ミー

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イラストや詩を載せていきたいと思っています。いいなと思った方はフォローしてくれたら嬉しいです!twitter:@kazokudaiduki

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恐竜

幼い頃、大きな口を開けたこの恐竜が怖かった。 階段や机の上、玄関先やトイレの前。いろんなところにこいつがいて、僕を睨みつけていた。微動だにしないくせに、なぜかこっちを見ている気がして、僕が近づくのを静かに待っているように、僕が近づけばいつでも噛みつけるように、じっと、ただじっとこいつは立っていた。 ママが言うんだ。「そこには行かないでね」って。 ママが言うんだ。「そこは危ないよ」って。 僕はいつもどこでも行けた。和室を抜けて、お姉ちゃんの秘密を見つけて。おもちゃ箱をひっく

    • りんご

      • 夢から醒めて

        夜が来るたびに君のことを思う ただそばにいれば幸せだった

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        100
        • ハロウィンの夜に

           ぽつり、ぽつりと雨が降ってきた。予報外れの雨に打たれながら、秋月は家路を急ぐ。街には街灯がともり、行き交う人たちも早足で駆けていく。きっと今頃は、こんな雨の中でも、渋谷ではしゃぐ若者たちがニュースにでもなっているだろう。なんといっても今日はハロウィンだ。最近は、仮装をして街を練り歩く人たちも増えてきた。もちろん、会社帰りで急いでいる秋月には縁のない話だ。  ふと何かの視線に気づき、足を止め道の反対側に目を向ける。通り過ぎる車の向こう側から、誰かが秋月のことを見ていた。仮装

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