良い広告_

[イベントレポ]日本の広告クリエイティブを科学する本音の語り場

画像を見て手を止めていただいたのなら、クリックしていただいたのなら、このイベントを踏まえたアウトプットが出来た僕の第1歩です!
おおーって思ったら、「いいね」までよろしくお願いします。



 そう、マーケターとして、クリエイターとして、時折広告が"ウザい"と感じている1人として開いた方も、みんな「良いコンテンツは見たい!!」と思って作っている。

 だから、マーケターとクリエイターで、
自分に合うと感じる、シンプルにわかる広告、シェアしたくなる広告、欲しい時に「ありがたい」と感じる広告を用意しようじゃないか!
 そんな内容のイベントでございます。

 自己紹介よりもイベントレポが初noteになった、三船(みっふー)です。
第1回アドクリエイティブナイトイベントレポートになります!
画像は一部、こちらからお借りしています!他は会場内写真です。

■イベントはこちら

画像1

「社内のクリエイターが社外で交流する場がないのでは」という背景?仮説の元、開催された「デジタルクリエイターのためのイベント」(主催:カクテルメイク株式会社)です。

【目次】
1. 今回のイベントの概要
 1.1. イベント概要
 1.2. カクテルメイク(株)さんのプロダクト
2.LT(このパートが個人的には最も良かった)
 2.1. マス広告とダイレクト広告をつなぐクロスメディア戦略とは
 2.2.  広告離れの中でダイレクトマーケティングをスケールさせる
 2.3. データドリブンで考える勘と経験に頼らないコンテンツの作り方

3. クリエイターセッション(みっふー的要約,良いマインドセットになった)
 3.1. 形作ることではなく、「ノウハウ化」と「問い」のアウトプット
  こそ、クリエイターが追うべき価値
 3.2. 「広告クリエイター」は果たして誰から誰までのことか。

1. 概要<ざっくり行きます>

1.1. 参加背景
 
Twitter広告の運用、クリエイティブ製作を行う身として、こんなことを知りたい、と参加しました。

  ・「媒体ごとの特性、クリエイティブのポイント・ノウハウ」
  ・「Twitterの特徴との共通点、媒体特性による違い」

・・・と言いつつ、結果的には、
LT部分が具体的でよかったな〜って印象と、セッションの加来(かく)さんによる広告クリエイターとしてのマインドセットの機会となりました。
 次はより具体な、コアな、マニアックな話が聞きたいです!


1.2 約2,3分で設計した動画案をクリエイティブとして形にするサービス「 RICHKA

Yahoo! ショッピングアプリの動画・ライブのタブ内に流れている動画の半分程度がRICHKAで作られている
らしい。すげぇ。
統合のおかげでLINEの動画広告も、ってなりそう。

(※「Yahooの動画広告の半分ほどがカクテルメイクさんの動画」と記載しておりましたが、誤りでした。お詫びして訂正いたします。<19.11.16.追記>)

【ポイント】
1. デザインセンスが一定の割合が担保されるとCVRはほぼ変わらない。むしろ、デザインセンスより企画、ターゲット、素材・言葉の構成が影響する
2. RICHKAでは、有料クリエイティブも無料で使え、調べるだけでHPの素材も一瞬で持ってこれる
3. 動画製作時間が大体数分で完了
 マーケター自身で、作った広告ストーリーをさっさと高クオリティーでアウトプット出来る

めっちゃ良い。戦略設計に集中出来る。
と言うわけで、ここからはLTについて!


2.1. マス広告とダイレクト広告をつなぐクロスメディア戦略とは @キリンビール株式会社 高柳様

高柳様

【まとめ】
マスは「伝わる」、デジタルは「伝えたくなる」、ダイレクトは「欲しくなる」を目的に製作。その上で、部分最適でなく全体最適で制作する。

マス〜ダイレクトの特徴は合っても、共通する部分も重要で「全体最適」も意識が必要ってお話です。


①マス広告は「伝わる」クリエイティブを。

商品やブランドとシンプルなメッセージで、伝えたいイメージが瞬時に伝わるクリエイティブが重要。
今回のnoteの画像。ツイッター?Facebook?で流れてきて、目を止めて伝わったのも、ある意味「マス広告」なのでは。


②デジタルは「伝えたくなる」クリエイティブを。

拡散される仕掛けこそデジタル広告に必要なクリエイティブ。
・・・このnoteが拡散性があるかはわからないので、キリンさんの事例を。

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企業色、よりも「拡散したい」軸で広告を作っていらっしゃいますね。


③ダイレクト広告は「欲しくなる」クリエイティブ

刈取型として、その場でアクションを起こさせることが重要なんですね。

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10%オフ、とか、今ならチャンス!みたいな。


④共通すること

鳥の目、虫の目、魚の目、みたいに、マクロとミクロでクリエイティブを捉えること。


鳥の目→ジャーニーを描き、状態→認知・・・再購入、口コミまでを設計
虫の目→ユーザーの生の声を聞き、目の前の人を満足させる

また、ここに原点回帰が最も良いクリエイティブになる、と言うのも印象的でした!
時代に合ったビール(飲み物)を提供したい」という原点から、コピーが生まれているそうで、最も効果が良いそうです。

「やっぱりビールはおいしい、うれしい」


ちなみに高柳さんはビールがあまり飲めないそうです。


2.2. 広告離れの中でダイレクトマーケティングをスケールさせる @株式会社ワンスター 中嶋様

中嶋様

【まとめ】
ダイレクトマーケティングはターゲット層と合わせた訴求に力を入れ、ジャーニーに載せたクリエイティブ作りを重視すべし


①広告にユーザーが反応しないのは当たり前。

広告は広告。自分が得たい物ではない。
だが、ダイレクトマーケティングにおいて、逆に興味があるものは普通に反応する
いかにして、ターゲットが興味を持つ物を、ターゲットに届けるか。

そのために、ターゲット絞り込んだ広告が必須で、訴求×ターゲット選定に力を入れることが重要。


② 作る流れ

1. 競合調査→まずはマーケティングとして、競合を整理する。
 どんな商品か、どんな悩みを解決出来て、どんな人が悩み、今ユーザーは悩みとどう向き合っているのか。
2. カテゴリー仕分け→顕在層は商品ゴリゴリ、準潜在層はナーチャリング系など、ターゲットごとに攻め方を分ける。
3. 勝ちパターン作り→ターゲット層ごとに勝ちパターンを明確化・ノウハウ化。

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ターゲット分類を分けて、各層のボリュームも分析しているとのこと。(確か自社ツールでされているとか?)

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さらにそれぞれごとにデプス調査で、広告クリエイティブの評価も調査していらっしゃるそう。
顕在層は商品ゴリゴリ。準潜在層は、状況に合わせたナーチャリングが響く。

もっと細かい勝ちパターン設計があるそうで、、写真撮れず...!!!!
細かすぎる+内緒だったので、聞きに行きましょう笑

③層ごとのジャーニー、勝ちパターン

広告の入り口で訴求した情報→その後にほしくなる情報のジャーニーを細かく作っている、とのこと。

(このnoteも、入り口で訴求した内容とコンテンツが合っていなければ、ここまで読み進められていないはず・・・

・・・大丈夫かな(´;ω;`) 急に不安になってきたぞ汗汗
もう少しお付き合いください....!!!)


④小技!!潜在層向けの訴求方法のコツ!

潜在層はアンケートで刷り込みをしていくとCVRが1.5倍になるらしいっす。

自社で、診断コンテンツを入り口とするコミュニケーション設計をしたんですが、CVRすごい上がるんですよ。間違えないと思います(あくまで僕の意見)。


⑤まとめ

ユーザーを裏切らないコンテンツを作っていくこと。
・・・広告に関わる身に滲みます。間違えない。

そのために、分類したターゲット層ごとにジャーニーを描き、その流れにきちんと載せてあげよう。勝ちパターンはノウハウ化して、いい波にユーザーを乗せていこう。

あ、そうそう、この辺りで、いいねを押してくれてもいいんですよ?
僕も良い波に乗ってみたいっす。

2.3. データドリブンで考える勘と経験に頼らないコンテンツの作り方 @ニュースタンダード株式会社 春原様

春原様

【まとめ】
KPI設定をしてからコンテンツのクリエイティブを作ろう
KPIの多くは「どこで離脱したか」を考察出来る「読了率」が多い。
そのデータを記事の特徴カテゴリやユーザー層別でさらに分解して考察しよう。

①クリエイティブ製作からKPIを策定する(読了率など)

読了率が高い=効果が高いのである。
改善はコンテンツのどこで離脱したのか、を見ることが重要。
それは、狙ったゴールに大して、そこでギャップが発生しているのだ。

さらに、コンテンツの中身の特徴・・・「説明が多い」などのカテゴリに応じての読了を見るべき、とのこと。
→インセンなしアフィリエイトで言う、比較型、商品掘り下げ型、的なカテゴリのことかな?と受け止めました。


②クリエイティブアイデアの行き詰まり時は、ユーザーや記事カテゴリ別の網羅的なデータから、良い物や課題部分を優先して考えていこう!

そのユーザー層が興味を持つ内容には法則がある
高所得層は「社会貢献系」に関心が高い、と言う例のご紹介がありました。

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③まとめ

読了率などのKPIを策定してからクリエイティブ製作を行い、カテゴリ別の網羅的なデータからコンテンツを広げていくことが重要。と言うこと。


3. [セッション]広告クリエイターの役割とは。

加来さん

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3.1. 「ルールを見つける」ってこと。

加来さんの伝えたい、クリエイターに求められていることは、
ルールを見つけることに尽きる、とのこと。
それは、「DR.STONEの一コマにある」

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・・・エモいっす。パイオニアってことなんですね。

共通するルールを見つけ、勝ちパターンを明確化し、活用していくことが、科学する、と言うこと。

3.2. 広い意味で、みんな広告を作るクリエイターなのだ

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広告主だって、
広告代理店だって、
制作会社だって、
メディア会社だって、

目指す先は「有益なクリエイティブ」で目的を達成することにある。


本当に広告主は、市場をわかった上で依頼してるのか・・・!?
本当に代理店は、メディアの仕組みをわかって依頼してるのか・・・!?
本当にこのクリエイティブが、メディアに合っていると思うのか・・・!?

と思っても、自分を含め、本人たちは

「良い広告を作りたい」

って思っている。多少の本気度の差はあっても。

ってなわけで・・・

広告はみんなで作ること。みんなで見つけたルールを最大限に生かして、全員が広告をクリエイトするのだ。


そう。僕も良い広告を作り、サービスを全力で大きくしてあげたい。
サービス拡大を、その時の目的に合わせてプロモーションプランを展開していくことにコミットしたい
と強く願っている。

デジタル広告って、どんな目的で、いつ、どんな風に、どうやって活用すべきなの?って、いざ自分が陥るとわからないもの。
そんな時に、どんなフェーズでも解を提供出来る人に僕はなりたいのです。

と言う、自己紹介を兼ねた最初のプロフィール。

俺も・・・良い広告を作ってあげたいんだ。

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