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鈍臭いなんて言わないで。

私は、鈍臭い女です。


決してこれは、自虐ではなく、
私からのお願いです。

どんくさいというのが
親しみを込めた表現であることも
知っていますが、


私はこう言われて、
悲しくなります。


私は人一倍鈍臭いことを
知っているから、

時間より早く出たり、
忘れ物がないか何度も確認したり、

一つひとつの動作に気をつけています。

それでやっと普通の人と同じになれる。

だけど、
疲れてるとき、眠いとき、

たくさんやらかします。


神経がそこまで回ってこなくなるから。


そういうときに、
舌打ちをされたり、
急かされたり、
イライラされると、


余計に空回り。


そしてすごく悲しくなります。
涙が出そうになる。

そしたら頭の中が、
悲しいでいっぱいになって、
またやらかす。

負のループです。


そして私は

臭い

という言葉に敏感です。


自臭症という
症状が出ることがあります。


私は汗っかきなので、
夏になると、

汗を人よりも多くかく。



そうすると、
いや、夏でなくても、

自分が臭くないかな。
匂いで迷惑かけてないかな。

と一度気になると
止まらなくなります。


電車での
誰かの咳払いや、
そしていろんな人の視線が

自分に集まっているように
感じてしまう。


私が臭いから。


と。


本当に臭いときもあると思いますが、
臭くなくても気になってしまったら、 
 
不安で仕方なくて。


だから、お願いです。


鈍臭いね。


なんて言わないで。



疲れたんだね。
ゆっくりで大丈夫だよ。


と声かけてほしい。


いつも迷惑かけてごめんね。


心のなかで、
ちゃんと謝ってます。


そしてごめんねの次には、
ありがとうって思ってるから。


もし私が鈍臭くて嫌だと思うなら、
私と会わないほうがいいから。


ごめんね、ありがとう。



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