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【娘が使って壊れたホッチキスを黙ってゴミ箱に捨てていた】



⭐️ Beobachtung/観察

「このホチキス、学校に持って行っていい?」

(昔から大事に使っている私のお気に入りのホチキス)…あまり乗り気じゃないけど、まあいいか…)

「いいけど、壊さないでね」

その日の夕方に使っていて、壊れたんだろう…

次の日、ゴミの日でゴミを集めたら
ゴミ箱から出てきた

⭐️ Gedanken/率直に頭に浮かんだこと・感じたこと

(ここでは、世の中のいい悪い・こうすべきなど関係なし。ただただ自分が感じたままを書き留めます。)

・え⁈まじで⁈
・壊れてるし、捨ててある…
・それを黙ってるなんて…
・なんで言ってくれなかったんだろう
・言ってくれればよかったのに
・「壊さないでね」って言われた後に壊しちゃって、相当怒られると思ったんだろうな、(私に怒られるのが)怖かったんだろうな…
・確かに、昨日「ホチキス壊れちゃった…」と聞いたら、怒ってたかもしれない
・「怒らないで、聞いてちょうだい」って前置きがあったら、少しは気持ちが抑えられたかもしれない…
・彼女が正直に言えないのには、私にも原因がある…
・けどやっぱりショック❗️
・前はマズッタと思ったことも、正直に話してくれたのに…
・でも今朝も昨晩も、なんか彼女はいつもより無口で、大好きな肉もあまり食べなかった
・今朝も元気がなくて、ちょっといつもと違う様子だった
・「悪いことしちゃった」という後悔、言いたいけど、怖くて、苦しいのかな…
・もう面倒だから、捨てちゃえばわからないって思ったのかな…
・正直に言える関係でないのが、悲しい
・どうしたら、失敗も正直に話してくれるようになるかな…
・失敗は、しても大丈夫だよって、伝えたい
・どうしたら、伝わるかな…

⭐️ Gefühle/感情

・ショック
・悲しい

⭐️ Bedürfnisse/ニーズ

・信頼したいし、してほしい
・信頼し合える関係

⭐️ Bitte/頼み・お願い

・私も親に嘘をついたことがある。私の嘘に気づいた時、母は、多分私から白状して欲しかったのだろう、嘘を再びつくか、正直に答えるか、『テスト』した。

習っていた体操をサボった日だった。

実は母が様子を見にきたのに、私はいなかった…という状況。

「今日の体操はどうだった?」

これが母の質問。

うん…よかったよ…、ハッキリ覚えていないけど、こんな感じで適当に答え、後でこっ酷く叱られた。

確かに嘘はつくべきじゃない。

でも、嘘をつくその裏には、

・正直に言ってもめちゃくちゃ怒られるから、怖い(萎縮してしまう)
・正直に言えるような信頼関係が、そもそも成り立っていない
・正直に言っても、どうせ聞いてもらえない

という背景があると思う。

その背景に、目を向けなければ、何も変わらない

と今、親になって、思う。


上のような"信頼し合えない基盤"では、

どんなに

『嘘はつくな❗️』
『嘘つきは泥棒の始まりだ❗️』
『お前のことは信用できないから、もう何もさせられない❗️』

などと叱り、諭し、脅迫しても、意味がない。


嘘をつくことはいけないことだ

そんなことは娘も(昔の私も)重々わかってる。

わかっているけど、マズったな…(行きたくないな…)というのを隠してしまうのは

失敗とか、本当の気持ちを、相手に受け入れてもらえない、それでもOKって言ってもらえないから。

代わりに必ず怒られ、自分が悪者になるのが、嫌だから…


裏を返すと

失敗とか、本当の気持ちを、聞き入れてもらいたい
それでも、好きだよ、
大丈夫だよ

って、言って欲しいんじゃないかな…

怖いって感じているのに、自分から失敗や本当の気持ちを言い出すなんて
相当な勇気がいる

別にそこは、勇気を出してしなくても、いいことではないだろうか。

(私はいつも、そこで勇気を出して、謝っていたけど。親の気分は良くなったかもしれない。私はその後、悲しみに溢れ、いつもその後トイレにこもって泣いていた)

私は娘の"道徳的にいいとされる"行動など待っていないで、
こちらから、寄り添いたいな…

それともそれは、『過保護』なんだろうか?

私の親は、『自分で言いに来いというスタンス』だった

もしその時

私の気持ちに親が気づき、寄り添ってくれていたらなって、今、切に思う

そこって、『自分でやらなきゃいけないところ』じゃ、別にないよね?

娘は今10歳。
私も娘の心に、寄り添えなかった期間は長い。
その点、本当に本当に、後悔してる。
もう繰り返したくない。

辛い気持ちになった時、1人で頑張らなくていいよ、その辛い気持ち、一緒に乗り越えよう

って、娘には伝えたい

『彼女の心に、寄り添える人間になろう』

👆これが、私の、私への"Bitte(頼み)"、お願いすることです。

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