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地方選に投票するとあなたの明日が変わる理由①~投票から暮らしが変わるまで~

選挙に行かない理由として多くの方が挙げる「投票に行っても変わらない」という理由。

突然「たった一票で社会を変えられる」と言われてもあまりピンとこないなあ…。と感じる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、自分が投票した一枚の紙が社会に影響を与えるなんて想像もつかないかもしれません。

 そこで、この記事では皆さんの一票が社会に及ぼす影響力について、投票されてから社会に影響を与えることになるまでの過程を見ながら解説していきたいと思います!

まちの取り組みが行われるまで

はじめに、施策の実施や条例の制定などの、私たちの住むまちの取り組みがどのように行われているのか紹介いたします。選挙から取り組みが決まり、実行されるまでは次のようになっています。

投票から実行までのながれ

①市民が選挙で代表者を選ぶ

民主主義の社会では、「自分たちで決めたルールに従う」ことが重視されています。
しかし、全員で集まって決めることは現実的に難しいので、自分たちの代表者を「選挙」によって選ぶのです。
ここで多くの票を集めた人は4年間、代表者である議員や首長(市長など、まちをまとめる人)として意見を伝えたり、取り組みを行ったりします。

②代表者が提案する

首長や議員は、まちをより良くするための取り組みを議会に提案します。
税金などのお金の使い道については、首長だけが年に1回提案しています。
条例など、それ以外の取り組みについては、首長と議員の両方がいつでも提案することができます。

③議会が決める

提案した人(首長)だけで決めてしまっては、代表者を選んだ意味がなくなってしまいます。
そこで、議会は提案を認めるか、認めないかを決めます。意見があれば、提案を修正することもあります。
賛成する議員が一定の割合以上いれば、提案が認められます。

④決まったことが実行される

認められた後、議会で決まったことが首長を中心に実行されます。
それによって、例えば電車の運賃値下げや子供の医療費無償化などのように、私たちの暮らしが大きく変化することもあります。

投票でできること

ここまで、まちの取り組みが行われるまでの流れを簡単に説明しました。
それを踏まえて、まちで暮らしているわたしたちが投票でできることをお話しします。

①まちの未来を動かす

普段の生活で意識することは少ないかもしれませんが、投票によって大きく選挙結果が変わる可能性があります。
実際、2019年4月21日に行われた大阪府寝屋川市議会議員選挙では、当選者の最低得票数はわずか1票差で決着しています。(ちなみに全く同じ得票数だった場合は、くじ引きで絞られます。)
つまり、投票することで「まちの未来を動かす」ことができるのです…!

②意思表示する

投票では、あなたの政策に関する考えを示すことができます。自分が投票した候補者が当選したときはもちろん、たとえ当選しなかったとしても、「○○という取り組みに賛成/反対している人がいる」ということを示すことができます。
実際、選挙が終わってからも似た意見の人が多い場合は、議会などで取り入れられる可能性もあります。

まとめ

このようにあなたが投票箱に入れた一票は、何にお金を使うかの方針を提案する首長や、その使い道について議論を深めさらに良いものにする議員などを決めること、また自分の考えを表示することなどを通じて社会に確実に影響を与えます。

選挙は自分の意見を伝えることで「社会を変える」チャンスなのです。
あなたの一票が持つ力を信じて、想いをその一票にこめてみませんか?


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