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【あつ森から学ぶ生物の話】「アレクサンドラトリバネアゲハ」と「ヨナグニサン」を比べて見たら凄く胸が熱くなりました。2/2

続いてはヨナグニサンに行きたいと思います。ちょっと、アレクサンドラトリバネアゲハという名前が長すぎて文字数がw あと、アレクサンドラをアレキサンドラと書いてしまうので、もうやだ~。


フータ先生の解説

アレクサンドラトリバネアゲハはですね、ハイビスカスの 花のミツが大好きな 世界でもっとも大きな チョウです
幼虫も 体長12センチを 超える チョ~巨大な イモムシなんだそうで、モゾモゾ動いてるのを 見た日にはもう・・・
うう・・・ なんだか 説明しているだけで、冷や汗が 止まらないです・・・ ああ、キモチワルイ・・・
ヨナグニサンは 世界最大級のガで、羽の模様が 毒ヘビのように見えるのは 捕食者をけん制するためとも 言われています
成虫になると 口が退化してしまい エサを 一切 食べなくなるため、長くても 二週間しか 生きられないそうです
そう聞くと 少し 気の毒にも思えますが、この 見た目と大きさ・・・ ふつうに、キモチワルイ・・・

チョウとガだったらどっちが好きですか・・・?


ヨナグニサンについて

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ヨナグニサンは、チョウ目ヤママユガ科に分類されます。こちらは、ガです。チョウもガもチョウ目という点では同じなのですが、そこから派生する分類でしっかりと「ガ」に分類されています。

アレクサンドラトリバネアゲハの方は、イギリス王妃の名前が由来だったり、ワシントン条約で保護されていたりしましたが、ヨナグニサンの方はもっと私たちの身近です!

沖縄よりももっと南の「与那国島(よなぐにじま)」で、初めて発見されたことから「ヨナグニサン」と和名が付けられました。何となく「〇〇さん」って名前みた~いって思っていたら、割と間違いじゃなかったんですね。漢字では「与那国蚕」と書くんですが。

中国語では「皇帝の様な蛾」と意味する名前で呼ばれ、英名ではギリシャ神話の巨人アトラスから取って「アトラス・モス」です。ヨナグニサンもアレクサンドラトリバネアゲハと同じく、高貴なガ様なのではないでしょうか。


ヨナグニサン【見た目】

翅は大きく広げると25センチくらいです。アレクサンドラトリバネアゲハよりも、ヨナグニサンの方が小さいんですね。・・・フータ先生が「世界でもっとも大きな チョウです」と言ったところから、チョウもガも同じという点で答えは出ていたんでしょうか?

さらに最近の情報だと、ヨナグニサンよりも大きい蛾が登場したそうです。その名も「ヘラクレスサン」嘘でしょと思う名前ですよねww なので現在、ガの中で最も大きな種類はヘラクレスサン。ヨナグニサンは2位になったのだそうですよ。そりゃまあ、ヘラクレスさんには勝てないでしょ。お名前からして。

翅の色は茶色で、木に擬態できそうな色調です。白い模様は翅がすけている感じでして、スリガラスみたいです。蛇の頭のように見せているのは翅の上部のところだと思います。確かに画像を見ても、目のような黒味と口のようにすぼまった形が蛇みたいに見えますね。


ヨナグニサン【生態】

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日本にも生息するヨナグニサン。中国やインドまでの東南アジアで広く分布しているみたいです。ちなみに、ヘラクレスサンはニューギニアに生息するみたいですよ。あの辺りには、世界最大のチョウとガがいるんですね、すげえ。

さて、成虫になったらご飯を食べなくなるというのはその通りで、幼虫の頃に蓄えて置いた栄養分で生きるみたいです。なので成虫になってからは、もっぱら繁殖行動に集中しないといけません。何となく、セミに近いなと思いました。奴らも地上では一週間しか生きられませんし、鳴くのはパートナーを探すためらしいので。


(だいたい)最大のチョウ・ガを比べてみました。どちらも高貴な名前や呼ばれがありますが、その生き方は全く違います。2匹が一度同じ場所に集まって話し合えば、それぞれの苦労と工夫を話し合えば、アレクサンドラアゲハはもっと多くの卵を産めるようになると思いますし、ヨナグニサンは成虫期を楽しむことも出来るのだと思います。

・・・それぞれの生き方。それぞれの進化。なんですね、胸が熱くなりました。

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