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発熱した3月22日

もしかしてこのまま死ぬのかも?と思った。

朝5時。
突然、全身が震え出して目を覚ました。寒いような熱いような、身体の様子がおかしいのだ。足は血が通っていないかのように冷たく、背中はゾクゾクと寒気がする。布団を上まで被っても、寒さが消えない。

この状況、確か本で読んだことがあるぞ、と思った。うつみ宮土理さんの自伝書で、彼女のお母さんが亡くなる時にすごく寒がってたと書いてあった。そうか、もしかしたら私も死ぬのかもしれない。

そんな不安を抱え、ベッドの上で体温計を取り出し、熱を測った。38.5度。大学4年にかかったインフル以来の高熱だ。

ガクガク震えながら目をつぶっていたらいつのまにか眠っていて、1時間後に目が覚めた時には寒気はすっかりなくなっていた。今度は顔が燃えるように熱い。熱は39度まで上がり、首や胸のあたりからは汗がにじみ出ていた。

各所に連絡を入れて、日曜日の取材をキャンセルしてしまった。「4月から休む」と言っていたのに、少し早めの休み期間に突入だ。9時を過ぎて病院に行ってみたけれど、インフルの検査は発熱から半日経たないと正常に出ないらしく、いつもと同じ葛根湯と、解熱剤をもらって帰ってきた。

今日分の食料と冷えピタを買いに、途中立ち寄ったコンビニのお姉さんから「本当に辛そうですね。お大事にしてください」と声をかけてもらい、フラフラとお店を出る。

結構ギリギリの所で生活してたから、ゆっくり寝ていられる時間もいいのかもしれないと思いつつ、身体がしんどい時も自分でご飯を用意しなきゃいけないことにつらさも感じる。インスタントのフォーを胃に流し込み、解熱剤を飲んで眠ったら、ようやく37度まで下がってくれた。

いつもは風邪をひくと、「ゆっくり休みたいと思うけど、風邪で休むのはやっぱり違う」なんて思うのだけれど、今日はなんだかこれで良かったかも、なんて、熱くぼーっとした頭で思っている。

明日また病院に行って、インフルチェックをしてこようと思います。

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