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スウェーデンにご招待!されました

Hello, みろろんです。

少し時間が空いてしまいました。その理由は数日後書けるようになるので情報解禁しようと思います。

前回、ハズの仕事がなくなったわけではないけれど海外異動、というお話でした。(実話ですけどね)

日本からイギリス、ケンブリッジからミッドランド(すみません、地方の名前で都市名ではありません)とすでに引っ越し続きの後、家も買い、2人目の子供に恵まれ、仕事もしていた私は、またまたスウェーデンに行くかも?という危機に陥ります。

しかし、日本では一度も引っ越しを経験していない私。アメリカ行きを避けられたと思ったら今度はスウェーデンですか・・。

スウェーデンはEUの中でも積極的に移民を受け入れ、また外国人労働者も歓迎の国ですが、私の中ではスウェーデンと言われても、白夜の国、ポップグループのABBA(アバ)くらい。私の好きなA-haはノルウェーだしな・・。

そこで、会社は全力でスウェーデンにいらっしゃい!キャンペーンを従業員向けに行います。

まずはパートナーを無料でご招待。飛行機もホテルも!そして会社内のツアー。

「とりあえず見てみようか」

という人たち30人ほどのイギリス人(中にはインド人もいましたが)が一緒にスウェーデンの第2の都市、エーテボリに行きました。子どもたちは友人の家に預かってもらい、ドキドキ。。

家族向けのイベントもあり、私が興味を持ったのは大学が無料というもの。(事前調べ)

現在は外国人留学生に対し、学費を要求しているスウェーデンですが、当時は外国人も無料。ちょうど勉強したいな、と思っていたのと、英語で授業が行われるのが当たり前のスウェーデンは魅力に思えたのですが、いざ行ってみると

「ごめんなさいねぇ。来年から外国人は学費を払うことになったの。EUの人なら無料なんだけど」

さっそく出鼻をくじかれる私。

会社の説明を従業員(ハズ含む)が受けている間、パートナーは自由行動。4人くらいでレストランに行きました。どのお店もおしゃれな感じ。1軒のステーキハウスに入り、私たちの話題はただ一つ。

「どう思う? 本当に暮らしていける?」

また、子供たちの学校はどうなのか?と。ほとんどの人はスウェーデン語での教育は難しいだろうと、インターナショナルスクールを考えていたようです。私ももちろんそれしか選択肢がないな、と考えていました。

スウェーデン人の生活は普段とても質素な感じがしました。というのもスーパーに行くと何でも高い!牛乳が600円くらいと目が飛び出そうでした。パンも高い。イギリスと対照的です。(イギリスは同じ量の牛乳が150円くらい)

いろいろ見ましたが、イギリスより安い食べ物はなさそうです。しかもお酒類は専門店でしか買うことができず、また時間が厳しく決められており、ちょっとビール買おうかな、という感じではありません。なにせ週末の朝開店する時には大蛇の列ができるほどなのです。ビール大好きなイギリス、ワイン好きなフランスとは全く違う光景です。

ご存じの方も多いと思いますがスウェーデンは自殺者が多いといわれています。(2016年では日本より下ですが)それに関係してなのかアルコールに対する規制が厳しいのかなと思いました。イギリスではガブガブ飲んでいるワインが飲みにくくなるのはつらい・・・。(私だけでしょうか?)

最大の問題は北欧スウェーデンは社会福祉国家といわれていますが、その財源は労働者が支払う税金です。ハズのもらえる額から考えて50%以上の税金がかかることになります。つまり手取りは半分。さらに、女性の社会進出もあたりまえなので、家族として考えた場合、夫婦の収入が基本となっている(と思われる物価の高さ)のです。つまり、私も働かないと普通の水準の生活ができないことに。現に専業主婦が存在しないスウェーデン。

ハズは仕事がすでにあり、会社の中はインターナショナル。言い換えるとスウェーデン語で生活しなくてもなんとかなるレベル。

一方私は買い物からすべてローカルな人との付き合いがメイン。スウェーデン語が必要です。当時友達のイギリス人からは

「スウェーデンは英語が通じるから大丈夫」

と言われていましたが、とんでもない。看板も、バスに乗るにもすべてスウェーデン語しか表記もない。

そんな私がスウェーデン語をマスターし、仕事が見つかるまで、とてもみじめな生活になりそうです。

今(イギリス)なら何も不自由なく暮らしているのに・・・。

いろいろ考えながら帰国。子供たちの顔をみながら

「やっぱりスウェーデン移住は無理だな・・」

と思ったのでした。

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