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OriHime初日

仕事について単純にタスクをこなすという点では、SlackとZoomで出来ているのだけれど、そこだけだと思わぬ出会いとか、たまたま思いつくとか、そういうことがない。ちょっとスカして(昭和語だ)言うと、ビジネスの中でのクリエイティビティが起きにくいとわかった。

開校以来、ぼくは暇さえあれば、学内を徘徊して来たのだが、コロナによるパンデミックで自主規制してきたし、さらに気軽に出社できなくなった今、これはOriHimeに分身となってもらうしかないと切実に感じたわけだ。

OriHimeの機能のメインは、一見ビデオ電話でできると感じられるわけだが、まず使う側から言えば、自分で操作して首を動かすことにより、観たい方向を見れるということ、手のジェスチャーでリアクションがとれるということで、iPadで視聴している映像と音と相まって、自分がワープして、あちらに行っている感が十分に感じられるのだ。

今日は、「界面学究」のグループ展が行われているメディアライブラリーに行ったのだが、学生たちは、まさに僕が目の前にいるように反応して喜んでくれた。手応え十分だった。その後、スタッフルームへ行って、ぐるっと徘徊させてもらって、ベテラン社員たちと談笑。まさに普通に出社している感じ。

この状況を、「僕は、分身ロボットOriHimeのユーザーです」と言いたくない。Ory先生たちは、パイロットと呼んでいるけど、この人機一体感は、どうも言語化できないなあ。

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