見出し画像

Play first おもしろいが一番!〜子連れMBAの話

2015年から毎月、関西で赤ちゃん連れで学べる場所を提供していた子連れMBAは、昨年存続の危機に陥りながらも、メンバーの熱い想いでフルオンライン化し、方向転換している最中です。

そして、「出産や子育てで得られた視点を生かして、子育て世代から、組織や社会を変えるリーダーをどんどん輩出したいね」という思いを持ちながらも、その前に大切にしていることがあります。

「人のため」の前に「自分らしく」

子連れMBAのメンバーを始め、私の周囲でもここ最近、
「人のために何かをしたい」
「困っている人を救いたい」

こんな想いを持つ方がどんどん増えています。

人のために役に立つことは素晴らしいことです。経営学でも「役に立つ」と感じられることから、充足感を得られる(職務特性理論)と言われています。

しかし、それよりも大切なことがあると思っています。それはまさに、こちらのnoteで書かれているメッセージです。

自分らしくあること、その個性を十分に発揮すること。これがあってこその「人の役に立つ」なのです。

ビジョンより楽しいかどうか

もともと私が言い出しっぺで「子連れMBA」を始めたのは、単純に楽しかったから。
よく「ビジョンやミッションが必須」と言われますが、最初は「会社や大きな組織でできないことを楽しもう!」それ以外はなにもありませんでしたし、今も一番はこれです。

私はnoteに「子連れMBAの話」シリーズで、ジェンダーの話なども書いていますが、私自身、ジェンダーや女性活躍に特段、興味が強いわけでもありません。

私が一番情熱を燃やせるのは「変える・創る」こと。たまたま今、働く母である自分が子連れMBAをやっていると、刺激的な仲間に出会えるし、自分の好きな「変える・創る」を楽しめるからやっています。社会貢献のためだけにやっているわけではありません。

Play first: おもしろい優先の場

私たちのビジョンはちょこちょこ変わるものの、行動指針は6年前から変わっていません。(昨年、言葉をちょっとかっこよくしましたが)

(1)Play first: おもしろいことをしよう
(2)脱マイパターン: いつもと反対のことをしよう
(3)インパクト思考: 最小のパワーで最大のインパクトを出そう
引用:子連れMBA運営法人「一般社団法人ぷちでガチ」Webサイトより


まさにこのPlay first : おもしろいことをしよう。これが「子連れMBA」の存在意義です。
これを支えるのが、2つ目のマンネリ化防止のための「脱マイパターン」と、とにかく忙しい子育て世代特有のマルチタスクの練習としての3つ目の「インパクト思考」です。

このために、組織の形もよくある「ピラミッド型」のヒエラルキーではない形を意識しており、誰もが意思決定できる、チームの壁もなるべくなくしたいので、やりとりは誰でも全て見えるSlackに変えたりと。

どうすれば、個々人のPlay firstの組織ができるか日々、実験しています

でもこの組織の実験、全くスムーズにいくわけではなく、個々人のPlay firstを追求すると効率が失われたり・・と未だに試行錯誤を繰り返しています。が、こんな試行錯誤のほうが、決まりきった形よりおもしろいかな、なんて。

自分らしくあることで社会を変える

Play first:おもしろいことをしよう
子連れMBAで活動するメンバーに一番大切にしてもらっていることです。 

でも、これが案外難しいようです。
「自分は何をするのが楽しいんだろう?何が好きなんだろう?」

役割がきちんと決まっている組織で何年も仕事をしていると、自分の「おもしろい」と思うこと自体がわからない事が多いです。私も子連れMBAを初めて「こんなに変える・創るが好きだったんだ!と初めて気づきました。

最初はそれでいいと思います。いろんなことを試して、自分の気持ちを振り返る、そんな繰り返しを続けることで初めて「自分らしさ」とはわかってくるものです。

こうして「自分らしさ」に気づいた人が、「自分のらしさ」をもとに行動する、小さなリーダーシップを発揮していくできる人になってくれると良いなと思っています。

なぜなら「自分らしさ」を発揮する人が増えると、自ずと、みんなが生きやすい、軽やかな社会に変わっていくと思うから。

「人の役に立ちたい!」そんな想いを持つ人こそ、ぜひ「自分らしくあること」に挑戦してみてくださいね。(おしまい)


Play first 「自分らしさ」を探しながら、実験的な組織で活動いただくボランティア・インターン、募集中です。




#私の仕事 #オープン社内報  

この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?