音楽家がアクセサリー・コンテスト。で、「女性の社会進出を促進」って何のこと?(その2)
こんにちは、NYの作曲家・ピアニスト・プロデューサー宮嶋みぎわです。
私は以前からどんなジェンダー・性別に生まれても関係なく、みんながのびのび生活できる世の中を作ることに、大きな興味を持っています。
生まれによってその後の人生が変わるなんて絶対に嫌だ
どのジェンダーで生まれたかによって
経済的自立や
職業選択の自由や
進路の選択に差があっちゃいけない。
けれども実際には
そういうことがいっぱい起きている理不尽な世の中ですよね…。
例えば女性が
経済的自立ができなくて、それで人生の選択肢が減っているとしたら…。
女の子だという理由だけで、理系に進みたいと言ったときに、無理とかダメとか言われているとしたら…。
こういうのって、いつまでも無くなりません…。
私自身も日本では女性であることと年齢で苦労し、米国に渡ったら今度はアジア人として苦労し…。
どう生まれたかによってその後の人生でチョイスが減るって本当に辛く悲しい。そういうことをなるべく減らしたいんです。
私は音楽家で政治家とか社会運動家ではないけどどうにかしてその分野にも切り込んで行きたい…どうすれば私も役にたてるのか…
と悩んでいたときに、私は山岡まさえさんに出会いました。
以下、共感してくださったら、ぜひ♥マークとコメントをお願いいたします。そうするとこの記事はもっと拡散され、草の根運動になります^^。
「母親」や「妻」は、どうすれば社会とのつながりを持てるか
山岡まさえさんに出会ったのは約3年前のこと。まさえさんは、日本全国にまたがるハンドメイド講師の組織日本グルーデコ協会を立ち上げた女性です。
閉鎖的な仕組みが長期に渡って変わらない日本において、どうしたら女性、特に「母親」や「妻」が社会とのつながりを持てるか真剣に考えたまさえさん。
ハンドメイドで生計を立てられる仕組みを0から作り、なんとこれまでに約9600人の講師を育成しています。昨年2023年からは、漆を使わないからカブレにくくて手軽にできる「モダン金継ぎ」の講師育成も始められ、すでに約200名の講師が各地で活躍しているそうです!凄い!
が、それでも「会員の先生たちに、もっと自分の殻を破って外に出るチャンスを差し上げたい」と、おっしゃっていました。それでまさえさんとアクセサリーコンテストをやろう!と決めたのが去年のこと。
自分が作ったアクセが世界のあちこちに!!
自分がもし応募者だとしたら、一体どんなことが嬉しいだろう?と想像をたくましくした私。世界を舞台に活動している音楽家が、自分が作った作品を「好きだ」と思って認めてくれたら、きっとすごくイイだろうと思いました。
これがコンテスト開始のきっかけ。それで2023年秋、初めてのコンテストをまさえさんの団体JGAと共に企画・運営しました。
登録されている約9600人の作家さん・先生に応募いただけるチャンスを作り、受賞作品を私&私のバンドKYMNのメンバーが身につけて東京のコンサートを演奏しました。
自分が作る作品を誰かが素晴らしい!と言ってくれた!
という体験をしていただきたいし
私宮嶋みぎわがセレクトさせていただいた作品はなるべく世界各地にお連れして、世界のあちこちで身につけ
自分の作品は世界で通用する魅力を持っているんだ!と思っていただきたい
というのがコンテストの趣旨です。
日本のどこに住んでいても
まだキャリアが浅くても
お母さんや奥さんとしての役割が大きくていっぱいいっぱいでも
まだ自分らしさを見つけることができていなくても経済的な自立ができていなくても
そういうことに全く影響されないacknowledgment(自分の活動に光が当たるチャンス)を創出したかったのです。
ことしは2部門2作品を選出!めちゃくちゃ個性あふれる作品が受賞
このコンテストの2回目をまたことし、実施。ことしは同じ事務所に所属するシンガーのKOTETSUとわたくし宮嶋みぎわの2部門。徹子の部屋でふたりで演奏した「きみはほんとうはいい子だよ」をイメージした作品をお願いし、2作品が選出されました。
「きみはほんとうはいい子だよ」は個性そのままに誰もが生きていけるように、というメッセージの楽曲なので、受賞作品2つも全く異なる、とっても個性的な作品になりました!!
作品にバーンと光が当たったことによって、英実さん・伸子さんの今後の人生になにか楽しい変化があれば嬉しいな…と思っております。
誰かの力を借りれば、小さな自分でも、社会に変化を起こせる。
と、ここまで良いことばっかり書いて、私の手柄のようになっちゃっていますが、こんな面白い企画が実施できるのは、山岡まさえさん率いるJGA(日本グルーデコ協会)が「それ、やろうぜ!」と言ってくださったからです。
私は一介の音楽家に過ぎませんから音楽家がひとりでワアワアと「世の中を良くしようぜ!良くしたいぜ私!」と叫んでいたって、何もできないわけです。
だけど、ワアワア言っていたら、まさえさんが私を見つけてくれた。まさえさんもちょうど「女性の社会進出はもっともっと応援されるべきだけど、なんか進まん!」と思っていたわけで、そこにみぎわ登場!だったわけです。
お互いに、ひとりではこんなことはできなかった。だけどお互いを見つけたから、今がある。これってすごく大事なことだ!と思っています。
自分ひとりじゃできないことってたくさんある。だったら、ずっとワアワア言っていれば良いのです笑。そうしたら、いつか誰かに出会って一緒にできるから。ワアワア言うのが恥ずかしいとか、馬鹿みたいとか言っていると、いつまでも変化は始まらないですからね…。
改めまして今回もご一緒してくださった山岡まさえさんとJGAの皆さまに感謝申し上げます。
↓ 今回の受賞作品をもう少し見やすい写真でどうぞっ ↓
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