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DOKIとアートのテーマパーク「岡田美術館」

先日の箱根旅行および前回のnoteでポーラ美術館に行ったあと、バスを乗り継いで小涌園前へ。箱根駅伝でも見たあの大きいカーブのところにあるのがこちら、

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岡田美術館です。ここは母親からのおすすめされたところで初めてきました。

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そして今回の企画展は「DOKI土器!土偶に青銅器展 ―はにわもいっしょに古代のパレード―」です。岡田美術館は主に日本と東洋の作品を多く収蔵し、絵画・掛け軸・陶磁器など多彩なジャンルを扱っています。

その中で土器や青銅器もコレクションとして収蔵していましたが、やはりジャンルの都合もあり今まで日の目をあまり見なかったことが多かったようです。そのため今回の企画を通してより土器・青銅器を知ってもらおうということではじまりました。

さてそんな土器・青銅器ですが、アートに関して熱が上がってから見るとこれらの見方もだいぶ変わってきます。例えばはにわに関しては「ー_ー」みたいな一見するとシンプルな表情ですが、見方によっては笑顔であったり悲しい顔に見えます。そしてこれらは中国でも同じような表情で書かれているのにも関わらず線の入り方や穴の大きさの違いでまったく違うように見えます。

このように時代を追うとともに同時期の日本と中国の比較や画家たちに与えた土偶など絵画に比べるとどうしても見劣りしまいがちなこのジャンルを盛り上げよう、あるいは知ってもらおうという工夫がとても多く見られました。

そのような工夫のもとこれらの作品を見てみましたがとても興味深く絵画とも焼き物ともまた違うように見えました。素朴の中でも味があるというのは変な言い方ですが、1000年、2000年以上前の人たちの名もなき方々の作品はシンプルでありシンプルながらも工夫が多く見られる。そんな作品たちでした。

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ということで企画展の内容としてはこのような感じで岡田美術館自体の話を少し書きます。岡田美術館は入り口に金属探知機があるなどセキュリティが厳重なところでした。

そして入ってみると地上4Fすべてが展示スペースという非常に広いところです。内容も陶磁器から焼き物、絵画掛け軸などなど多彩なジャンルの展示でした。これはまるでアートのテーマパーク状態です。しっかりと一つひとつを見ていったら一日終わってしまいそう。

そしてテーマパークな岡田美術館のさらなる工夫は展示作品に対してタブレット端末を用いた解説です。この解説というのがかなりよく出来ていて言語は日本語、英語、ハングル、そしてこどもという種類があります。

このこどもというのは小学生に向けた文章になっていてふりがなはもちろん、専門用語もわかりやすい表現に変わっています。

そしてこの文章は大人にもおすすめです。というのも大人用の普段の解説を見ていてもたまに漢字が多くわかりにくいといったことがあるでしょう。そのわかりにくかった解説にこども向け文章でさらに解説をしてくれます。

確かにこども向けということで大人にはあった一部の説明が省略されている部分はありました。しかしそれを補うぐらいのわかりやすさはとても良く「この用語をここまで分かりやすく表現するのか」といった新しい発見も見つけてとてもおもしろかったです。

正直侮っていた岡田美術館、ふたをあけて鑑賞してみるとこれだけのテーマパークで内容も濃いものだとは思いもしませんでした。ぜひ小涌園のユネッサンや小涌園に来たのであればついでに寄ってみるのをおすすめします。

企画名:DOKI土器!土偶に青銅器展 ―はにわもいっしょに古代のパレード―
会期:2019年10月5日(土)~2020年3月29日(日)
休館日:12月31日  1月1日
場所:岡田美術館
時間:9時~17時 (最終入館 16:30)
展覧会公式HP:https://www.okada-museum.com/exhibition/
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