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人間は、感情が動いた時に成長する

お姉ちゃんがもらったノートを羨ましそうに眺め、「私も欲しい」とケンカが始まるーー。

松屋銀座で開催されている「ちびまる子ちゃん展」で見た、アニメのストーリーだ。ストーリーは、小さいころに1度見ていたものだった気がする。"姉への嫌がらせのためにノートへ落書きをしたが、何も知らない姉はそのノートをまる子へプレゼントした"なんてゆうオチを、ケンカ中の映像を見ながら楽に想像していたからだ。

小さいころに何を思ってみていたかは正直覚えていない。けれど、大人になってから見たそのストーリーは、なんだかすごく、いい意味も込めて"くだらない"ようなことのように思えてしまった。

「子どもって、ノート1冊でこんなにケンカができるんだ」と、なんだか不思議な生物を見ているよう。小さいころに私自身がどんなケンカをしていたかさえ覚えていないから、ノート1冊に夢中になれる様子がすごく新鮮に私の目に映った。

まるちゃんはこの時、この1冊のノートが世界で一番欲しいものに見えたのだろう。まるちゃんの中で価値のあるものだった。何に価値を置くかは人それぞれなだけでなく、その時の年齢によってもバラバラだ。

そして、その「一番欲しいもの」のために、泣いたり、悔しがったり、ケンカしたりしながら、"時には手に入らないこともある"ことを知っていくのだろう。


「人間は、感情が動いた時に成長する」

部屋のテーブルの上にあるメモ帳に、こんなことが書いてあった。出典をメモし忘れていて思い出せないけれど、多分1週間以内に書いたものだ。

楽しかったり、悲しかったり、嬉しかったり、怒ったり。その時の感情を思いっきり感じて、爆発させて、そしてその感情の治め方を覚えることで、人は成長していく。

まるちゃんもこのノート1冊に、「どうにもならないもどがしさ」を覚えたのかもしれない。


去年の毎日note

去年の今は電子機器禁止の永平寺に行ってたので、周辺の毎日note


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