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変化と人生

退勤後、大戸屋で夕ご飯を食べた。
チキンかあさん煮定食が前からずっと好きだ。
今日も美味しかった。

大戸屋の経営は赤字なのだそうだ。
料理のクオリティが高く、食材も豊富、
価格も安く、駅近な店舗の数も多い。
そんな中で利益を出すのは、想像以上に大変なのかもしれない。

大戸屋は、人の作った温かいご飯に飢えている一人暮らしの民にとって
美味しい&ヘルシーで大変有難い存在なので、なくなられたら困る。
(勿論別の層からも愛されていることだろう)
いち消費者から身勝手なエールを送ろう。がんばれ大戸屋!!!なんとしてでも生き残ってくれ。

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先日、勤務先の経営トップの話を聞く機会があった。
改めて、我が社の創立からの歴史を聞き、
やはり変化し続けることが生き残る道なのだなぁ、
と感じた。

多くの経営者や著名人も口を揃えて言うことは
「変化を恐れないことの大切さ」だ。

どんなにうまくいったことでも、時代は流れるし
人も慣れる。
盛者必衰の理に逆らうには、変化するしかないのだ。

それでも人は弱いので、つい安定志向になる。
変化することは恐怖を伴う。

そんな恐怖に耐え、利益を出し続ける敏腕経営者というのは、きっとドMの気質がある。
それか、変化することよりも変化しないで滅びる恐怖のほうが大きいのだろう。
なんと強靭な精神力と責任感だろうか。
成功し、安定した名声や地位を得ることは並大抵の人間では出来ない。

成し遂げることが大きいと、光が強く、その分影も深まる。

そんな人生に憧れもありつつ
私はきっと、日常の少しの変化を楽しむぐらいで、
大筋では安定した人生を望む。
それこそ安定の、チキンかあさん煮定食を美味しい美味しいと食べながら、
一人でそんなことを考えた夜だった。


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