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へ〜


聞いていてちょっとびっくりしたんだ。

多分今から10年近く前のものだと思う。対談をYouTubeで見かけた。

沢田研二×吉田拓郎

漠然としたイメージってあるじゃない。
吉田拓郎と言えば、反体制的で巷の流行りものなどくだらねーと切って捨てるようなイメージがあった。
ポップスは演歌と同じ歌謡曲と言う枠の中に入ってたけど「勘弁してくれ、フォークは違うぜ!」
みたいにね。

「沢田研二が大好きで、派手な衣装着てバックバンドでギター弾きたいってずっと思ってた」と、話す拓郎。歳とってから思ったんじゃなくて、沢田研二の全盛期にそう思っていたらしい。

これは正直驚いた。イメージからは想像できない。
ただよくよく考えてみると、拓郎は体制批判に繋がるような、あるいは反戦、そのような歌とは離れていて、主に恋愛を歌っていたのよね。
「結婚しようよ〜」って。

一方で沢田研二。彼はライブコンサートが一番好きだと言う。毎晩のようにテレビで華やかさに包まれていたのに。
こちらも考えてみたら、キャバレーやジャズ喫茶から始めたバンド活動が、内田裕也に引っ張られて日劇のウエスタンカーニバルで突き抜けたわけだから、さもありなん。
タイガースのジュリーから沢田研二になってからも、あくまでもバンドボーカルの「ソロ」活動だったのかも知れないな、と聞いてて思った。

イメージとは違ったけど、なんだか不思議と嬉しくなったな〜

フォークの大御所とスターの対談だ。一時間弱位の対談だったけど面白かった。

拓郎はある歌手のひとつの歌に心を持っていかれたらしい。なんだ、この上手さは!って。10年前にしたって、当時から見て充分過ぎるほど懐メロだぞ。
細川たかしの「矢切の渡し」

「iPodに入れていつも聴いてる」

今書いてるこの記事、若い人には伝わらないよな〜と思いながら書いている。
ロカビリー系は言うまでも無いと思ったのか、沢田研二は「自分の頃大スターって言えば、御三家なんだよ」と。
新がついてもイメージ湧かない人がいるだろうよ。なのに新は付かない話題でふたり盛り上がっていた。
橋幸夫、舟木一夫、西郷光彦だ。
拓郎も普通なんじゃんって思ったよ。

バーブ佐竹の名が出なかっただけでも。。。

そしてふたりが共通して好きだと言っていた歌があった。カラオケで歌うと。

「骨まで愛して」


#雑記

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