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【書評】99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ

先のエントリでお伝えした「マネジメント分野」のスキルアップのため、今回は書評としまして1つ投稿したいと思います。

今回の本: 99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ
著者: 河野 英太郎

はじめに

この本を読もうと思ったきっかけとして、現職のPMというポジションに於いて、必ずメンバーが存在するということから「リーダー論」的な知見は得るべきだと考えました。
ちなみに「リーダー」という言葉は出ているものの、自身決して「上に立つ者」とは考えていません。あくまで「リーダー」という「役割」だと考えています。
今まではエンジニア職兼任でPM職…といった立ち位置だったり、その前はまさに「エンジニア職」だったので、リーダー的な立ち位置の方は別に存在していました。

でも近年に於いてはPM職に従事していることから、メンバーに対する接し方には特に気を使うようになりました。

気を使うというか、どう接するべきか?を考えるようになりました。
そんな中で見つけたのが今回の本でした。

どんな本?

「リーダーはこうあるべき!」というゴリ押しな本ではなく、そういったポジションに立った人に対し、難しく、そして気を張って臨むべきものではなく、ちょっとした「コツ」を意識することでスムーズにコミュニケーションがとれる…といった内容を紹介していました。

俗に言う「リーダー論」的なものを論じている書籍ではないですね。

リーダーを卒なくこなしている方もいますが、リーダーとしての素質云々があるからではなく、そういった方は「コツ」を理解しているから、スムーズに仕事を回せるんだといった内容でした。

リーダーは役割

書籍の序盤で見つけたキーワードですが、冒頭で述べた通り、まさに自分が考えていたキーワードでした。そうですね、リーダーは「役割」だと思います。自分がトップである必要もないと思います。全くもって同感。

相談できる人を一人は入れる

リーダーといえど人間です。
正しいことを述べているとも限りませんし、悩むことだってありますね。
ブレーキをかけてくれる存在や、信頼して相談できるひとをメンバーに持つ…なるほど、確かに重要と思います。

自分の意見が合っているのか?客観的な意見をくれる人が傍にいたら心強いですね。なるほどなるほど…。

積極的にお願いする

コレ、意外と難しいと実感しています。
お願いすれば良いのはわかりますが、自分でやった方が早い時もあれば、今お願いして邪魔にならないかな?なんて意識してしまうことも多々。
でも取り越し苦労だったりすることが多いようです。
確かに話を切り出したらそのままスムーズに〜なんて事よくありました。
慣れ…なんですかね。あぁ、これも「コツ」かな?

箸の上げ下げまで口出ししない

自分が責任者だから、自分も関連しているプロジェクトだから…と、つい口を出したくなりますね。
ここはメンバーを信頼すべきと論じている内容には共感が持てました。
今のチームに於いても、意識していることの一つです。
ただ、一つ間違えれば「単なる丸投げじゃん?」になりそうなので、ここは注意が必要…w

評価すること

良くも悪くも評価。
良いことは伝えやすいけど、悪いことって伝えにくいですね。
悪いことでも、本人に伝わる言葉できちんと返すこと、コレ大事。
できそうでできない、難しいカテゴリの一つ。

やる気を高め、前進する

皆そうだと思いますが、モチベーションがないと何もやる気起きないですね。
やる気を高めて士気高めて。。。
これが常日頃からチームにできていたら、ホント理想だなと思いました。
行っている案件にも左右されるところはあるかと思いますが、そんな中でも一握りのモチベーションに繋がる可能性を探すのに精一杯ですw
ただ、チーム全体を底上げしたい気持ちはあります!
「話す」よりも「聞く」姿勢を大事にし、進めていきたいと感じました。

皆で育つ

メンバーも育て、自分も育つ。
昨日よりも1%、明日はさらに1%、ちょっとずつでも成長する意識を持つことが大事。現状に満足することなかれと。

まとめ

読み始めのとこから共感できるところが多々あり、特に自身を上に配置しない考え(横にフラットにメンバーを見る視点)が納得できたので、最後まで興味を持って読み終えることができた一冊でした。

なので「こういう時どうすれば?」という壁にぶつかったことのあるあるネタが多く、それに対する解がいくつも見受けられたので、自身の参考にとてもなったなと、大変満足感を得ることができました。

今後は見返すためのバイブル本のような感じで、自身が迷った際に改めて読み返したいと思います。

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