
友人にお題をもらって役に立たない話を書くシリーズvol.13「おいしいものにまつわる思い出」w/ ひっとみー
世間ではお盆休み
曜日感覚は10年くらいずっとない
世間ではお盆休み、夏休みのようです。SNSには楽し気な家族の旅行、お出かけの記録が躍り、「あ、みんなお休みなのね」と気づく。今は自分で会社をやっているので休みとかそんなに決めずなのですが、前職時代もずっと個人事業主だったので、お休みや勤務時間はまったく無関係な生活をしていました。ここ10年くらいはずっと曜日感覚もなく、お休みとかの感覚もほぼなく過ごしてきて、今に至ります。
オンオフとか正直いらない
「休みもないなんてかわいそう」と思う人もいるかもだけど、実は私、オンとオフがきっちりしていない生活の方がストレスがなくて好きなのです。オンオフの曖昧な、境目のゆるい生活が、一番自分にはあっているのだと思っています。会社員をやってたときの、休みの前に「わーい明日から休みだー」であがって、日曜に「明日は仕事だ、しょぼーん」と下がる、みたいな気持ちの浮き沈みの方が私にとっては精神衛生上よくなくて、ストレスがすごかったです。この一見ブラックな(笑)毎日仕事、特に決まった休みなし、という生活の方が心も安定しているし、身体も楽で好きなんですよね。
仕事しながら遊び 遊びながら仕事する
今も基本的には丸一日まったく仕事をしない、というのはほぼないです。お休みっぽい一日でも、PC開けばすぐ仕事できるし、あとはメッセンジャーとかチャットとか、スマホでも仕事相手とやりとりして仕事できちゃうので、なんかしらはやってる。プライベートでもおもしろい商品や広告をみれば「これは仕事につかえそう!」なんて考えて、アイデアを練り始めることもあります。家族がいないから時間を自由に使えるからこそかもしれませんが。ちなみに旅行中もそれは同じなので、合間になんらかは仕事してます。
ストレスだったことをなるべく減らしての今
オンオフが曖昧な方が楽、というのは実は後から、正社員でなくなってはじめて気づいたことでした。正社員時代から自覚してたストレスというと、満員電車、毎日同じ時間に同じ場所にいくこと、服装やネイルに制限があること、朝早く起きること、…とかだったかな。ここら辺含めて少しずつ長い年月をかけて、自分にとってストレスだったことを自覚して、減らしてきて、今があるのかなと思います。おかげで今はルーティーンとなる定型のストレスがほぼなくて、突発的にあるストレスに対処するくらいで済んでいます(どえらいのがたまに来ることはあるけど)。
苦難を乗り越えたある意味「余生」
変な言い方だけど、今は激務期を乗り越え気持ち的には「余生」みたいな感じがあって(笑)、自分が自分らしく生きる道をのんびり生きているような感覚です。また激務に巻き込まれたり、波瀾万丈を求めたりすることもあると思うけど、今は穏やかにやりたいことをして、ストレスもほぼなく、とてもハッピーに暮らしています。とはいえ、仕事では野心もあるし、もっと香りの世界をかき回したいなという願望もあるので、穏やかに心の炎を燃やして、笑顔でほんわかチャレンジングに生きていこうとしてるんだと思います。お盆休みも、通常モードで仕事をしたり、人と会ったり、遊んだりしてました。人が休んでいるときに働き、人が働いているときに休む。それくらいがちょうどいい気がします。マイペースに自分の道を歩いていきたい。
本日もお題をくれた友人の紹介、お題からインスパイアされた役に立たない話でいきます。「意味がない、役に立たない話」に無駄に意味を付け加えないように(笑)、基本的には一筆書きで、ほぼ書き直しなしで書き上げようと思ってます。意味のなさを、役に立たなさを、楽しんでいただけたら嬉しいです。
今回のお題提供者:ひっとみー
今回のお題提供者はめずらしく同世代友だちのひっとみー。通っているコワーキングオフィスの運営側のメンバーの一人。ひっとみーはコワーキングに、ある程度コミュニティが確立した後にチームに入ってきて、そのなかでなじむの、実は大変なのかもなぁなんて思ってましたが、今ではメンバーからも同僚からも圧倒的な信頼を得ている人気者。いつも穏やかで安定感があって、やっぱりそういう人は時間をかけて愛されていくのだなと妙に納得する存在です。
同世代ジン友だち
今、私はお酒のジンにはまっているのですが、ひっとみーはちょっと前に一緒にジンを飲みに行ってくれて、いっぱい語って楽しかったってのが直近の思い出。私はとにかく年齢も属性もバラバラの友人が多く、かつ年齢聞かない&聞かれない文化でずっと生きてきてます。普段から自分も年齢は自己申告しないし、相手にもまったく聞かないのですが、ひっとみーは自分より若いと勝手に思ってて、ひょんなことから同世代だと知ってリアルにびっくりした人(笑)。そして同世代と聞いて一気に心の距離が近づいた感じ。話してたら、感覚が近いところもあって、共感ってこういうことかってなんだかほっこりしました。大人っていいなって思えるお友だち。
今回は、そんなジン友にふさわしい?お題。おいしいものを食べてジンを飲みながら、「なにかお題ちょうだい」って言ったら出してくれたお題です。おいしいものにまつわる思い出。
本題「おいしいものにまつわる思い出」w/ ひっとみー
最も幸せを感じることは?
「なにしてるときが一番幸せ?」みたいな質問を受けたときに、以前よく答えてたのは「おいしいものを食べたとき!」でした。いろんなカタチの幸せはあるけど、イレギュラーが多すぎて、定型化できる幸せってあんまりないように思うんだけど。おいしいものを食べたときは無条件に幸せだなーって思える気がするんですよね。昔から食に対する興味は結構ある方で、おいしいものを食べられるなら時間もお金もかけられる!お酒は嫌いじゃないけどそこまで飲む方でもないので、基本は食がメインでサブでお酒って感じです。家系的には、全然グルメ家系ではなくて、母は食に関してはまったく挑戦しない保守的なタイプだし、姉はずっと食よりお酒ってタイプだったので、食にこんなに関心が強いのは家族で私だけです。
今年一番おいしかったものランキング
長年ブログをずっと書いていたのと、10年前から出張がとても多い生活だったのもあって「今年一番おいしかったもの」を振り返ってトップ3を思い出す、みたいなことは年末によくやっていました。地方で食べたものとか、海外で食べたものとか、その土地ならではのものなんかもよく食べました。独立してからのここ約2年も、まわりにおいしいものが好きな友人が一気に増えたので、予約の取りずらい人気店に食べに行ったり、おいしい食材を取り寄せて食べたり、最近もかなりよく食べてると思います。ひとつひとつ思い出せばいろんなストーリーはあるけれど、おいしいものにまつわる思い出というと、なに書こう!?
実はグルメアカウントをやってる話
私、グルメ好きが高じて、インスタで個人のとは別にグルメのことだけをアップするグルメアカウントをやってます。とはいえ、全然フォロワーも多いわけではないですが(個人のよりは全然多い)。匿名でやってるし、直接の知り合いには基本は教えてないので、フォローしてくれているのはほぼ知らない人だけ。自分がフォローしているのも知らない人だけ。食のこと以外はあげないというのをポリシーに、ひたすら日々外食で食べたものだけを紹介しています。これをなぜやっているかの話をしてみようかなと思います。
コロナ禍はみんなずっと元気でしたか?
私は2021年が実はとってもつらかったんです。コロナ禍が始まった2020年は出張で駆け回る生活から解き放たれ、東京でずっと過ごすという私にとっての「非日常」がとても新鮮でした。家にはいたけれど、仕事は相変わらず忙しかったし、穏やかにハッピーに暮らしていたんですよね。それも1年限りのこと、とどこかで思っていたからだと思うんです。それが2021年を迎えるにあたって感染者数がぐっと増えて、「あと1年は元の生活に戻るのは無理だな」って雰囲気をひしひし感じたら、もう心にずっしりきちゃったんですよね。同じことをもう一周するのか、と。人に会えない一年が始まるのか。一人で家にいる一年が始まるのか。外食も外出も罪悪感でいっぱいになるような生活が続くのか…そう思ったら明らかに心が弱って疲れて沈んで、このまま放っておいたら病んでしまうかもなと客観的に自分に思ったんです。
自分の心を元気にするにはどうしたらいいのか
「自分がうつ病にならないためになにをすべきか」そんなことを年を越すタイミングではすごく考えていました。マインドフルネスの本もそういえば買って読んでみたりしてたな。あと家に常にお花を飾るというのもその防止のために始めました。自分以外の命がそばにあるということがいい、それは植物でもいい、というのを聞いて始めました。家の近所の花屋さんに最低でも週1回は通って常にお花を買って家に飾るようにしてました。この花屋さんとコミュニケーションが取れる、というのも癒しのひとつでもありました。あとはYouTubeでVLOGをあげる、というのもその頃始めたことのひとつ。オンラインMTGはかなりあったけれど、人とリアルで会うことは本当に少なかったので、その頃は人とのつながりが感じられないこと、人と話ができないことが、本当につらくてたまらなかったです。孤独感にさいなまれてました。
自分のことを発信することで心を保とうとする
ちょっと極端に言い過ぎかもですが、自分のことを見てくれている人が誰もいないというのがとても心許なくて、生きている張り合いがないような感じがあったんですよね。YouTubeチャンネルを開いて、そこにひっそりとコロナ禍に生きる自分の日常をVLOGとしてあげてました。動画をとって、編集してテロップつけて音楽つけて。VLOGあげたいから、今日は一人であそこに行ってみよう。あの頃は、外出するのも人に会うのも「悪」みたいな言われ方をすることもあるくらい殺伐した空気もあったので、放っておくと家にこもって、どんどん心が内側に吸い込まれてしまいそうになってました。なので自分を外に連れ出す口実としてVLOGを始めたのが大きかったと思います。あとは仕事の役にも立ちそうだなというのもありましたがこれは二次的な理由。VLOGは本当にやってよかったと思ってます。心を外に向ける力にすごくなりました。あと、おもしろいことにVLOGは突然なぜかバズった動画もありまして、経験的にもやってみてよかったなーと思ってます。
グルメアカウントも始まりは自分を外に連れ出すため
そう、勘のいい方はお気づきですね。この流れで実はグルメアカウントも始めてるんです。おいしいもの大好き、外食も大好き。でもあの頃「外食=悪」な雰囲気に押され、外で食べて、おいしかったよーって言いたくても、それを人にあんまり言っちゃいけないような空気感がすごくあったんですよね。せっかく東京にいるし、食べに行きたいところもいろいろあるのに、それも気持ちが鬱々とする原因かもしれないなと。食べたものを心おきなくアップしてシェアして、おいしかったよーと言える場。そして近所のおいしい場所の情報を収集できる場。私はコロナ禍だったからこそグルメアカウントを始めることにしたんです。
別に誰かがみてくれているからというわけでなく
性格的に、始めたらなんかちゃんとやりたくなる性格なので、たいして見てる人いなくても、食べたものを記録としてポツポツと上げ続けて、そして今も続けています。グルメアカウントは大好きな食を口実に、私をたくさん外に連れ出してくれました。あの頃の沈んでいた気持ちを再浮上させるきっかけのひとつに確実になってくれたと思います。もう始めて3年くらいになるのかしら。私のあげた投稿をみて食べに行ってきました。なんて声を聞けることもあったり。私もフォローしたグルメアカウントから情報を得て、新しいお店を開拓したり。いまだに実はとてもとても役にたっています。自分が行っておいしかったお店はちゃんと記録に残っているから後になってもそこから情報をひっぱれるし、行ってみたいお店も保存しているので、誰かと食事に行こうって機会や、「いい店あるかな?」と聞かれたときにも役に立ってます。
人においしいお店を教えたい欲
主にご近所グルメを開拓していっているので、人から「このエリアで〇〇系でおすすめある?」みたいなことも最近たまに聞かれたりもします。そういうときは張り切って候補のお店をたくさん教えてます(笑)。相手の好みにフィットするお店が紹介できるとガッツポーズしたくなるくらい、かなり嬉しい。私、食だけではないですが、いいと思うものを知ると、猛烈に人にすすめたくなる性格なんですよね。コスメとかもこれは!ってのを発見するとめちゃくちゃ人にすすめてます。グルメアカウントを始めたことでの自分の変化としては、ただおいしいものを食べる人でなくて、おいしいお店をストックしている人、に変わったことな気がします。きちんとリスト化しているわけではないけれど、記録に残していることで、例えばこの系統のお店で、他の似てるお店も行ってみて比較してみようかなーとか。このエリア行っていないから、一応攻めておこうかなーとか。食への興味をちゃんとカタチに残すことで、より食が好きになっていってる感じがあります。
おいしいものを誰と食べるか
めちゃくちゃおいしいはずの食事があんまりおいしくないこと、ありますよね。食事は本当に「誰と食べるか」がとても大事。楽しかった食事の記憶は今でもたくさん思い出せる。食事の写真を見れば、誰とどんな経緯で食べに行ったのかが思い出せる。あそこおいしかったなーって思い出せるお店は、一緒に行った人と笑顔がセットでついてくるお店なことがほとんどだと思います。笑いながらリラックスして、心を許した相手と「おいしいねーおいしいねー」と言いながら食べる食事がやっぱり一番おいしい。つい最近、仲良しの友人たちとお出かけして、帰りに夜、インドカレー屋さんで飲む、ってのをやったんですが、これがとっても楽しかったんです。カレーってみんなでシェアして食べるとこんなに楽しくておいしいのかって目からうろこでした。おいしいものを大好きな人と食べるのがやっぱり幸せだな。
おいしいは正義
ダイエットには外食は天敵なので、太り過ぎずにおいしいものを食べ続けるにはどうしたらいいかなを最近めちゃくちゃ考えてます(笑)。コロナ禍には、おいしいものを食べに行きたいという欲求が私を外に連れ出してくれた。友人たちと仲良くなるきっかけも、一緒においしいものを食べることがたくさんつくってくれた。あらためて「おいしいは正義」だなと。私の幸せには欠かせない要素なので、大好きな人たちと今日も明日も笑顔でおいしいものを食べ続けていきたいし、おいしいにまつわる思い出を増やしていきたいです。
そのためには…、やっぱりオンオフなくいっぱい働いて稼ぐのだ!