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「九十歳。何がめでたい」感想

2017年「年間ベストセラー総合第1位」(日販・トーハン調べ)のエッセイ集が待望の文庫化。
単行本は驚くほどたくさんのかたに読んで頂けて、編集部には2万通をお超える読者ハガキが届きました。久しぶりにゲラゲラ笑って元気になった、親や祖父母の気持ちがわかった、自分も佐藤さんのようになりたい……1冊の本が世代を超えてたくさんの方に楽しんで頂けたことをとても嬉しく思っています。 
『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤さん曰く「ヤケクソが籠っています」。一度は断筆を宣言し作家人生の幕を下ろした佐藤さんが再び万年筆を執って綴った本書には「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒る、その硬軟織り交ぜた文章には人生を生き抜く「金言」が満載です。     
編集担当より


まるで雑記ノートに思ったことを書き殴るような…。世の中について、また身近に起こった出来事を佐藤さんならではの視点で表現をしている。90歳と歳を重ねてもまだまだ熱量たっぷりに辛口のコメントをされているので、ある意味で気持ちがいい。

p.s.過去ツイ転載11冊目
忖度せず、真正直な発言が痛快だし、憧れます。大爆笑間違いなしの一冊。続編の「九八歳。戦いやまず日は暮れず」もぜひ読みたい。

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