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嫌われたのは、誰かに愛される証拠。「誰からも好かれる者は誰からも深く愛されない」

文章は、誰にでも読まれるように書こうとするとかえって誰にも読まれなくなる傾向がある。刺さる文章を書くには、具体的な人を思い浮かべてその人に向けて書く。文章に携わった当初からずっと、そう言われてきた。

きっと、人の好き嫌いも一緒だ。誰からも好かれるを目指そうと思うと、自分の意思や思いを伝える場所が少なくなる。相手の質問に対して、正解を探してしまう。すると自分から出てくることばはとても一般的で、誰が聞いても違和感がない。そしてその代わり、記憶にも残らない。

誰からも好かれる者は誰からも深く愛されない。

世の多くの女たち、特に恋愛をする機会が少なくなり自信を失った女たちは、相手から好かれようとするあまり何でも相手に合わせようとする。すると男から「なんだこの退屈な女は?」と思われてしまう。

水野敬也さんの著書にはそんなことが書いてあった。男は、女は、というところはギモンに思いつつも、恋愛に限らずきっとこの原理は動いているんだろうなと思う。

だから、嫌われてしまうことを恐れる人は、こんな風に考えてみてもいいのかも。もしも誰かが自分のことを好いていないと感じたとき、自分のことを好きでいてくれる人、信頼してくれる人を思い出して、「あの人に嫌われたから私は、別の人から深く愛されることができているんだろうな」と。

そう思えば、気の合わない人と出会ってもちょっとハッピーな気持ちにさえなるだろう。

気になる言葉、魅力的な言葉を集める共同マガジン「コトバツムギ」を始めました。共同運営者は以前ライティングスクールで一緒に学んだスミヨ。さん。月~土までのうち、私は月・水・金を担当しています。

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