でこの発想がありました。

無限階段に気づいてもらうために、階段の色が変わるという仕掛けを作りました。せっかくなので、「虹の階段」にしてみました。


あと考えなければならないのは、主人公が階段の上の何かを目指すのを諦めなかった理由です。

これは、階段を上り続ける人たちを想像すれば意外とすんなり思いつきました。メモの右側に書いてあります。

この主人公の周りの人間の影響で、主人公は階段を上り続けることになります。夢に向かって頑張っている方なら、共感するところもあるのではないでしょうか。


この「テーマから決めて書いていく」手法には2つの欠点があります。

一つは、ショートショート制作に時間が掛かってしまうこと。

もう一つは、この裏話の文字数が多くなってしまうことです。

ここまでの長文に付き合っていただき、ありがとうございました!

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