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目の前の世界は、癖と執着でできている

突然ですが。

例えば、自分の行きつけで、「私もここで働いてみたいなぁ・・・」と思っていたお店から、バイトの求人が出たとしたら。
みなさんは応募しますか?

・・・私、かなり尻込みするんです。
その理由は「もし落ちたら、そのお店に通いにくくなるから」。

たった1時間でわかったこと

実は昨日から、コーチングを受け始めました。

元々興味はあったのですが、調べてみるとそれなりのお値段に対して、結局誰に聞いてもらうかを一か八かで選ぶ感じに思いきることができず・・・「あぁ、昔の上司とご飯でも食べながらあれこれ聞いてもらえたらいいんだけどなぁ・・・」なんて思っていました。

すると、まさに昔の上司がコーチングの上級資格を取るために必要な要件を満たすために、セッション希望者を募り始めたではありませんか!

私はかつて人事部で働いており、この方はその当時の上司。
人の懐に入り込むのがうまく、さらに傾聴力、引き出す能力、口説き落とす能力・・・それはまさに見事な才能。
メンバーとの面談という場においては、私自身がそれを発揮される側にいたので、もう全幅の信頼を寄せずにはいられない!

お導きとしか思えない―!!
一昨日秒で手を挙げ、昨日さっそく初回セッションをしたというわけです。

私がクリアにしたいテーマは、ざっくり言ってしまうと「これからどんな形でどう書いていくか、落としどころをはっきりさせたい」というもの。
それをぼんやり真ん中に置きながら自由に話すうちに、自分の気づかなかった「思考の癖」や「知らず知らずに執着しているもの」がボロボロと見えてきます。

昨日1時間話しただけで分かったのは、
●「~せねばならない」という言葉がとても多く、義務感や既成概念に縛られがちなこと
●決断の時に、「私が」ではなく「周囲が」という目線が絶えず付きまとっていること。周囲を傷つけたくない、思いに応えたいなど、周囲とのバランスを想像以上に重視していること。

そういえば、最初に皆さんに問いかけた「バイトの面接」も、不合格になることを恐れているのではなく、その後のそのお店との関係に目が向いていますね・・・。ここでも周囲とのバランスを考えてるんだなぁ・・・。

当初私が「縛られている」と思った価値基準ではないところに、実は本質的な執着が隠れているようで・・・元上司も「想像していたより広範囲の要素が複雑に絡まっていそう」という話になり、今後数回にわたって思考の整理にお付き合いいただくこととなりました。


余談。コーチングとライターの共通点について

ところで・・・。

コーチングを受けながら思ったのは、インタビュー記事を書くことととてもよく似たところがあるなぁ、ということ。

その人から言葉という点を引き出し、その点をつなぎ合わせながら見えてきた線から、人生の癖を見出す。
それを一段抽象化することで知恵や整理へと昇華させていく。

白状しますと、私自身コーチングの道に進むって方法もあるのか?と血迷った時期も昔あったのですが・・・先述のような共通点はありながら、やはり私は「書く」方で頑張った方がよさそうという気づきも得ることができました。

というのも、私就活のグループディスカッションで「思考がまとまる前に口に出し、喋りながらまとめ上げていくので、周りがやりにくそう」と評された人間(ほかの部分を買われて、無事に合格しましたが)。(笑)
話しているその瞬間は自分も相手も「一体大丈夫か?」と思い思われがちなのですが・・・一度それを持ち帰ってアウトプットしなおすことで「おぉ、あれがこうなるのか!!」と私という人間を見直されるというパターンが、そういえば非常に多いんですよね。

その場でボールを軽やかにポンポン打ち合って汗を流したことそのものに「楽しかったね~!」と充実感を感じるより、一度家にボールを持って帰って磨いてきれいにお返しするのが私流のやり方のようです。


思考の癖が強いほど、新たに見える世界の面積は広い

ということで、閑話休題。

先日行きつけのカフェで近所のママ友と待ち合わせたとき。
「最近すごく混むよね、座れるかな・・・」とお互いドキドキしていたのですが、いざその日を迎えてみたら雨!
きっとこの人もあの人も「雨か、出かけるの面倒だな・・・」と思っていたでしょうが、「雨だね!お客さん少ないね!、ラッキーだね!!!」と大喜びした私たち。

シチュエーションや目指すもので、捉え方は大きく変わる。
私の思考も、強く癖づいているからこそ、見えていない世界の面積が大きいはず。

これからどんな風に自分自身が変わっていくのか、楽しみな5月です。

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