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トイプードルを飼ったら本当に人生変わった件

どこかで見たようなタイトルですが、本当に人生変わっちゃったので書きたいと思います。
1年以上前に、たまたま縁があって近所の生体販売をやっていたお店(今は生体販売を廃業され、ワインバーとかよくわからない多角経営をされている)で半額セールになっているところに対面し、偶然1歳の誕生日の日にトライアルとしてうちにやってきて、そのあと羽陽曲折あり、うちの子になりました。1歳までお店では名前がない扱いをされていたので、最初はオドオドとした臆病な子でしたが、
今も臆病というか慎重なところもありますが、食いしん坊で甘えん坊、人も犬も大好きで要求もするしアピールもする。天真爛漫なとても賢しい子です。
さておき、御犬様を迎えて1年経ったら私の人生どう変わっちゃったか順に説明しましょう。


お金の使い方が変わった

一番大きいのはお財布事情でしょうか。何にお金を使うかというところの優先順位が大きく変わりました。お迎えする前から覚悟していたのは、ごはんとおやつ、ペットシーツやお散歩の時のマナー袋を始めとした排泄処理アイテム、トリミングだったけど、予想外だったのが予防接種やフィラリアやノミ・ダニの予防薬、義務付けられてる狂犬病の予防接種すら飼い主負担です。予防薬(ネクストガードスペクトル)は体重にもよるけど、月額3000円強と結構無視できない数字。しかもうちの子、一回薬飲んだ後に吐いたことがあって、効果がわからなかったため単純に2倍かかった月も!
トリミングも地味に私より高い。毎日ブラッシングしていて、半月に一度自宅でシャンプーしていても、快適な姿をキープするために1ヵ月を目安に定期的に行く必要があります。
トリミングもサロンによって内容やクオリティが全く違うのですが、肉球の間の毛のバリカンや、爪のカット、肛門のまわりのバリカンなど清潔に安全に暮らすため、プロの手仕事が必要な内容が織り込まれているので、無視できません。シャンプーやパックも仕上がりの香りや毛の質感で共同生活してて嫌じゃないか、獣くさくないかとか、ブラッシングしやすいか、男の子なので、排泄物が毛について臭くなったり色々あったりするので重要。かわいいと同時に怪我や病気の予防もサロンでのお手入れで買うのです。
ごはんはそこまで高級なものを与えていませんが、涙やけや、毛がボサボサにならないように、添加物が入っていない、準備していて臭いがつらくない、そこそこ品質の良いものを与えているので、私の夜の外食1回分くらいが毎月かかります。おうちによっては手作りというのもよくあるそうです。幸い好き嫌い無くドライフード食べてくれるし、私が勝手にトッピングつけても普段以上においしいって食べてくれるので助かっています。
ちなみに、とっても美味しかった時は、食べ終わった後に私のところに報告にやって来て、その後、ひとりで床やソファで悶絶してます。

トリミング最中のあわまみれ

生活が変わった

早起きで6時前には毎朝外に出て1時間から1時間半ぐらいランニングする習慣だったのですが、トイプードルは一般的には散歩は朝晩30分程度でいいと聞いていたので、30分程度の散歩を始めました。ところが、うちにいるのはトイプードルの皮を被ったジャックラッセルテリアのような運動大好きっ子なので、30分が1時間~1時間半程度の散歩へと延び、季節によっては少し遠出をして1回あたり5キロ前後を坂か階段を入れて散歩するようになりました。
散歩に出たついでに買い物に行くことも増え、食糧品などの購入に立ち寄るお店も、①犬がそのまま入れるところ、②犬が抱っこで入れるところ、③犬を入口付近で安全に繋いでおけるところ、④犬を自宅などに置いて行くところという順になんとなく贔屓のお店が変わりました。
これまではひとりで外食したり飲みに行くこともたまにあったのですが、犬を迎えてからは、留守番させるのがなんとなく憚られて、ほとんど行かなくなりました。

行動範囲が変わった

ランニングをしていたおかげで徒歩圏が半径5キロくらいという所謂距離バグなのですが、散歩で行く行動範囲が圧倒的に変わりました。これまではお気に入りのひたすら同じコースを毎日、年間360日程度繰り返していてその中での小さな違いを見つけるのが楽しかったのですが、今は何パターンか散歩コースを準備していて、時々遠征してみたり、更に快適な散歩コースが無いか開拓するというのを繰り返して、日々散歩コースの最適解を探しています。
夏場は朝7時ぐらいまで、日差しがなかなか届かない、比較的涼しい木陰のルートをひたすら繰り返していたら、犬が途中で飽きてしまい、そのコースを嫌がるようになったりして天候と散歩ルートの調整にとても苦労しました。
保冷剤を入れたジャケットを着せたりして、少し散歩ルートを変更するなど繰り返してなんとかなだめながら秋になるのをひたすら待っていました。

写真を撮ろうとすると背中で語る

交友関係が広がった

飲みに行かなくなったから、飲食店で他のお客さんと会話する機会がなくなったというのもありますが、逆に犬を媒介としたよく見る知らない人との差しさわりの無い会話がきっかけで日常的に会話をする相手が変わった。犬を連れてよく行くカフェの店員さんとお友達になったり、他の犬のオーナーさんともお友達になったりもした。
近所の情報にもなぜか詳しくなった。どこどこでどんな事件があったとか、あそこのビルにはどんなお店ができるだとか、どこどこにあったお店が閉店するとか、どこどこでお祭りがあるとか特売があるとか色々である。

かいぬしとカフェ

トイプードルを飼ってよかったこと

トイプードルと書いたけど、犬というかパートナーとして朔を迎えたことはとてもよかったです。金銭面ではやや用途が変わるので、たまに気づいたらお金がないって思うときもありますが、給料日になるとうっかりオモチャや洋服、おやつを買ってしまうので、母性というのは偉大なのだと思う。下のお世話もパートナーに関しては「ウンコマーン♪(ペプシマンの音程で)」って歌いながら、ご機嫌で肛門についた排泄物を拭いたりできるのである。
何より、生活がポジティブな方向に変わるのである。悩み事や考え事がある日も一緒に散歩してたら、パートナーの尻尾がウキウキした気持ちを隠せずにメトロノームのような動きで揺れるので、それを見てると思わず笑顔になれるのである。

ピコピコ楽しいしっぽ

トイプードルを預かったひとと預けたひとに思うこと

状況が今とは違うから、明言はできませんが、どんな状態であれ動物病院は緊急時の一時預かりをしてくれます。ペットホテルが利用できないから、犬を飼ったこともない友人に頼み込んで預けるというのは、私とは考え方が大きく違うなと。なぜなら、何かあった時に友人も自分も悔いが残るからである。
知り合いから聞いた事件で、犬友さんどうしで犬を預かり、目を離した隙に本気の喧嘩をして死なせてしまったもののお金で解決した話があったので、犬を飼ったこともない1人に多頭の預かりを頼むのも無責任だと言える。
自転車のくだりもそう。1頭でも気を付けていないと夢中になるとどこに行くかわからない。私の場合は物音に敏感になって、ランナーの足音や自転車の音、危険な要素はすべて察知するように注意している。
預かった人はペット可の物件かどうかなど細かなことは、書いてませんでしたが、単身者用のワンルームのようなお写真ばかりだったので、もしペット不可の物件だったなら、近隣の方への迷惑を考慮していないし、賃貸の場合たとえペット可であったとしても、大家さんに断りもなく一時預かりするというのは重大な規約違反となりえるなと思いました。

とはいえ、これだけは言いたい。トイプードルを預かった人の文章を読んで、思わず書きたくなったほどにトイプードルを飼ったら本当に人生変わっちゃいました。


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